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印南町 日裏勝己町長、任期満了まで半年切る 9月議会で3選出馬表明か  〈2019年8月28日〉

2019年08月28日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(令和2年2月23日)に伴う印南町長選挙まで半年を切った。現職の日裏勝己町長(68)は現段階で次期町長選への態度を明確にしていないものの3選出馬の可能性は高いと見られる。1期目同様に近く開会する9月議会で態度表明すると見られ、日裏町長の態度表明後は対抗馬が現れるかが注目となる。

 1期目の同期には町商工会をはじめとする各種団体、地元真妻地区区長会(松原、丹生、崎ノ原、皆瀬川、小原、西神ノ川、田ノ垣内、上洞、川又)ら多くの区から出馬要請が来ていたが、今回は3月に元村区が行っただけ。各種団体は様子見の構えだが、9月議会での態度表明に向けて今後出馬要請が相次ぐことも予想される。
 3月の元村区からの出馬要請の際、日裏町長は「身に余る光栄で大変ありがたい。町民のために任期を精いっぱい頑張りたい」と3選出馬への態度は明確にしなかった。26日の本紙の取材にも日裏町長は「切目川ダム完成、わかやま国体(自転車ロードレース、ゴルフ競技)の開催、高台への新庁舎移転建設、防災・減災対策、教育環境インフラ整備、高齢者福祉対策など今しなければならない喫緊の課題について議員、町民の皆様のご理解、ご協力を得ながら取り組んできた」と町長就任からの7年半を振り返り「人口減少対策、町の活性化、安全・安心の確保など重要課題も山積している。町民の皆様とともに、誰もが実感できる5つのまちづくり『誇りあふれる郷 いなみ』を創り上げる決意を新たにしている」としながらも「今はただ残された任期を緊張感もって務めていきたい」と述べるにとどめた。
 次期町長選まで半年を切った中で出馬表明している人はいないが、日裏町長の3選出馬の可能性は高いと見られ、1期目同様に9月議会で態度を明確に示し出馬表明となりそうだ。一方、対抗馬の動きは現時点でないものの前回、前々回と現職と新人の一騎打ちが続いており、前回敗れた新人を擁立したグループの動向が注目となる。前回、前々回とともに新人の出馬表明は師走に入ってからで、年内いっぱいは目が放せい状況が続く。


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