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世耕弘成内閣官房副長官が管内各所で国政報告会 〈2016年7月26日〉

2016年07月26日 08時30分00秒 | 記事

日高町役場で、安倍政権の取り組みを語る世耕氏


 世耕弘成・内閣官房副長官(参議院議員)が24日、日高地方入りし、御坊市と由良、日高、美浜、印南、みなべの5町で国政報告会を開いた。日高町役場では、地元後援会員らが集うなか、講演。はじめに安倍政権発足以来3年7カ月の間、内閣官房副長官を務めていることに「NTT時代も含め1つのポストをこれだけ長くやるのは初めて」と述べ、同職就任期間が、過去の安倍総理の連続3年3カ月ほか、通算でも過去最高の3年6カ月を超え、最長となったことを紹介した。

 安倍内閣の支持率が、ときに40%まで下がるもののまた跳ね返して50%台に戻ることを繰り返していることに「40%のところに、岩盤のように安倍内閣を支持する人がいる」と述べ、その理由を「歴代内閣が逃げてきたことに向き合い、国民に提示し議論し、法律や予算にしている。仕事をして物事を前に進めてきているから」と分析した。
 「いっぱい成果を上げてきた」と、アベノミクスによる経済振興、東京五輪誘致、平和安全法制成立、戦後70年談話、原発再稼働などこれまでの安倍政権の取り組みを解説。安保法制成立については「18年、国会議員をやってきて一番しんどかった」と可決時の激しい与野党攻防の様子に触れ、中国の軍備増強や北朝鮮のミサイル・核問題など日本を取り巻く環境の変化から「こういうなかで日米同盟だけではもたない。本気でアメリカに出てきてもらわなければ、国民の生命、財産を守れない。万一の際は日本もアメリカ軍とともに行動しともに戦わなければもたないとの判断だった」と説明。続けて「やっておいてよかった」と、現在の北朝鮮の行動などへの防衛対策にも言及した。
 去る10日の選挙結果には「安倍内閣でもうちょっと仕事をせよとのゴーサインを頂いた」。内閣継続の大きなメリットは外交にあるとし、去る5月の伊勢志摩サミットでの安倍総理の行動、言動を解説。サミットを終えた安倍総理に声をかけた際、「俺も慣れたんだよ」と5回目の出席となった安倍総理が答えたことを紹介し「世界の首脳が胸襟を開いて議論するなか、相手の人柄や主張テクニックを分かって、落ち着いた雰囲気のなか議論をリードできた。継続は力なり」と長く総理で居続けたゆえの成果を称賛した。
 今後について「アベノミクスはまだ途中。憲法改正などよりも、とにかく経済に集中してやろう。地方でも実感できるところまで持って行かないと」と安倍総理へ進言したことを述べ、大企業の景気のよさが下請けまでうまく浸透していくよう下請取引適性化プロジェクトを推進していくこと、日本の農林水産業を生き残すために輸出の道を開く取り組みを積極的に進めることを説明した。
 最後に、8月にあると言われている内閣改造につき「官房副長官も手放せないか。そろそろ大臣になってもいいかとの気持ちもある」などと触れ、変わらぬ支援を呼びかけた。


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