相変わらず東奔西走の毎日で、なかなか落ち着いてブログを書く暇がありません。
なるべく一週間遅れにはならないように、無い暇を見つけて顛末を書きたいと思います。
先週木曜日、16日に、砺波市の若鶴酒造大正蔵で、タブラの吉見征樹さんと津軽三味線の佐藤通芳さんのデュオライブがありました。
と、書くと他人事のように思えますが、実は友人からの頼みで富山公演は私が任せられてしまいまして(主催者になってしまった・・・)、会場確保から音響のセッティングまでほとんど私が行いました。
当初は誰か知り合いで富山公演をお願いできる人はいないですか、という依頼だったのですが、そんな奇特な人はいる訳も無く、、
頼みの綱の村松屋さんにお願いしたところ、「あんたがやるんだったら手伝ってあげる」と言うことだったので、仕方なく引き受けることになったのでした。
若鶴酒造大正蔵は、今まで民謡で2度程使わせていただいたこともあり、担当者も良く知っているので会場はすぐに決まったのですが、問題は動員でした。
木曜日と言うことで、これが富山市ならまだ話は違うのでしょうが、砺波で平日の夜に集客するのはなかなか難しいものがありました。
民謡関係の先生方はだいたい平日はお稽古が入っていて、良い返事がもらえません。
それでも時間をやり繰りして多くの皆さまに来ていただいて、本当にありがたいことでした。
さて、ライブ当日。
ミキサー、アンプ、スピーカーは会場備え付けのものが使えるので、マイク、マイクスタンド、モニタースピーカー、ケーブル等を積んで会場の若鶴酒造大正蔵へ向かいます。
スポットはいつもお世話になっている天の声の大島さんに、某劇団所有のものを借りてきていただきました。
スポットが無いとちょっと寂しいので、借りることが出来て良かったです。
一人で大汗をかいて大体セッティングを終えたところに、吉見さんと佐藤さんが到着。
時間が早すぎてホテルにチェックイン出来なかったそうで、早めに会場へ来ていただけました。
サウンドチェックをして、一旦ホテルへ戻られました。
民謡で使った時も思いましたが、天井が高い分、音が実に良く響きます。
ライブハウスでは味わえない自然の残響が実に気持ち良いです。
ミキサーではエフェクトを一切かけてないのですが、自然の素晴らしい残響で十分なのです。
吉見さんから私にも1~2曲弾いてくれないかと言われましたが、ここはあくまでもお二方のライブだし、ミキサーの番もしていなければならないので、今回は裏方に徹することにして辞退させていただきました。
次回また機会があれば考えたいと思います。
開場前にお酒の試飲コーナーがスタート。
大吟醸からウィスキーならぬ梅スキーまで、たくさんのお酒が試飲出来ます。
実はこれが楽しみで来られた方も何人か・・・。
私は喉から手が何本も出てましたが、我慢の子でした・・・。
その場で販売もしていまして、結構売れたみたいです。
7時にスタートしたらイブは、休憩をはさんで約2時間。
吉見さんの軽妙なMCと超絶テクのタブラは、何度聞いても実に素晴らしいです。
通芳さんの津軽三味線は、超絶スピードとパワフルな撥さばきでこちらも実に素晴らしいです。
あっという間の2時間でした。
会場に来られた皆さんからも、良かったという声がたくさん聞こえました。
若鶴酒造の方の話では、皆さんこんなに熱心に聞かれるライブはあまり無いのだそうで。
大体演奏中でも試飲に会場から出たり入ったりする人が多いのだそうですが、まったくそれがなかったと言って感心されていました。
終演後、スタッフと記念撮影。

家内と、息子の嫁のお母さんには受付をしていただきました。

ワワワワ~

全員集合
機材を撤収して、ファミレスで遅い食事をして自宅へ戻ったら23時。
とにかく、ノートラブルで無事にライブが終了したので、良しとしましょう。
一つ大きなイベントが終わったので、肩の荷が何百グラムか減ったようです。