大会に向けて最後の追い込みの時期なのに、両手首に爆弾を抱えているのであまり長時間練習できません・・・2時間が限度です。
そこで仕事の合間に駒のチューンアップを施してみました。
プロフィールの通り歯科技工を生業としている私の作業所には、いろんな便利な物があるのです。
まずは失敗しても良いような駒で実験してみました。
駒は市販の普通の駒(煤竹、2分7厘)です。
同じ高さの物がもう一個あって比較するのが容易なので、これを使いました。
裏のほうから、厚みをデバイスで確認しながら慎重にルーター(専門的には歯科技工用エンジンという)で削ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cb/48f9f0aabeedf934bfd0be6f9f727e1b.jpg)
最初は1ミリ以上はあった厚みを、0.3ミリ前後まで削って薄くします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/89/805fd59d0a2cf766a64ab788f8ff2efa.jpg)
電灯に透かしてみるとこんな感じで、透けて見えるくらいまで削ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/84/d3e1860998ba30243ebe7c0df9dd9ca5.jpg)
重さは、最初0.6グラムだったのが、0.5グラムになりました。
0.1グラムのダイエットです。
ノーマルの駒と比較しながら試奏してみると、実に良く鳴ります。
音は明るく華やかな音になりました。
低音は、ノーマルよりは少し軽く聞こえますが、音がドーンと前に出るようになりました。
調子に乗って、他の駒もチューンアップしてみました。
超お薦めです!
ただ、強度は確実に低くなると思いますので、取り扱いには注意が必要かと思います。
撥のチューンアップもやりたいのですが、その昔調子に乗って削りすぎて、使い物にならなくした苦い経験があるので、なかなか思い切れません。