自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

ハセガワ1/12 TZR250製作記 その3

2021年06月17日 06時39分44秒 | プラモデル製作記(陸)

TZR250の製作を続けます。

全てのパーツのランナーからの切り離しとゲート処理、整形が完了し、塗装色別の仕分けも終りました。
普通ならサフ吹きに掛かるところですが、今回は「コーナリング姿勢」で作る計画なので、ちょっと細工が必要です。

バイクでコーナリングを楽しまれたことがある方ならお判りだと思いますが、コーナリングはブレーキング→バンク→立上り(アクセルオン)の3プロセスがあります。
この3プロセスの間に荷重が前輪→両輪→後輪という順に移っていきます。
所謂、ピッチングという現象です。
強いブレーキング時はフロントサスはフルボトム近くまで沈み、リアは車輪が浮きそうになるくらいになります。
バンクしている時はブレーキングは終っているので、フロントサスは少し戻って、リアに荷重が移り、リアサスが沈みます。
立上りに入ってアクセルを開けるとリアサスは更に沈んで荷重が完全にリアに移って曲がりながら加速していきます。(TZRはここが凄く良いんです!)
今回は真ん中のバンクからアクセルを開け始めて立上りに入った状態を想定して作りたいと思います。

その為には、キットの空車状態のサスでは可笑しな感じになるので、前後のサスを少しづつ縮める必要があります。

先ずフロントからです。
フルボトム近くから少し伸びた状態なので、キットのサスを2mm弱縮めます。
写真の上がカットする前のフロントフォークパーツで、これを赤い線の所でカットします。
そしてインナーチューブ側を2mm弱(ほぼ目分量!)カットして縮めました。
両方のパーツを再度ジョイントする時は補強を兼ねて1mm径の真鍮パイプを入れました。

左右のフロントフォークの短縮が完了しました。
赤丸内がカットしたインナーチューブです。

次はリアサスです。
リアはモノショックなのでパーツは1組だけです。
元のパーツはこの長さです。
インナーチューブとアウターチューブの境目でカットしました。

アウターチューブ側にインナーチューブの太さの穴をピンバイスで掘ります。
この穴の深さの分だけサスが沈む訳です。
大凡の目分量で2mm程度、掘りました。

この穴に元の長さのインナーチューブを差し込んで流し込み接着剤で接着します。
結構縮んだのがお判り頂けると思います。

これでコーナリング姿勢に迫力とリアルさが出ると思うのですが、果たしてどうなりますやら・・・

<本日のBGM>

 

コメント (13)
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