"暮らしのリズム"的できごと

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残暑収まる秋分、彼岸花は?

2012年09月22日 12時46分35秒 | まち歩き

 旧八月七日。二十四節気の【秋分】となりました

  陰陽の中分なればなり
         『暦便覧』(天明八年/1788年発行)

 「暑さ寒さも彼岸まで」の言い伝え通り、東京は昨日からぐっと気温が下がり、長く続いていた熱帯夜・真夏日から解放されました。この先、最高気温こそ30℃越えの日もありますが、それも数時間だけのことで朝晩は涼しく、秋深まる速度が加速して行くことでしょう。

B0922yuyake  写真は9月19日水曜日。午前中時折激しい雨に見回れ、夏と秋の凌ぎ合いとなった日の夕方。雨上がりの空には虹がかかり、西から広がって来た秋空の夕焼けがとても印象的でした。徐々にやってきたのではなく、一気に秋のスイッチが入ったような感覚です。

B0922cosmos  もう一枚は、秋の風物詩、浜離宮恩賜庭園のコスモスです。春は菜の花、秋はコスモス、というのが、この花畑の定番です。今年も黄花コスモスがいっぱいに花を咲かせています。花粉や花の蜜を求めてクマンバチ、アオスジアゲハ、コガネムシなど色々な虫が集まってきていてとても賑やかです。

 秋のお彼岸と言えば例年きっちり正確に花を咲かせる、彼岸花、なのですが、昨年たくさんの花を見ることが出来た佃の隅田川テラスではまださっぱり咲く気配がありません。暑い日が続いていたからでしょうか、それともこの夏の小雨の影響なのでしょうか。あのハッとさせられる毒々しい紅の花も秋深まりを実感するスイッチの重要な一つです。それでも彼岸花は一晩でヒュルヒュルッと茎が成長して早朝にパッと開く神秘的な花ですから、今夕あるいは明日の朝あたりかもしれません。

 “暮らしのリズム”が主催する恒例の落語会『居酒屋寄席』を12月8日(土)開催に向けて準備を進めています。まもなく正式に発表致しますので、どうぞお楽しみに。


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