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100匹目のドジョウ

 「100匹目のドジョウ」はアンソニー・サクマが創作した生物学の現象である。利根川水系に生息するドジョウの生息域は主に樹木の陰であり、従って柳の下にドジョウを探すのは理にかなった行動であるにもかかわらず、誤った格言「柳の下にドジョウが二匹」により、愚かな行動とされてきた。

 しかし近年「柳の下のドジョウ」は確率的に正しい戦略であることが再認識されている。手当たり次第にドジョウを探すより、木陰を探したほうがはるかに効率が良いのは明らかであるからである。

 そして「柳の下のドジョウ」を肯定的に引用する人が100人を超えた時、この考え方が急激に日本全体に拡散した。お互いに交流の無い、地理的にも隔離された人たちが、たとえば淀川水系で柳の下のドジョウを探し始めたのである。

 当初、社会科学的にこの知識の拡散と言う現象が分析されたが、知識の共有に至る過程を解析することが出来なかった。そして、生物化学的なメスを入れたとき、驚くべき事実が判明した。

 どうも百匹目の猿現象が人間にも起こっているらしい。ある知識の所有者が100人という閾値を越えると、空間を隔てた他の個体に容易に伝播するらしいのである。この超自然現象とも言える事実に対し、科学の目はインターネットやグーグルといったキーワードを基に解析を進めているようだ。

Photo: http://www.agri.pref.kanagawa.jp/suisoken/naisui/fishfile/dojyou.htm
注:この記事は事実に基づいていない完全な創作です。
 
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