旧七月五日。強い日差しが注がれて猛暑の日々から一転、今日は早朝から雷鳴と大粒の豪雨に見舞われています。これで少し涼しくなってくれると有り難いのですが、まだまだ猛暑は続きそうです。
三年に一度、真夏の大祭。佃住吉神社の例大祭が8月1日(金)から4日(月)までの四日間行われました。連日35度近くまで気温が上昇する水掛け祭にふさわしい天気の中、隅田川対岸の島々が熱く活気づきました。
(写真上=8/1の午前10時、住吉神社を囲むように6本の大幟旗が一斉に揚げられ、祭のムードがぐっと盛り上がって行きます)
(写真右=8/2の行事は獅子頭の宮出しと町内渡御です。雌雄一対の獅子頭の特に触ると縁起がいいとされる鼻緒を佃住吉講の若衆が勇壮に奪い合います。翌日に登場する宮神輿=八角神輿の巡幸路を祓い清める目的の伝統的な行事です)
(写真左=8/3は早朝5:45から境内にて八角神輿の出社祭~宮出し~海上祭~船渡御出船が行われます。左上より時計回りで:厳かな出社祭/佃住吉講の若衆が威勢よく八角神輿を担ぎ上げ/低い位置から高く迫り上げられるまで波に揉まれているかのようです/前日夕方に御霊移しを前に装飾や担ぎ棒が整えられて行きます)
(写真右=左上から。早朝の柔らかい日差しの中、宮出しをした八角神輿は旧石川島の隅田川テラスに降りてきます/待機している艀舟に載せられ/水上祭を執り行い/船渡御に出ます。かつては担いだまま海中渡御が行われていました。そのため八角神輿は内部の隅々まで漆がしっかり塗られているそうです)
(写真上=八角神輿は8/3に勝どきの御旅所で一晩置かれ、最終日8/4に各町を渡御します。我が町、月島二之部にもやってきましたので、家の近所を通る時を中心に今回はたっぷり肩を入れました)
始まってみればあっという間の四日間です。また三年後まで、となると寂しい気もします。今回は出来るだけ中心の住吉神社に足を運び、そこでどのように祭が行われているかを、僅かですが感じることが出来ました。貴重なものを見ることが出来てとても胸が熱くなりました。町内を渡御する八角神輿の重さを前回以上に感じたような気がします。