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第5回アジア・オセアニア高校生フォーラム開会式 日高高校から 薮本佳奈さん、小串楓子さん参加 〈2019年7月31日〉

2019年07月31日 08時30分00秒 | 記事

開会式で、壇上から手をふる薮本さん(上段左)と小串さん(同右)


 27日から始まった県主催第5回アジア・オセアニア高校生フォーラムの開会式は29日、県民文化会館で開き、日本から県内高校生12校20人、県外5校5人、アジア・オセアニア地域の20の国・地域から各1人の高校生が集結。舞台に並んだ参加生徒らは司会者から順に紹介され、日高地方から臨んだ日高高校の薮本佳奈さん(3年)と小串楓子さん(2年)は、日高高校の名が呼ばれると、並んで笑顔で会場いっぱいに集う観客に手を振った。

 同フォーラムは、平成26年度に日高高校が100周年記念事業として行った「アジア高校生フォーラム」の意思を引き継ぐ会。海外からの高校生は、それぞれの国・地域らしい服装で舞台に上がり、多様性豊かに会場を華やがせた。
 仁坂吉伸知事は「ようこそ」と参加生徒らを歓迎し「このフォーラムでは全力を尽くし、積極的にディスカッションして相互に刺激しあうことを楽しんで。このフォーラムで大いに成長し、すばらしい未来を一緒につくりあげて」と呼びかけあいさつした。
 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)の西村英俊事務総長は、先日開かれたG20大阪サミットの議事内容を紹介し、5回目を数えたこのフォーラムを「将来のリーダーをつくり上げる素晴らしい機会」と称賛。同フォーラム継続開催のきかっけとなる取り組みをした日高高校とそれを支えた人々の尽力に、感謝の意を表した。
 参加生徒を代表し、ミャンマーの生徒と近大付属の生徒は壇上に並んで「異なる意見を交わすこと、他の人の見解を聞くことを楽しみにしている。アイデアを共有し、地域、世界の抱える課題の解決に向け努力したい」と宣言。続いて参加生徒らが順に、自国や母校を紹介した。
 参加生徒らは、28日から3泊4日の英語合宿をしながら、フォーラムに臨んでいる。「同じように熱意のある人らと意見を交わせて楽しい。合宿の部屋は、県民5人とブルネイ、台湾の生徒の7人。会話が弾んでいます」と、薮本さん。「全体会に向け準備をしていて、意見交換がいい感じで進んでいます。部屋はマレーシアの子と二人部屋。コミュニケーション、取れています」と、小串さん。
 薮本さんは30日、教育を研究課題とした分科会で、学校教育における図書館の役割と有効活用法について意見を発表。小串さんは31日の全体会のなか、観光・文化をテーマにした部で、耐久高校生とともに司会を務める。


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