旧五月二十九日。まったくピンと来ないかも知れませんが、今日のこの青空が、今年最後の【五月晴れ】ということになります。明日からは旧六月です。
そして、今日は二十四節気の【小暑】です。今日から【立秋】前日の8月6日までのことを【暑気】と言います。
大暑来れる前なればなり。
『暦便覧』(天明八年/1788年発行)
「とにかく暑くなりますよ」ということを言いたいのでしょう。それにしもて、ドンピシャで関東甲信越は昨日に梅雨が明けてしまい、一気に真夏の空気に包まれてしまいました。これは平年より15日早く、去年より19日も早いそうです。地中の蝉も慌てていることでしょう。
今年は梅雨入りも随分と早かったものですから、季節がぐっと前倒しになっている感じがします。夏から秋の花である、ノウゼンカズラや、百日紅も早々と花を咲かせています。長く暑い夏になりそうです。熱中症には十分に気をつけましょう。
そして、今日は新暦の七夕。例年より早く夏空となり、しかも新月前夜ということもあって、空気の澄んだところでは天の川をよく見ることができるでしょう。それでも、“暮らしのリズム”では「節句は旧暦」で参りたいと思います。今年の旧七夕は、8月13日。月遅れ盆の頃になります。(写真は10日ほど前、木場公園にて)