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参院選・和歌山選挙区、鶴保庸介氏(自民)貫禄の5選 〈2022年7月12日〉

2022年07月11日 08時30分00秒 | 記事


5選を決め、花束を受ける鶴保氏


 第26回参議院議員通常選挙は、10日に投票を行い、即日開票された。5人が立候補した和歌山選挙区(改選1)は、自民党現職で元沖縄北方担当相の鶴保庸介氏(55)=公明党推薦、岩出市=が県下全市町村で票を伸ばす圧勝で貫禄の5選を決めた。共産党新人の前久氏(66)=和歌山市=、参政党新人の加藤充也氏(57)=和歌山市=、新党くにもり新人の谷口尚大氏(42)=印南町=、NHK党新人の遠西愛美氏(37)=橋本市=は及ばなかった。当日有権者数は79万5669人(男37万2223・女42万3446)。選挙区投票率は52・42%で3年前の50・42%を2ポイント上回った。

全国トップ「当確」も笑顔少なく
安倍元総理に黙祷、万歳三唱なし

 和歌山市の選挙事務所には開票前から支持者が詰めかけ、午後8時ちょうどに、全国トップを切って当確が出ると「おぅ!」「やったぁ!」と歓声や拍手がわき起こったが、拍手に迎えられて姿を見せた鶴保氏に笑顔は少なく、凶弾に倒れた安倍晋三元総理に黙祷を捧げ、恒例の万歳三唱は行わなかった。
 鶴保氏は「本当にありがとうございました」と礼を述べた上で安倍氏死去の訃報に「本当に悲しく、腹立たしい。このような不幸なことが二度と起きないように我々がしっかりとした政治をしなければならないという決意を皆さんと共有したい。あってはならない現実、見たくないことも正面から受け止め、ともに行動しないといけない時だ」と述べた。
 5期目には「本当にありがたいこと。本当の戦いはこれから、と武者震いしている。地方がこの国の主役。そのために同志と協力して前へ進みたい。これから地方の問題を共有する仲間と議論し、ゼロベースで国のあり方を考えていきたい」と決意を述べた。
 党県連会長の二階俊博元幹事長は「県連として鶴保先生を先頭に一丸となって県民の皆さんの要望、期待に応えていきたい」、中西孝紀・後援会連合会長は「全国トップで当確を出させていただき、お礼申し上げます。和歌山を再興するため、大いに活躍してもらわなければならない。皆さんの一層のご支援をお願いします」と述べた。


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