"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

冷え込み厳しい寒の入りとなりました

2013年01月05日 16時16分28秒 | まち歩き

 旧十一月二十四日。今日は二十四節気の【小寒(しょうかん)】、寒の入りです

  冬至より一陽起るが故に陰気に逆う故、益々冷ゆるなり
             『暦便覧』(天明八年/1788年発行)

 今日から【立春】(今年は2月4日)の前日、つまり節分までの三十日間が一年で最も寒い“寒”ということになります。
 この冬は、年の瀬の12月から寒い日が続き、日本海側などの雪国では
記録的な豪雪となっているところが多いようです。C0104sazanka今日が寒の入りといわれても、もはやすっかり寒い思いをしている人は多く、さらに寒さのピークがこれからだと聞けば、うんざりしてしまいます。(写真は江東区の木場公園で撮った山茶花の大木。みごとな花つきで気持ちを明るくさせてくれます)

 お正月も、こんなに寒かった記憶はありません。小寒の日は一日か二日ほどずれることもありますが、気象庁のホームページで過去10年、1月5日東京の最高気温と最低気温を調べてみました。
 最低気温が最も低かったのは10年前、2003年の0.7℃、続いて2006年が1.1℃、2012年が1.9℃。最高気温が低かったのは2006年の6.7℃、2005年の8.1℃、2008年の8.7℃で、10℃を越した年が4年もあります。
C0104mansaku  で、今日はというと、最低気温が0.2℃、最高気温は4.7℃。この冬が如何に寒いか、というのがおわかりいただけたと思います。暦どおりにこれからひと月が寒さのピークとなるのか、早くから寒かった分春の訪れも一足早くやってきてくれるのか、祈りながら寒さと戦ってゆこうと思います。(新春にまず咲く「まんさくの花」。例年ではちらほら黄色い花が開く頃。よ~く見ると蕾がわずかに開いています。春はここから始まるのだと思います。)

 すっかり申し遅れましたが、平成24年最初のブログアップとなりました。どうぞ本年もよろしくお願い致します。皆様にとって健やかで幸せな佳き年となりますことを、心より祈念しております。