またまた先週の出来事です。
周回遅れになるとなかなか挽回できません(笑)
2月27日(木曜日)
富山県芸術文化協会主催の「県民ふれあい公演」という行事で、富山市の「県立しらとり支援学校」へ行って演奏してきました。
メンバーは今回の公演のためだけに急遽組まれたグループです。
箏のKさん、胡弓のMさん、そして私の尺八の変則トリオです。
ついでだから津軽三味線も弾けば、と言われて、5分間の津軽三味線タイムもいただきました。。
変則トリオゆえに楽譜なんかないし、そこはいろいろと工夫しながら考えましょうということで練習を始めたのが1月末。
それから毎週水曜日の夕方に集まって練習すること4回。
私以外のお二方は比較的楽観的な方なので、小心者の私一人ではらはらどきどきの連続でしたが、何とか形になったのでやれやれでした。
なんと25年度のふれあい公演の大トリです。
曲目は以下の通り。
・越中おわら節
三味線の代わりに十七絃で三味線パートを弾いてもらい、胡弓はそのまま、尺八で唄と囃しのパートを吹きました。
・こきりこ節
箏の伴奏で、胡弓が旋律、笛で前奏と囃子のところを吹きました。
・大きな古時計
箏の伴奏で、尺八が旋律。譜面は大慌てで書きました。
・春の海
第1回目の練習の時、できたらやりたいな・・・と箏のお姉さんに言われて、一生懸命練習しました。
何とかそれらしくなったのでゴーサインが出て、プログラムに追加になりました。
・さくら
これは箏の伴奏で、胡弓が旋律。私は休み。
・津軽三味線独奏
津軽じょんから節 中節~新節
・砂山
箏と尺八で、薫風之音さんアレンジの楽譜で演奏しました。途中の速いところはボロが出るのでカット。
・花は咲く
これが一番の問題でした。邦楽ジャーナルのスコアをもとに、旋律を胡弓に持って行ったり、三味線パートを尺八で吹いたりと、結構やりくりをしました。
この日のプログラムの中で一番長い時間練習したと思います。
というわけで、当初はどうなることかと不安しかなかった変則トリオですが、何とか無事に終了することができてほっとしています。
このような事でもなければ「春の海」を吹くことも無かったと思いますので、機会を与えていただいた皆様に感謝です。
せっかくの変わった企画だったのに慌ただしく時間が過ぎてしまい、写真も撮ることができず、録音もできなくて残念でした。
昨日になって富山新聞に5日遅れで記事が載っていました・・・私のブログと大差ありません(笑)
画像付きの記事だったので、何となく雰囲気はわかる思います。
ちなみに私の薄茶色の着物はお初でした。
またこのような企画があればいいなぁ、と思ったりしています。