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自分のいびきは何故うるさくないのか

 左右の人差し指を使った実験がある。まず左の人差し指は動かさず、右の人差し指でトントントンと左の人差し指をたたいてみる。このとき左指はたたかれている感覚があるが、右指はたたいている感覚が弱い。軽く目をつぶるともっとはっきりする。

 これは、右指がたたいていることを脳が知っていて、刺激があることは当然だとしてマスクしてしまうからである。一方、左指を誰かがたたいているぞと報告された脳は何事だろうと意識に報告するのである。脳が、自分の右手がたたいているのを知らない、あるいは知らない振りをするのもどうかと思うけれど、実際そうである。

 皮膚の表面には触覚を感じる神経がはりめぐらされている。それなのに裏返しにでも着ない限り衣服をまとっていることを意識することはない。これも脳が触覚からの衣服に関する信号をマスクしてしまうからである。

 激しい騒音の電車の中で眠れるのも同じであろう。脳が無害な音と判断し、意識に伝達するのを止めてしまうからだろうと思っている。

 一日中スキーで遊び疲れた上に、夜、酒盛りをしたりすると、そのあと必ずいびきをかくらしい。それもかなり凄くて障子が共鳴したりするという。朝になると「昨夜はいびき凄かったですねー」などといわれてしまう。「えへへへへ、、、」と言うしかないのだが、すみません。

 いびきの発生源の鼻と耳の間は5センチも無くて、本当はものすごくうるさいはずなのに、いびきをかいている当人は天下泰平と眠っている。これも脳のマスキング効果なのだろう。

 誰かが大きないびきをかきはじめたら、これは自分のいびきなんだと脳にやさしくお話してあげよう。きっと脳は「なあんだ、自分のいびきだったのか」と安心して眠りにつけるはずだ。

 誰か実験して結果を教えてくれるとありがたい、残念ながら自分では実験できないので。何しろいびきに対する完全な免疫ができてしまっているから、、、、、


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