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髙根碧さん(みはま支援学校教諭)JICAボランティアでラオスへ 〈2022年7月23日〉

2022年07月23日 08時30分00秒 | 記事


籔内町長と並んで、髙根さん(左)


 8月からJICAボランティアに参加しラオスに向かう、県立みはま支援学校教諭の髙根碧さん(26)=和歌山市出身=が21日、美浜町役場を訪れ、籔内美和子町長に抱負を語った。JICAボランティアは、日本政府のODA予算により、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する事業。開発途上国からの要請(ニーズ)に基づき、それに見合った技術や知識、経験を持ち「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む人を募集し選考、訓練を経て派遣する。

 高校生のころからJICAボランティアに興味を持っていた髙根さん。みはま支援学校で3年間、中高生に英語を教えた経験を生かしたいと、今回応募し、ラオスの障がい者職業訓練校で英語教師をすることが決まった。
「ラオスで教える学校には自信が持てない子も少なくないと聞く。生徒が英語で会話できるようになれば自信につながる。現地の生徒と支援学校の生徒をオンラインでつなげたい。支援学校の生徒が世界に目を向けるきっかけになれば」。和歌山青年海外協力協会の談儀善弘会長によると、JICAボランティアでは、英語を母国語としない人が派遣先で英語を教える任務は最近始まったばかりだそう。
「ラオスには象使いの免許があるとかで、今回いっしょにラオスに旅立つみんなと、その免許を取ろうと話しています」と、ラオスでの生活にもワクワクしているところ。
「ご両親も心配されていると思いますが、健康に気をつけて」と籔内町長。「たくましくなって帰ってきます」との髙根さんの答えに、籔内町長や談儀会長らは「自信もつくでしょうね。帰ってこられたら、ぜひお土産話を聞かせてください」と続けた。
 髙根さんのラオス派遣期間は1年8カ月間。自己啓発休業制度を利用して去る4月から、みはま支援学校を休職し、研修を重ねてきた。8月25日に出発する。


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