先週末もさらにドタバタの週末でした。
11日(土曜日)
息子の住んでる町内、高岡市伏木の旧町名「赤坂」というところなのですが。
この町内でカラオケ教室を主宰しているお姐さんから、私とmiyuに声がかかりまして、カラオケ教室の発表会のゲストに呼ばれちゃいました。
私は、久々の三味線でのお仕事なので張り切って行って参りました。
会場は昨年新築された伏木コミュニティーセンター。
以前はボロボロの福祉会館しか無かったのですが、立派な施設が出来たものです。
3階のホールは260席の椅子が並べられていたのですが、座れない人が出て椅子の追加があり、結局は300人近くのお客さんが来られていたようです。
年配の方々のネットワークの力は凄いですねぇーー、感心しました。
このカラオケ教室の会主のお姐さんはもともと民謡の先生だったそうで、今でも実家の千葉の民謡教室に出張して教えておられるそうです。
父親が秋田出身の民謡歌手ということで、秋田民謡は何でも唄われるようで、今回は会主の唄う津軽タント節と秋田小原節の三味線を弾かせて頂きました。
miyuは正調麦屋節3コーラスと、越中おわら節2コーラス。
爺の三味線伴奏も滅多に無いことだし、300人もの人前で歌うのはあまり無いことなので、さすがのmiyuも珍しくちょっと緊張したそうです。
たまには緊張感を持ってステージに上がってもらわないとね・・・。
でも程よい緊張感のおかげか、麦屋節も越中おわら節も今までに無い良い唄でした。
後から聞いた話によると、「赤坂に民謡の上手な女の子がいるそうな・・・」という噂はあちこちに流れていたけど、生の唄を聴いたのは始めてという人がほとんどで、皆さん感動されていたようです。
また「赤坂のマドンナ」をあちこちのイベントで呼んで下さいね(^^)v
12日(日曜日)
北日本民謡舞踊入善大会です。
私は尺八固定伴奏の当番なので、早々に自宅を出発、いざ入善町コスモホールを目指します。
狭い富山県だけど、西の端の氷見から東の端の入善までは1時間半もかかるのです・・・。
実は今回の伴奏曲目の中に、「立山馬曳き唄」というのがありまして、私は吹いたことも聞いたこともありませんでした。
坪内副理事長に相談しましたが、音源も尺八譜も無いとか。
結局本人にお願いして北日本新聞社経由でテープを送ってもらい、私の手元にテープが届いたのが先週水曜日。
大急ぎでテープから音を拾って尺八譜を書いたのが木曜日の夜中で、何とか間に合いました。。
味のある良い唄ですので、少しずつ唄う人が増えてくれれば良いなぁと思います。
事前からドタバタの雰囲気だったのですが、実は当日もえらい大変でした。
尺八固定伴奏の今回の相方は、富山のスター寺崎美幸さんのお父さんの寺崎博さん。
二人で交代で4部門90名の選手の伴奏をするので一人当たり45人の伴奏です。
これだけでも大変なのに、加えて各部門の間のアトラクションにも伴奏で出なくてはなりません。
まずはこの日の朝、控え室で突然hamiさんから、「道南口説の太鼓を叩いてくれないか」というお誘いが・・・。
別に断る理由も無かったので引き受けましたが、道南口説の太鼓なんて長い間叩いたことないし、ましてこんなに大きいホールで太鼓を叩いた事なんて無いし、、、ちょっと変な汗をかきました(^^ゞ
無事道南口説は終了。
さらに寺崎美幸ちゃんの、秋田荷方節の三味線伴奏。
3年ほど前に一度弾いたきりで、唄う人がいないのでそのまま忘却の彼方になっていた秋田荷方節。
半月ほど前から毎日毎日、秋田荷方の練習を続けて本番に臨みましたが、なかなか完璧には弾けませんね。
2コーラス目後半から疲れが出てきて最後はボロボロになって終わりました・・・やっぱり練習不足です・・・反省。
ま、直前まで尺八吹きまくっていて、決してベストな状態では無かったのですが、悔やまれます。
お客さんにはそんなにボロボロには聞こえなかったそうで、結果オーライとしましょう。
次に谷口寛美さんの津軽タント節の三味線伴奏。
今度はhamiさんが太鼓で、道南口説の逆パターンです。
ちょっと長目に前弾きをさせて頂いて、ストレスを発散しました。
谷口さんの唄もhamiさんの太鼓もノリノリで、気持ちよく弾けたので、満足満足でした。
この日のプログラム最後は藤本むつみ会さんの尾鷲節。
華やかに笛を吹かせていただきました。
かくして、超ドタバタの入善大会は無事に終了したのでした。
また一人寂しく1時間半をかけて自宅へ帰還。
実にしんどくもあり、楽しくもありの長い一日でした。
あまりの疲れに珍しく10時半に早々とダウン。
週末のドタバタはまだまだ続くようです。