第71回県中学校総合体育大会陸上競技は25、26日に紀三井寺陸上競技場で開き、共通男子砲丸投で大成中3年、岩城結太君が13メートル85の自己新記録をマークし準優勝、全日本中学校陸上競技選手権の標準記録13メートルを突破し全中大会の切符をつかんだ。日高中3年・小宮泰誠君、大成中1年・福居京弥君、同3年・永江そらさんが優勝と健闘した。
共通砲丸投の岩城君は、1投目は緊張しすぎて11メートル90、気持ちを切り替えた2投目は12メートル37、3投目が12メートル15と記録は上向きに。後半は上位8人でさらに3投。「1投目の時と同じ気持ちで投げるように」との助言を受け、4投目で13メートル39をマークし自己ベスト(12メートル87)を更新、5投目も13メートル85とさらに記録を伸ばし連続でベスト更新し2位、標準記録も突破し初の全中出場を決めた。
前半は記録が伸びにくかったが、後半は体勢を立て直し目標の13メートル台にのせた。大会前の特別練習で腰の入れ方などを入念にチェックし、本番では連続で自己新記録を出す結果につながった。
岩城君は「記録は大満足です。投げ方を見るとまだまだ改善すべき点があるので改善し、全国では14メートルを目標に頑張りたい」と意気込む。全日本中学校陸上競技選手権大会は8月21日から24日までヤンマースタジアム長居=大阪市=で開催される。
共通男子走高跳の小宮君は決勝で165センチ、170センチに成功し、173センチは1回目で突破。目標の180センチに挑んだが失敗、自己ベストにわずか2センチ届かなかったものの好記録で優勝。県総体後に行われた混成競技記録会では177センチをクリア、ベストを2センチ更新と順調に仕上がり「近畿は180センチを超え、8位入賞を目指したい」と話した。
1年男子1500メートルの福居君は序盤から先頭グループに入りレースを牽引。ラスト400メートルからスパートをかけ、2位の選手をわずかにかわし4分35秒41でゴールし自己ベストを4秒余り更新。1年生ながら冷静なレース運びで優勝を決めた。福居君は「接戦で勝ち優勝できたのはうれしい。近畿では8位入賞を目標に自己ベスト更新を狙いたい」と話した。
共通女子円盤投の永江さんは前半に3投。2投目にイメージ通りの投げで28メートル37をマーク、自己ベスト(29メートル63)にわずかに届かなかったがこの日一番の記録。上位8人でさらに3投し、26~27メートル台を出し、2投目の記録で優勝を決めた。永江さんは「2投目は練習通りに投げられた。近畿大会は30メートルが目標。練習では出ているので狙えると思います」と話した。
各種目とも上位3位が8月10、11日に皇子山総合運動公園陸上競技場=滋賀県大津市=で開く近畿中学総体に出場する。
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