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御坊市の健康マージャン全国大会が来年から継続開催の見通し 〈2022年8月28日〉

2022年08月28日 08時30分00秒 | 記事


来年から独自の全国大会開催へ
(写真は昨年秋の国民文化祭全国大会)


 全国麻雀段位審査会などから御坊市に提案のあった健康マージャン全国大会の継続開催が、来年から実現できる見通しがついた。「ねんりんピック」と「国民文化祭」2度の全国大会を成功させた実績等を生かし、御坊市を「健康マージャンの都」として売り出そうという提案。第1回大会は来年9月ごろ、第2回大会以降は6月ごろを予定。自治体独自の全国大会継続開催は全国初の試みとなり、交流・関係人口増、地域活性化等につながると期待されている。

 平成18年から熟年高齢者健康麻雀大会実行委員会が、高齢者の健康維持・認知症予防、国内トップシェアを誇る大洋化学(株)の地域ブランド商品「全自動麻雀卓」の全国発信を目的に毎年、健康麻雀大会を開くなど普及活動に努め、令和元年秋の「ねんりんピック」、3年秋の「国民文化祭」では官民挙げて誘致した全国大会を成功させた。特に全自動麻雀卓を全卓使用した公式の全国大会は例がなく、競技大会開催地として内外から高い評価を得た。
 こられの実績を踏まえ、今年2月に全国麻雀段位審査会、県麻雀段位審査会などから三浦源吾市長、弓倉正啓教育長に健康マージャン全国大会の継続開催の提案があった。3月の市議会一般質問で松本隆史議員が取り上げ、三浦市長が「県内外に御坊の魅力をPRすることができ、注目度を高めれば交流人口が増加し、宿泊・飲食など活性化につながる」と、前向きに検討する考えを示していた。
 その後、担当の市教育委員会生涯学習課が費用対効果など検討を重ねた。課題となった大会開催に必要な事業費420万円の財源確保については、スクラップ&ビルドの考えに基づき、課内の経常経費を大胆に見直すことで毎年度、必要な予算を捻出できるメドがついた。今後、総合計画実施計画や来年度当初予算編成で予算要望し、事業化されれば来年から継続開催する方針。開催による経済波及効果は625万円と試算し、体制については地元関係者、麻雀団体、大洋化学等の協力を得て実行委員会をつくり取り組む考え。
 提案では、事業名を「『健康マージャンの都』ごぼうプロジェクト・健康マージャンペアフェスタ全国大会」とし、会期は1日間。国民文化祭と同様に子どもから高齢者までを対象に全国から約250人を募集。ゲストプロ・招待プロも参加し、2人1組のペア戦で競う。「みーやちゃん」をイメージキャラクターにし、道成寺の釣鐘をモチーフした優勝トロフィーをつくり、特別賞なども設ける。会場には物産、観光、ふるさと納税の各コーナーを設置し、御坊の魅力をPRする。


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