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御坊市創生事業、交流人口増へ資源磨き魅力発信 〈2016年7月17日〉

2016年07月19日 08時30分00秒 | 記事

寺内町や宮子姫など御坊の魅力発信へ(写真はごぼう商工祭)


 御坊市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の新規事業で、市内の魅力ある地域資源を再発掘・整理し、それに磨きをかけて複数のオリジナルストーリーをつくり、全国に情報発信する「わがまち魅力発信事業」を実施。29日に各種団体代表ら14人で構成する「まちの魅力協議会」初会合を開き、今後の方向性などを確認する。市内の各種団体や若者、女性、関西圏の大学生をはじめ全国から意見を聞きながら効果的なプロモーション戦略、最適なプロモーションツールを制作し、交流・定住人口増をめざす。

 市には堅田遺跡や岩内1号墳、湯川氏館、宮子姫、熊野古道、寺内町をはじめとした歴史や文化、日本一の生産量を誇るスターチスや舞妃蓮、日高川や海岸線をはじめとした自然など他に誇れる地域資源があるが、総合戦略づくりで行った市民アンケート調査、若者や女性とのワークショップで出された「これといった特色、魅力がない」「地域資源が市内外に発信できていない」との意見に代表されるように戦略的な取り組みや情報発信力が不十分。
 市民がふるさとに愛着と誇りを持ち、市内外に御坊市の魅力を最大限発信し、交流・定住人口を増やすことを目的に国の地方創生加速化交付金4000万円を活用し「わがまち魅力発信事業」を実施。このうちプロモーション戦略策定は2400万円をかけ、大手広告代理店の(株)博報堂=東京都、戸田裕一代表取締役社長=に業務委託。データ等の収集、市内の地域資源調査、現状分析など準備を進めており、29日午後7時から市役所で「まちの魅力協議会」初会合を開き、本格始動する。
 8月から農協や漁協、観光協会、御坊商工会議所、紀州鉄道など関係団体のヒアリングを行い、魅力や課題等を調査しながら同社のオリジナル共創プラットフォーム「talkit」を活用し、全国ユーザーから地域資源について意見を聞き、活用アイデアを募集する。11月5日に共創ワークショップを開き、市内の各種団体や地域づくり団体、若者、女性をはじめ、関西圏の大学生にも参加してもらい、地域資源を共有し、オリジナルストーリー作成に向けた意見を聞く。
 オリジナルストーリーは地域資源を組み合わせて磨きをかけることで「地域全体で共有できるもの」を作成する。どのようなものになるかは未知数だが、寺内町や宮子姫、舞妃蓮などを組み合わせながら女性や若者、高齢者、家族などターゲット別にテーマを絞ったストーリーを複数つくる考え。ストーリーが出来上がればそれを基に効果的なプロモーション戦略を策定するとともに、最適なプロモーションツールを制作し、全国に情報発信する。
 観光客らの受け入れ態勢の整備は御坊商工会議所に事業委託し、中町商店街にある旧JA紀州中央御坊支所跡に情報発信拠点を整備し、秋以降に祭り道具など御坊をPRするものを常設展示し、休憩所として利用する。産品開発や記念品作成に取り組むほか、寺内町の景観整備として「犬矢来」(いぬやらい=緩やかなカーブを描く垣根)や御坊の花をイメージした飾りも作成して寺内町の風情を盛り上げる。


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洞口諒君(日高中津)伊藤園「お~いお茶新俳句大賞」優秀賞に輝く 〈2016年7月16日〉

2016年07月16日 08時30分00秒 | 記事

高校生部門で上位8人の優秀賞に輝いた洞口君


 大手飲料メーカー(株)伊藤園が実施する「お~いお茶新俳句大賞」の高校生部門優秀賞に、日高高校中津分校3年の洞口諒君=美浜町和田=の作品「悲しい日 紙ヒコーキが 飛んできた」が選ばれた。日本語俳句5部門と英語俳句部門に186万2954作品の応募があり、洞口君は高校生部門で大賞に次ぐ上位7人の優秀賞に輝き、賞金5万円を受け取るほか、9月以降に発売される「お~いお茶」のパッケージに掲載される。同校3年の浜西綾汰君=同=も佳作を受賞した。

「お~いお茶」の新俳句大賞は、今回で27回目を迎え、幼児を含む小学生部門から一般の部、英語俳句の部の6部門に合わせて過去最多の186万作品を超える応募があった。日高中津分校では3年前から国語の授業に俳句を取り入れており、同コンテストに全校生徒が参加し、今回も80人が約300作品を応募。これまで同校からの入賞者はいなかった。
 洞口君は、悲しいことや悪いことがあった時に紙飛行機が飛んできて、心を癒された心情を「悲しい日 紙ヒコーキが 飛んできた」と表現。高校生部門で大賞(1人)に次ぐ優秀賞7人を受賞した。
 洞口君は「こんなに良い賞を貰えると思っていなかったので本当にうれしい。自分の名前や作品が商品に掲載されるのは恥ずかしい気持ちですが、次は大賞を目指して頑張ります」と喜んだ。
 同じく3年生の浜西君は、中学時代に好きな人と歩いている状況を思い起こして「触れる手が 偶然なのか 聞けなくて」という作品に詠み、全部門の中から5000作品が選ばれる佳作を受賞し、入選作品集に掲載される。
 浜西君は「多くの作品の中から佳作に選ばれてうれしい。次はもっと上の賞を目指したい」と話した。


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中田惟斗投手(御坊ボーイズ)が侍ジャパンU15入り 〈2016年7月15日〉

2016年07月15日 08時30分00秒 | 記事

大会に向け力を込める中田惟斗投手


 中学硬式野球の和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースに所属する中田惟斗投手=御坊中3年、右投げ右打ち、179センチ、78キロ=が第3回WBSC・U-15ベースボールワールドカップ2016いわきの日本代表「侍ジャパン」として招集された。同世代の世界最高の大会で、日本代表も将来のプロ野球界を背負う予備軍の選手たちが集う。中田投手は力のある直球を武器にチームではエースとして活躍しており、今回の初選出に期待が寄せられている。

 中田投手は小学3年から御坊少年野球クラブで野球を始め、捕手や投手のポジションをこなし、中学校から御坊ボーイズ入り。2年生から頭角を現し、3年生からエースとしてチームを牽引。力があるストレートは伸びがある上、コントロールも良く、三振を奪える。スライダー、カーブ、チェンジアップも投げ、完投できるスタミナも備える。
 第45回日本少年野球関西秋季大会ベスト8、第47回日本少年野球選手権大会和歌山支部予選中学生の部で優勝に貢献。リーグの枠を超えてボーイズ、リトルシニア、ヤングの3リーグの中学硬式野球チームが戦う第10回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップの和歌山県奈良県地区予選決定戦で強豪の奈良代表・生駒ボーイズを散発2安打で完封するなど活躍した。
 今回のU-15ベースボールワールドカップは、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催で、隔年で開催される、15歳以下の各国・地域代表選手が競う野球の国際大会。U-15野球日本代表は「日本中学硬式野球協議会」のリトルシニア、ボーイズ、ヤングリーグ、ポニーリーグ、フレッシュリーグの中学硬式5団体からの選出で鹿取ジャパンに招集された。
 同大会は日本も含め米国やキューバ、韓国、メキシコなど12カ国が出場して、29日~8月7日に福島県いわき市で開催される。すでに1日から3日間、鹿取ジャパンで合宿に入り、練習してきており、中田投手は「自分の売りである直球で押し、三振を多く奪い、世界一を取りたい」と意気込み、現在の夢は高校で甲子園に出場することで、走り込みや体全体で投げることなど意識して練習し「もっと直球に磨きをかけたい」と話している。


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美浜町の松原高台津波避難場所整備へ 〈2016年7月14日〉

2016年07月13日 15時06分19秒 | 記事

伐採が進められる築山整備地


 美浜町は、松原地区高台津波避難場所の整備に着工した。高台避難所整備は、吉原のダイワボウマテリアルズ(株)和歌山工場南、西川東側の土地に、津波時の高台被難場所となる築山を築くもの。11日から築山整備地の造成に取りかかり、重機を使って松などの樹木の伐採を進めている。

 計画場所は、その一部が、県の埋蔵文化財包蔵地のひとつ、吉原遺跡にかかり、昨年6月に実施した試掘確認調査では、土器のかけらが出土している。そこで伐採後、まずは美浜松原郵便局南側の400平方メートルの一角を発掘調査する。
 築山整備に向けた盛土工事には8月にも着工。盛土には日高港塩屋地区泊地しゅんせつ工事で出るしゅんせつ土を用い、3万8000立方メートルを盛り上げる。
 高台避難場所の地盤高は15・5メートル。高台避難所における最高津波高を標高11・37メートルと想定し、南海トラフ巨大地震による広域地盤沈下量1・33メートルと現況地盤液状化による地盤沈下量0・62メートル、余裕高2メートルを見込んで算出した。のり裾は9500㎡で、避難場となる山頂は2400㎡の台形方。避難人口は対象地区住民約1930人全員を収用できる2000人を想定している。
 高台には、食料や毛布、飲料水などを保管する備蓄倉庫6基とマンホールトイレ20カ所、トイレ洗浄用耐震性貯水槽、かまどベンチ10基、手洗い場、時計塔、緊急車両駐車場5台分を設置。避難誘導灯としてソーラー式LED照明20基を配備し、その蓄電池から携帯電話やスマートフォンを充電できるよう、USB端子も備える。高台の西側麓には、体の不自由な車での避難者も想定し、44台収用できる駐車場も整備する。
 平成29年度には、築山周辺の補強工事と施設整備を行い、平成30年9月には舗装を完了しすべてを完成させる予定。
 施工は、(株)淺川組=和歌山市、栗生泰廣取締役社長=。総工費は2億2500万円。


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印南町の魅力発信へ「チョットええとこ いなみ」発足 〈2016年7月13日〉

2016年07月13日 08時30分00秒 | 記事

いなみの魅力ある写真の投稿呼びかける(かえる橋)


 印南町で、町内の魅力ある光景などを写真に撮って投稿してもらい、それらの写真をインターネットのサイトで閲覧できるようにし、印南町の魅力を町内外に発信しようと11日、実行委員会「チョットええとこ いなみ」が発足した。町の魅力発信はもちろんだが、住民一人ひとりが写真というツールを用いて地元の魅力を認識するとともに、まちづくりへの参加を促すのが一番の狙いで、実行委員会では「めざせ町民100%投稿」を合言葉に、町民が認識を共有し地域活性化へとにつなげたい考えだ。

 町は当初予算で、いなみ魅力本アドバイザー委託料156万円、魅力本制作実行委員会補助金21万円を計上。農産漁村の宝に光りを当てる活動の企画・立案などに取り組むNPO法人山里文化研究所理事長、清藤奈津子さんをアドバイザーに招き、5月に各種団体の代表やIターン者など14人が集まっての準備会を経て11日に町役場で実行委員会を開き、実行委員長に町観光協会長の嶋田隆道さんを選んだほか、プロジェクト名を「チョットええとこ いなみ」と決めた。
 町広報誌などで周知を図るとともに、写真を投稿してもらうサイトを立ち上げ8月1日から募集を開始する予定で、多くの町民に関わってもらうため写真教室や投稿教室も計画。募集する写真は(1)魅力ある(2)ちょっと楽しい(3)おもしろい(4)珍しい(5)美しい-と感じるもので、古い時代のモノやプリント写真も受け付ける。また、住んでいると気付かず、見落としてしまっている魅力的な光景もあり、外部の人だからこそ魅力と感じるものもありそうで町外の人にも投稿を呼びかける。来年7月31日までを期間に投稿してもらい、来年度の町制60周年に合わせて投稿写真を収めた本の刊行もめざす。
 町民が楽しみながら写真投稿などプロジェクトに参加することで、まちづくりへの取り組みを盛り上げ、町民同士のつながりも深めてもらおうというのが大きな目的で、実行委は「場所や風景、日常の一コマなど魅力だと思う写真を投稿してください」と呼びかけている。


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2016年6月 データバンク

2016年07月11日 08時30分00秒 | データバンク

1日
御坊日高の肺がん死亡率全国ワースト男性12位、女性24位御坊市地域子ども見守りネットワークが今年初の統一行動活動国道42号由良町広川町井関間改良促進協議会の畑中雅央会長が、畑~井関間(延長6.4キロ)の抜本的改築と早期事業化を近畿整備局などに要望マレーシアの学生が教育旅行で日高川町に民泊熊本地震の被災地支援で御坊市内5小学校の児童が柏木征夫御坊市長に義援金手渡す

2日
日高町原谷のササユリがシカにより壊滅的被害県警本部と各署に参院選違反取締本部設置日高高校野球部OBが軟式クラブチーム発足関西国際大・夏見宏季選手(日高中津出身)が大学野球全日本選手権出場へ(有)山崎鉄筋工業の災害防止協会の平成28年度安全大会

3日
ねんりんピックGB県予選で美浜煙樹チーム優勝、全国出場決める

4日
御坊青年会議所主催の第30回わんぱく相撲御坊場所。杉本智斗勢君(野口小4年)前田哉君(名田小5年)井口陽登君(切目小6年)が全国大会へよい歯のフェスティバルと供養式寒川ワンダフルナイト三百瀬小で52年目の校内相撲大会日高川町初湯川、リフレッシュエリア美山の里でササユリ咲き誇る

5日
県高校総体弓道で男子団体の日高A、同個人で田渕善文君(紀央館)が優勝。インターハイ出場決める県道場少年剣道大会中学女子個人で美浜少年の山本のどかさんV、中学団体も準V日高町小中、杉村邦雄さん方で絶滅危ぐ種(Ⅱ類)のクマノギク開花第39回全日本おかあさんコーラス関西支部和歌山大会でコア・ブレーメン(印南町)が全国へ少年メッセージ2016日高地方発表大会。優秀賞に石田聖葉さん(日高附属3年)と、中野歩さん(大成中3年)が選ばれる中学硬式野球生石ボーイズ大会で御坊ボーイズ初Vファミマカップ第36回全日本バレーボール小学生県大会予選で、管内8チームが県大会出場ごぼう商工祭2016に人出1万2000人日高地方ふれあいコンサート

6日
県高校総体柔道で小松涼、上東未来、西川美成の紀央館3選手V。全国へ

7日
由良町と一般社団法人日本自動車連盟和歌山支部が「観光振興に関する協定」を締結

8日
日高川町の川辺町、中津村、美山村の3森林組合と印南町森林組合が合併予備調印

9日
由良町定例議会開会。畑中雅央町長が3期目の所信表明御坊市藤田町北吉田区で舞妃蓮のハス池完成御坊市塩屋町北塩屋で製材所の倉庫など焼く

10日
御坊はこぶね幼が花の日訪問

11日
SBエナジー(株)が日高港にパーム油のバイオマス発電所建設計画日高高と同中津分校野球部の第14回定期戦御博のPR用プロモーションビデオ撮影第47回県スポ少軟式野球大会で御坊が近畿ブロック予選出場決める日高川町高津尾でアジサイ見ごろ

12日
日高港へ9月22日、にっぽん丸寄港が決まる無許可でスナックを営業し、18歳未満の女性に接客させたとして印南町西ノ地、スナック経営の小原みどり容疑者を風営適正化法違反の疑いで逮捕第1回黎明会野球で日高alumnus・Yが優勝

13日
日高川町の放課後学習教室「子ども未来塾」が川辺西、和佐、江川各小で開講紀州鉄道紀伊御坊駅で「てつどうワクワクたんけん学校」

14日
御坊市北吉田区畑池で大賀ハス開花

15日
日高町議会が長期欠席議員の報酬条例を県下初制定美浜町三尾、大賀池で一輪開花江川小で不審者対応訓練

16日
御坊市が3年かけて212橋を点検へ

17日
御坊市定例議会開会。柏木征夫市長が7期目の所信表明志賀・比井小児童が産湯海水浴場にヒラメ稚魚5千匹放流

18日
印南町で軽トラ市

19日
ジュニアバレーファミマカップ大会決勝で御坊つばさ準V、名田ソレイユ3位北塩屋ハス池で舞妃蓮写真撮影会第28回県柔道整復師会少年剣道大会で久保井塾、山下塾Aが3位入賞日高川町でクマ出没に注意呼びかけ

20日
切目小で梅をテーマに出前授業仁坂知事が印南町で行政報告会参院選「公開討論会~わかやま夢スクール~」仁坂知事が北吉田の「舞妃連の郷・蓮公園」を訪問

21日
美浜町の婚活イベント「恋するハピネス」で知り合い、結婚した2人が森下町長に報告美浜町津波避難ビル指定協定締結式少年補導功労で切目正さん(御坊市)県下で唯一人の全国栄誉金章

22日
参院選公示。和歌山選挙区は予想の現職、新人の3氏が立候補由良町で第1回野菜ソムリエに学ぶ食育教室

24日
入山で自転車と軽箱バン衝突で男子高校生重傷川辺町森林組合最後の総会印南町森林組合が最後の総会

25日
陸上競技「南山強化塾」始まる夏の高校野球和歌山大会の組み合わせ決まるJA紀州総代会で日高由良両町にセブンイレブン設立承認日高川町「ふじまつり」フォトコン入賞作品決まる和歌山大賀ハス保存会が観蓮会硬式野球県予選中学生の部で御坊ボーイズ2年ぶり優勝、全国へ県スポ少柔道で山田武聖君(美浜クラブ)V

26日
国体シャツをミャンマー2村に贈った県職労日高支部に感謝状届く第40回県小学生バレー日高地方予選で女子8チームが県大会出場決める印南町民プール開き県スポーツ吹矢大会で宮子姫、日高川勢活躍

29日
日高町が初の土のうステーション設置県市議会議長会の25年勤続表彰で西本和明氏と山本清治氏の受賞祝賀会名田中で認知症サポーター講座

30日
県福祉事業団が旧小竹邸改修し新たに物産販売へ日高川町空き家解体補助に申請殺到御坊市の小竹八幡神社で夏越の大はらい公務員に夏のボーナス支給


鶴保庸介氏(自・現)圧勝で貫禄の4選 〈2016年7月12日〉

2016年07月11日 00時30分00秒 | 記事

バンザイ三唱で4選を喜ぶ鶴保氏


 第24回参議院議員通常選挙は、10日に投票を行い、即日開票された。三つどもえとなった和歌山選挙区(改選1)は自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=公明党推薦、岩出市=が県下全域で支持を伸ばし、他候補に大差をつけて4選を飾った。野党統一候補の無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=、幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=は及ばなかった。

「期待に応えるため結果で示す」
全国トップ「当確」に事務所わく

 和歌山市の選挙事務所には開票前から多くの支持者が詰めかけ、午後8時ちょうどに、全国トップを切って当確が出ると「やったぁ!」「よっしゃー!」と歓声や拍手がわき起こり、喜びにあふれた。
 鶴保氏は「全国有数の結果を出していただき、ありがとうございました。だからこそ4期目は仕事をしっかりやり、皆さんのご期待に応えるべく結果を示さないといけない。選挙期間中に訴えてきたが、我々のルールを、我々の生活実感、我々の目線でつくりあげることに尽きる。一丸となってともに協力し、新しい国、地方を創り上げるため戦う同志であってほしい。県民すべての方に感謝申し上げるとともに一緒に頑張っていくことを呼びかけていきたい」と決意を示した。
 自民党県連会長代行の石田真敏代議士は「飛躍するために大事な選挙。皆さんの期待に応えて頑張ってくれると思う」、仁坂吉伸知事は「和歌山は活躍を待っていますということを声高々に言いたい」とあいさつ。バンザイ三唱や花束贈呈、乾杯で当選の喜びを分かち合った。

「私の力が及ばなかった」
由良氏敗戦の弁 残念そう

 午後8時40分過ぎ、南海和歌山市駅前の事務所に姿を見せた由良氏はサバサバした表情で「自民党候補を当選させてしまい、私の力が及ばなかったことにお詫び申しあげたい」と頭を下げた。
 市民連合わかやまの豊田泰史代表が敗戦の弁を述べたあと、由良氏は「和歌山で市民が代表を選び、野党が押し上げて事実上の野党統一候補として選挙運動ができた。和歌山に新しい民主主義の形、選挙の形が始まった。そんななかで戦えてよかった」と振り返り、残念そうに「事実上の野党統一候補で、民進党に正式に推薦をしていただきたかった。選挙に取り組む期間も短かった」と敗因を挙げた。今後に「市民連合と野党統一のこの市民のエネルギーを受け止めて運動を続けていきたい。今回の選挙戦ではいろいろな形での立ち上がり、創意工夫を重ねた取り組みがあり、これは今後草の根のように広がっていくと考えている。これからも憲法と平和、国民の生活を守る取り組みをやっていきたい」と意欲を見せた。

西本氏敗戦の弁
 
 消費税減税や国防強化などで政策を少しでも理解してもらえたと感じる。選挙戦を振り返ると、手応えや反応はあったと思われ、皆さんの多数のご支援に感謝したい。


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参院選きょう投票、鶴保氏(自・現)リード保ちゴールへ 〈2016年7月10日〉

2016年07月10日 08時30分00秒 | 記事

投票所の準備も万全(写真は御坊市内)


 第24回参議院議員通常選挙は、18日間の選挙戦を終え、きょう10日に投票、即日開票される。三つどもえとなった和歌山選挙区(改選1)は自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=当選3回・公明党推薦、岩出市=が着実に支持を広げ、リードを保ったままゴールへ。野党統一候補の無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=、幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=の追い上げなるか。先月21日現在の県内有権者数は国内外あわせ84万1055人(男39万3203・女44万7852)。

 投票は午前7時から県下845カ所の投票所で始まり、一部繰り上げ地域を除いて午後8時に締め切る。日高地方の投票所は御坊市30、美浜町6、日高町14、由良町16、印南町18、みなべ町13、日高川町31の計128カ所で、すべて2時間繰り上げて午後6時に締め切る。開票作業は日高地方などは午後8時から始まり、選挙区、比例代表の順に開票する。
 県選管の発表では、選挙区の開票作業終了時刻は北山村の午後8時30分が最も早く、次いで日高町、由良町、印南町などの午後9時。最も遅いのは和歌山市の午後11時35分。比例代表は管内町は午後11時40分までに終了。御坊市は翌午前1時。県下で最も遅いのは和歌山市の午前2時35分。
 県下の投票率は最も遅い岩出市の午後9時20分以降に確定する。投票率は平成元年は70%を越えていたが、4年53・13%、7年50・03%と低下。10年は63・47%まで戻したが、13年58・93%、16年58・43%、19年59・34%、22年59・38%、25年54・94%と低調。選挙権が18歳に引き下げられて初の国政選挙で若い新有権者の動向も注目される。県や市町村選管は棄権防止を呼びかけている。


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参院選運動きょう(9日)限り 〈2016年7月9日〉

2016年07月09日 08時30分00秒 | 記事

 10日投開票の参議選の選挙運動もきょう9日限り。三つどもえとなった和歌山選挙区(改選1)は自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=当選3回・公明党推薦、岩出市=が幅広い支持を得てリードを保っている。無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=、幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=がどこまで追い上げるか。最終日は和歌山市などで最後の訴えを行う。選挙権が18歳に引き下げられて初の国政選挙で、若い新有権者の動向も注目される。

 西本陣営 「一緒に変えよう。政策はある」をスローガンに消費税減税、国防強化、マイナンバー制度の廃止を掲げ、序盤は和歌山市や日高地方入りし、中盤に紀南地方を回り、終盤は和歌山市を中心に街宣、街頭演説を展開してきた。
 中でも消費減税で景気回復を目指すことに重点を置き、自民党がばらまきで国の借金を膨らませたとし、増税は個人消費を冷え込ませるとして消費税の減税から撤廃を訴えてきた。
 陣営は「財源面で聞かれることが多いが、実情をきちんと説明すると、有権者に理解してもらえている。政策面での景気対策を訴えてきたところで、政治家として一番いい年齢で、チャレンジ精神が良いと聞かせてもらっている。じわじわと手応えを感じている」と話している。
 最終日は和歌山市内で最後の訴えを行う。
 由良陣営 公示後県内全域を2~3周。街宣や街頭演説などで支持を呼びかけている。戦争する国づくりを阻止、平和への思いを前面に訴え、「有権者の反応が段々よくなっている。追い上げムード」と手応えを感じている。街頭演説は連日約20回と精力的にこなし、夜は個人演説会を開催。安保法制(戦争法)を施行、憲法改正を進めようとする安倍政権を痛烈に批判し、「立憲主義、民主主義を取り戻さねばならない」と訴え、じっくりと聞き入る有権者も多い。街宣中には握手を求められたり、「戦争する国にせんといて」「政治を変えて」など思いを託す有権者も。確実に訴えは浸透、知名度も日に日にアップしている。3日に共産党の山下芳生副委員長・参院議員がJR和歌山駅前で応援演説するなど各党や市民団体から多くの応援弁士が駆けつけ、上昇ムード。
 最終日は、最大の大票田、和歌山市で支持拡大に全力。20カ所で街頭演説、5カ所で街角演説会などを開き、最後は南海和歌山市駅前の事務所前で訴える。
 鶴保陣営 「『未来改革』未来(あす)のために現在(いま)を変える」をスローガンに3期18年間の実績をアピールしながら「私が国政を引っ張っていくという強い気持ちでやりたい。全国一律の基準ではなく、私たちの基準、ルールで政策をつくる時代がきた。私たち自身でアイデアを考え、力を合わせてふるさと再生へともに行動しよう」と訴えている。
 党県連会長の二階俊博総務会長、選対本部長の世耕弘成内閣官房副長官、仁坂吉伸知事をはじめ県議や市町村長、市町村議、推薦の公明党、各種団体などから幅広い支援を受け、無党派層からも支持を広げている。前回(平成22年)は27万3960票を獲得しており、今回は初の30万票に届くか。陣営は「油断せず、圧勝目指して最後まで戦い抜く」と気を引き締めている。最終日は和歌山市内で最後の訴えを行う。


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日高川町の指定管理施設で過去最高の実績、売上増で委託料520万円返還 〈2016年7月8日〉

2016年07月08日 08時30分00秒 | 記事

平成27年度の実績を報告するフラット・フィールドOP社の藤井部長(中央)


 日高川町内で民間委託されている観光施設の運営状況を確認するため、学識経験者などで組織する宿泊施設等運営協議会が7日、町役場であり、運営するフラット・フィールド・オペレーションズ(旧(株)本家さぬきや)が平成27年度の事業実績を報告。かわべテニス公園や天文公園で過去最高の売り上げを記録するなど、売上高が前年比約117%(約6600万円増)の約4億8400万円となり、委託料約500万円を町に返還するなど大幅に経営改善が図られている(以下、数字はいずれも前年度比)。

 フラット・フィールド・オペレーションズ=本社・大阪府泉大津市=が受託運営するのは、かわべテニス公園と天文公園、きのくに中津荘、温泉館鳴滝、鳴滝キャンプ場、道の駅Sanpin中津、愛徳荘、美山療養温泉館、美山産品所などで、同社日高川事業所の藤井弥部長が、昨年度の施設別の利用者数や売上高を報告した。
 施設別では、天文公園はじめ中津荘、愛徳荘の宿泊施設の宿泊が続伸したほかかわべテニス公園は売り上げが400万円増。プラネタリウムなどの天文施設を休止している天文公園は、宿泊に特化した運営で売り上げが2400万円(139%)で、テニス公園とともに過去最高の売り上げを更新した。宴会などの利用者増に傾注した中津荘は売り上げが1億100万円(133%)で、平成9年以来の大台を超えた。愛徳荘も売り上げが1500万円増の7500万円で平成18年以来最高を記録した。
 中津、美山地域の施設では、道の駅SanPin中津が、同社との繋がりを生かした大阪泉大津市への売り出しが売り上げに寄与するなど、過去最高だった平成14年に次ぐ1億5480万円に躍進。バンガローが人気の鳴滝キャンプ場は、平成23年の水害で流出したテントサイトの収入がなくなったにも関わらず、バンガローだけで災害前の実績と同規模に復活した。
 今年度の営業利益は約7250万円の赤字だが、町が施設管理業務委託料として約8000万円を支出しているため、同委託料などを含めれば約1000万円の利益。このうち半額の512万円を成果配分金として町に返還する。同社は、平成26年度の312万円を含め2年度間で815万円の委託料を返し、実質的な指定管理料は7570万円まで減額している。さらに同社は、28年度の委託料約7250万円のうち約300万円の配分金返還を目指し、さらなる経営改善に取り組む目標を示した。


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