三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

先週末は民謡オフ会でした。

2015年12月26日 02時08分22秒 | 民謡・尺八・笛

先週末、ネットで知り合った仲間達の民謡オフ会がありました。
東京、埼玉、名古屋、そして地元からの参加も合わせて17名の民謡バカが集うオフ会でした。


最近ではSNS花盛りで、老若男女多くの人がネットで知り合いになったりして楽しんでおられますが、10年前はというとFacebookもTwitterもまだ知られていなくて、ブログもまだ世に知られはじめた頃でした。
「民謡」と入力して検索してもわずかしかヒットしないような時代でしたが、その頃からの友達も今回のオフ会の中に何人かいらっしゃいます。
その後mixi全盛期になり、みなさんこぞってmixiにはまっていましたが、最近ではFacebookとLineで簡単に何でもできるようになって、隔世の感があります。


過去3回毎年年末に、北陸と東京の真ん中をとって群馬県の伊香保で開催していたこのオフ会ですが、昨年のオフ会の折、2015年は北陸新幹線も開通することだし富山で開催しようかと言うことに決定しました。
そのまま話を持ち帰って地元の主要メンバーと相談しましたが、結局成り行きで私が幹事をする羽目に・・・。
いつもこんな役回りです( 。-_-。)

さぁ、そこからが大変でした。
12月の下旬の書き入れ時に、いくら宿泊するからとは言っても、昼からホールもしくは大広間を気前よく貸してくれるところなんてなかなかありません。
いつも同じようなパターンで使っている某ホテルにまでも、「今は予約が入ってないけど、その時期はお昼だけのお客さんもいるだろうから貸せない」とつれない返事。
「昼料金と宿泊料金の両方を払ってくれれば貸します」なんてふざけた事を言われまして、もう二度とこのホテルは使わないぞ、と心に決めたのでした・・・フン。

仕方なく、日中の民謡研修会(と称したエンドレスの民謡三昧)と晩の宴会・宿泊の会場は別々に押さえることにして、昼の部は以前に2度ほど使ったことがある自宅から車で3分の氷見市海浜植物園のワークショップに照準を合わせて、直接行って話をしました。

ところが担当者は、「植物園に関係のある会合しか使えない」とのこと。
以前にお箏の発表会や、胡弓の発表会に使ったことがあるけど・・・と言うと「それでは、植物園に関係のある緑とか花とかいう言葉が入った名称の会合ならお貸ししましょう」との返事・・・「ならはじめからそう言えよ」と思いましたが、そこはぐっとこらえて・・・
別にいかがわしい会合をする訳でも無いのに、お役所の考え方ですかね。
使わないで遊ばせておくよりは、地元の住人にもっと気軽に利用していただけるように、という考えは無いのですかねぇ。
それではということで会合の名前を「花と緑の民謡交流会」という名称にして、花にちなんだ民謡を何曲か演奏することとして届けを提出、無事にホールを借りることが出来ました。

夜の部は氷見の民宿でちょっと良いところをということで、私の見立てではイチオシの「青柳」を予約。
この時期の週末は早めに予約しないとまず予約が出来ないので、早々と7月に予約しました。


さて、本編です。


12月18日(金曜日)

東京組4名が前日入りで来るというので、新幹線新高岡駅まで車でお迎えに行きます。
新高岡駅はいつも駐車場が満車状態なので安全策をとって早めに家を出ましたが、結局無料の駐車場はすべて満車。
仕方なく有料の立体駐車場に止めましたが、たった10分間駐めただけで500円も取られました。
今年の春に続いて10分間で500円取られたのはこれで2度目です!
東京の真ん中でも10分で500円なんて話は無いと思いますが、どう思いますか。
高岡市には早急になんとかして欲しいです。

東京組を車に乗せて、かーちゃんから情報を仕入れていた最近人気の回転すし店へ。
11時開店の直後だったので店内はがらがら。
でも、人気店と言うこともありあっという間に満席状態になりました。
ランチメニューの氷見握りのセットを注文。
なかなか美味しかったです。




昼食のあとは、他の3名とは別れて、胡弓のyumiさんの集中レッスンに同行します。
地元の奏者の胡弓を習いたいと言われるもので、地元の先生方にお願いして私がスケジュールを調整しました。

まずは午後から亀ヶ谷先生の道場をお借りして、五箇山民謡を中心に胡弓は林弓晴先生、唄は亀ヶ谷治夫先生、そして私の三味線で、レッスン開始。
実際に間近で地元の方が胡弓を弾くのを見るのは初めてと言うことで、大変勉強になったそうです。
私はというと、普段麦屋節以外の五箇山民謡の三味線を弾くことはほとんど無いので、大汗ものでした。




午後のレッスン修了後は高岡市の村松屋さんに移動して、昼の東京組と合流。
社長の話を聞いたり、胡弓の試奏をしたり、目の保養をしたりしていただきました。






夜のレッスンは村松屋さんのお稽古場を借りて、越中おわら節の胡弓のレッスン。
指導は私の胡弓の先生でもある本田麻優美さん。
私は三味線でお手伝いでした。




いろんな事を細かく指導していただき、yumiさんにとっては大変有意義なレッスンだったようです。
いくつか課題も見つかったようで、彼女の今後に期待したいと思います。
きっと大飛躍されると思います。

というわけでこの日は終了。
まだ民謡オフの前日だというのに疲れました。



12月19日(土曜日)

民謡オフの当日です。
会場は10時半から借りてあったので、音響一式と楽器を積んで車で3分の海浜植物園へ向かいます。
実は我が家と同じ町内なのです。

受付で、ワークショップをお願いしている民謡の会ですがと言うと、若いねーちゃんが怪訝そうな顔をして「届けは出されましたか?」だと言うではないですか。
むかっとして、準備してあった届けのコピーを見せたら無愛想な顔で「どうぞ」だと。
いくら片田舎の植物園でも、受付のねーちゃんはもっと愛想を良くして貰わないとねぇ。
それとも出がけに嫌なことでもあったのでしょうか・・・

気を取り直して会場に機材を運び一人寂しく設営をします。
会場は2階なのでこれがまた結構な重労働でした。
ま、一人のほうが気ままで良いのですけどね・・・

12時スタートの民謡キャンプですが、集まりが悪くてすこし遅れてのスタートとなりました。
まずは宿題になっていた「花と緑の民謡」から。
「花笠音頭」「真室川音頭」「りんご節」と続きます。
一度始まると途切れなく延々と民謡を唄い続けるのが私たち流。










途中ウチのmiyuのワンポイント参加もあったり。




会場は4時半までなので、4時にキャンプ終了。
あっという間の4時間でした。
民謡好きにはこういうのってたまりませんね。
おそらく時間に制限が無ければ、きっと12時間ぐらい平気でエンドレスの民謡をやってると思います。
ま、尺八の私は途中でギブアップするかもしれませんが・・・


皆さんは海浜植物園から民宿へ直行。
私は音響機器を一旦自宅へ持ち帰ってから民宿へ向かいます。

宿に着くと女性軍は既に民謡キャンプの続きで大盛り上がり中。
いやぁ、元気だわ・・・(^^ゞ

夕食はなかなかの料理でしたが、私の感覚では以前よりちょっと落ちたかな・・・とやや不満でした。
それでも県外からの皆さんには十分満足できる料理だったようです。




食事もそこそこに昼の続きで大盛り上がり。
いつか時間制限の無い民謡合宿をやりたいものです(笑)











部屋に戻っての2次会でもなかなか話は尽きず、結局2時半頃まで音量自粛モードでの宴会は続きました。



















12月20日(日曜日)

朝食後に一旦解散。




地元勢は幹事の私とhamiさんが残り、二人で東京勢をあちこち引き回します(笑)

氷見の観光スポットと言えばまずは番屋街。
私を含めて地元の皆さんは見向きもしませんが、地元民以外にとってはなかなか楽しいスポットです。
氷見牛コロッケや、金箔ソフトという変わったものもありまして、皆さん満足だったようです。
私はというとこれが3度目の番屋街でした。


番屋街の次は氷見うどんを食べようということで、私の自宅からすぐのところにある氷見うどん製造会社直営のうどん屋さんへ向かいます。
直売店の方は何度も来ていますが、うどん屋さんのほうは初めてでした。

そういえば前回、前々回の民謡オフは伊香保。
日本3大うどんのひとつ水沢うどんのお膝元でして、当然翌日は水沢うどんを食べてから帰ってました。
氷見うどんは日本3大うどんには入ってませんが、5大うどんか10大うどんには入るのでは無いかと思います。

地元民としては見慣れていてそんなに感動するものでもありませんでしたが、コシのある細麺と魚介系の出汁はきっと皆さん満足されたのでは無いかと思います。




氷見うどんの次は有名な撮影スポットの雨晴海岸へ。







実は土曜、日曜とこの時期にしては珍しく良い天気が続き立山連峰もばっちり見えて、素晴らしい眺望に皆さん大満足でした。
なかなかこんな良い天気に出逢えることが無いので、ひとえに皆さんの日頃の行いが良いからだと思われます。
実は私は超雨男なのですが、きっと晴れ女達のパワーがはるかに勝ったのだと思います。


で最後に高岡市の御車山会館へ。
今年オープンした施設だそうで、私は存在すら知りませんでした・・・反省。

立派な施設なのですが、日曜日の昼下がりにお客さんは私たち一行とあと3人連れの女性だけ。
PR不足もあるのだと思いますが、実にもったいない話です。
税金の無駄遣いと言われても仕方ありません。


以上で氷見高岡の観光を終え、途中高岡大仏を車中から拝んで新幹線新高岡駅へ向かいます。
案の定駐車場はいずれも満車。
駐車場が空いていれば車を駐めて、新幹線のホームまで見送ろうと思っていましたが、残念ながら来年の再会を約束して駅前で東京組の皆さんとはお別れ。
きっと早ければ8月のきゅんあんでお会いできるかもしれません。


かくして、今年の民謡オフは無事に終了。
私の拙い幹事役も無事に終了しました。
今回民謡オフ初参加だった皆さんにも満足していただけたようで、幹事としてもホッとしています。

来年の民謡オフはまた伊香保かな。
今から楽しみです。

コメント (4)
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