「津波から逃げ切ろう」のゲームをする参加者ら
美浜町自主防災連絡委員会(村岡茂委員長)は24日、町地域福祉センターで、県出前講座「きいちゃんの災害避難ゲーム」を受講。12地区から50人余りが参加し、県が作成した「津波から逃げ切ろう」「避難所運営しよう」の2種のゲームを地区ごとのグループで体験して、災害時の行動や対策を考えた。
「津波から逃げ切ろう」は、冬場の悪天候の早朝に南海トラフ地震が発生する想定のもと、地震・津波災害時に、自宅エリア、避難路エリアを経て、避難場所にたどり着くまでの課題を体験するシミュレーションゲーム。
参加者らはまずは事前準備なしの状態でカードをめくり、自宅エリアでは通電火災や家具転倒、自宅の施錠等、避難路エリアでは、家屋の転倒やブロック塀倒壊、避難行動要支援者への対応など降りかかる課題について、グループで話し合いながらゲームを進めた。
ゴールしたら、今度は事前準備有りの想定で、再ゲーム。どこへ逃げるか家族で話し合い避難カードをつくっておく、県防災ナビをスマートフォンにインストールし機能を使えるようにしておく、など事前準備を整えてからゲームに臨んだ。2回のゲームを体験後、参加者からは「事前準備の大切さがわかった」などの声が聞かれた。
続いて「避難所運営しよう」のゲームにも挑戦。県職員は参加者らに「議論するなかで課題を見つけ、地区に持ち帰って、自分たちのところではどうする?との議論につなげてもらえば」と呼びかけた。
村岡委員長は「みんなで顔を合わせ話し合うところがいい。災害時に、顔を知っているのと知らないのとでは、避難のしやすさがずいぶんと違う。今後、避難所運営の訓練をみんなでやりたい。いろいろ考え、こうしたらいいなとアイデアを出し合って、より有意義なものにしていけたら」と話していた。
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