旧十月二十四日。今年の冬は寒くなりそうかな、と予感させられた後、またしばらく小春日和が続いています。今週の木曜日12月7日は二十四節気の“大雪”です。日本海側、東北地方ではこの頃から急に冷えて、まさに大雪となるく模様です。
皆さんは気がつかれましたでしょうか。東京あたりの紅葉が、今年はとっても美しいことを。TVニュースのトップ画面で都内の公園を俯瞰する映像が流れると、目を疑うほどの色鮮やかな紅葉に驚かされます。
私が住む町の住宅やビルに囲まれた小さな公園でも、銀杏の黄、欅の橙、桜の朱、いろはもみじの紅、とじつに多彩です(写真右は月島の公園)。都会でこんなにも紅葉が見事なのはちょっと記憶にないほどです。いつもは色づく前に散ってしまったり、枯れてしまったり、一本の木でも綺麗に紅葉することが珍しいのに、たくさんの種類の木が、足並みを揃えて一斉に彩っています。どういった条件が重なると、このようになるのでしょうか。何でも「地球温暖化」のせいにしてしまいたいところですが、ちょっと考えてみました。以下は私の勝手な仮説です。正解がありますでしょうか。1,夏がとっても暑かったこと。2,秋が暖かく雨が多かったこと。3,11月中旬になって急に寒い日が続いたこと。4,これまで木枯らしがあまり吹いていないこと。5,11月下旬は小春日和が続いたこと。さあ、いかがでしょうか。皆さんはどう思いますか?
そんな小春日和の12月1日(土)、友人のmizunoくんとにわかに“暮らしのリズム”写真部を結成して、新宿御苑に行ってみました。
園内に入るのはざっと20年ぶり以上になります。そのせいかただでさえ巨木が多い印象だったのが、さらに大きくなったような気がして圧倒されてしまいました。さすがに紅葉のピーク、ということでアマチュア・カメラマン、家族連れ、散歩する人々がごった返しています。(4分割の写真左上から時計回りに:台湾閣の中から見るとちょっと異国情緒/新宿門近くのカエデともみじ/常緑の椎をフレームに紅葉ピークの桜と色づき始めたセコイア/桜の葉、黄色~朱への見事なまでのグラデーション)
千駄ヶ谷門から入って1時間ほどかけて歩くと、体が温まってほんのり汗ばみ、喉もカラカラになってしまいました。「酒類持ち込み禁止」の規則を忠実に守ったことを僅かに後悔しながら歩いていると、レストラン「ゆりのき」がありました。メニューにはビールが。窓側の席を陣取りちょっと早い乾杯。ここはお薦めスポットです。ただし16時閉店なのでご注意を。
(右:結局最後はコレ。それにしても銘柄がHeart Landとは脱帽。恐れ入りました。)