17日に今季一日最高の入りだった産湯海水浴場
日高町産湯海水浴場の営業期間中の海水浴客数を判断するため集計している駐車台数は、今季4011台だった。3年ぶりのオープンとなった今年は、前シーズンの令和元年度比205台減少し、海水浴客数も同比約800人減の約1万8100人と推定。感染第7波の影響はあったと見られるが、減少率は少なく、コロナ禍の中での運営もスムーズで来季以降への手応えとなったシーズンだった。
新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し、令和2、3年の2年間は開設中止したが、今年は地域振興が大きい同海水浴場だけに、開設を決定。例年は土曜日からの海開きが多かったが、コロナ禍でのスタッフ対応に徐々に慣れることも考慮して今年は平日の7月13日からとし、対策を施しながら、海の家は規模縮小するなどしてオープンした。
平日から始まったことや序盤の天候不順から、スタートダッシュはできなかったが、それでも最初の連休書き入れ時となる17日に419台と今季で一日最高の入り。夏休み後の土曜、日曜でみると、最初の23日に188台、24日に246台、次週の30日は142台、31日は220台と7月中は1703台とまずまずの推移。8月中は2308台で、コロナ感染第7波のあおりを受け、観光客の自粛傾向も考えられたが、例年に比べると2割程度の減少にとどまった。
天候に恵まれ、シーズン40日間中、雨天で中止が4日間だけで36日間稼働できたことも大きく、家族連れら1台につき、5人以上が乗っている車両も多かったという。今年度から初めて、同浴場駐車場の利用料1000円を支払った1台に対して、町立温泉館「海の里」みちしおの湯入館無料券1枚を配布。活用率等の集計はまだだが、同浴場へは京阪神など県外の来場者がほとんどで、同券の使用が多い傾向との報告を受けており、観光振興の一助ともなっていると見られる。
駐車場などを運営する町地域振興(株)の山田理司代表取締役社長は「3年ぶりのオープンで、コロナ禍の中、気を使って対応してきましたが、大きなトラブルもなく、スムーズに運営できました。今後に向け、良いきっかけとなったシーズンだった」と話した。
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