"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

名月を出迎える彼岸花の艶

2007年09月25日 15時17分59秒 | まち歩き

925meigetsu 旧八月十五日。十五夜“中秋の名月です。別名“芋名月”とも呼ばれる特別の月。 収穫されたばかりの里芋に見立てたお団子をお供えして、お月見を楽しみましょう。今宵は東京でも雲の切れ間から名月を臨むことが出来そうですね。今年の“中秋の名月は、満月(9/27木曜日)にはまだちょっと早いのですが、それだけにここしばらくは綺麗な月夜が続きそうです。
(写真は渋谷駅前の歩道橋で明治通り越しにぽっかりと昇ってきた中秋の名月。一点の曇りもない綺麗な月でしたね)

 今年の暦ではお彼岸と中秋の名月が重なりました。
秋のお彼岸というと、神秘的な彼岸花が咲く頃ですね。925higanbana別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という仏教の梵語を由来とする名前があるように、どこか儚げで、神秘的な花です。毎年正確にお彼岸の頃花を咲かせるのは、陽気の変動に関わらず太陽の動きにのみ影響しているのでしょう。名月を迎えるように咲きそろう今年の彼岸花は、ますます神秘的に見えてしまいます。
(写真は秋分の日、葉山・一色海岸の公園に群生する彼岸花。早朝の軟らかい陽光に照らされてますます色鮮やかでした)