今後の検討課題について説明した初会合
令和3年度に比井小を志賀小へ統合するのに向け、第1回日高町小学校統合推進委員会が5日、町役場3階会議室で開かれ、両校区代表10人に委嘱状を交付し、会長に尾崎雅彦さん(66)=久志区長=を選出。今後、3、4回の委員会を設け、町教育委員会が提示する方針について意見を出すが、10月頃の次回開催までに保護者向けにアンケートを配布して方針を周知しながら校名や校歌、制服などについて意見集約した上で、保護者説明会を開催する方向性を示した。
松本秀司町長が両校区の代表区長、育友会やPTA代表、学校長の10人に委嘱状を交付し、初会合には玉井幸吉教育長らも出席。会長に尾崎さん、副会長に山本源昭さん(68)=小浦区長=を選び、尾崎さんがあいさつした。具体的な意見を出してもらうのは次回からだが、統合へ向け教委側から校名、校歌、制服、スクールバス運行、学校誌編纂、交流活動、運動会等学校行事、育友会やPTA運営など今後、話し合いが必要なことを提示した。
学校名はこれまで町内で統合した例を見ると、ほとんどが地区名から名付けられてきたことや、志賀小と比井小の校歌を紹介したり、比井と阿尾との統合のケースは比井小の校歌が使われた経緯なども説明。制服や体操服は新しくなった場合なども保護者の負担にならないよう町で購入するよう検討。統合後のスクールバスは志賀ルートで1台、比井崎ルートで1台で、比井崎が時間がかかりすぎる懸念もあることを説いた。
「今回は答申を出す委員会か?」の質問には「教委が方針を示し、その上で意見をいただく。最終決定は教委」とし、保護者説明会も都度、開きたいとも示唆。委員から「説明会の場で意見を出しにくい。先にアンケートを配って、匿名で書くことができれば。委員として代表できている人も意見が分かるので良い」との声もあり、町教委もまずはアンケートを実施して9月中に保護者説明会を開きたい意向で10月頃の第2回委員会で意見を参考に教委の方針とすりあわせる。
このほか、委員は次のみなさん。
古川悟(比井小学校長)岩下麻祐子(同校PTA副会長)松下由紀子(同産湯・小坂地区役員)栗本憲治(志賀小学校長)前井健司(同校育友会長)小林久起(同副会長)岡本利昭(比井区長)佐藤菊夫(柏区長)。
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