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日高中学校の大規模改修工事順調、年内完成へ 〈2017年11月16日〉

2017年11月16日 08時30分00秒 | 記事

校舎改修現場を視察する町議ら


 日高町の日高中学校校舎大規模改修工事の進ちょく率が10月末で60%に達したことを、町教育委員会が14日に開いた町議会産業教育常任委員会で報告した。約35年が経過して老朽化に伴い、校舎建設以来初の改修を計画し、総事業費3億3800万円を投入して整備。2度の台風襲来で影響はあったものの、当初メドにしていた年内完成へ向け工事は着々と進んでいる。

 同校舎は昭和57年8月に建築。普通教室9、職員室1、音楽室や理科室など特別室20を設けた建築面積4310平方メートルの鉄筋コンクリート3階建てで、改修では主に屋根や外壁、床などを修繕する計画を立て平成28年度に工事設計に着手。これまで町内の小中学校校舎では平成25年度の内原小以来の大型工事となった。
 29年4月から仮設校舎建設に取りかかり、テニスコートの半分を充てて夏休み前に整備し、29年7月には本体工事に着工し、外壁の塗装やクラック等補修、屋根葺きやトイレの改修などを実施。9月、10月に2度の台風襲来による影響で当初10月末で進ちょく率70%と予想されていたが、60%にとどまったものの、ほぼ順調に進んでいるという。
 町議会産業教育常任委員会では教育委員会担当者が、11月は順調で95%とほぼ完成になる見込みで、当初予定していた年内完成はかわらなく、来年1月上旬にも仮設校舎からの引っ越し作業に取りかかりたい意向を報告した。
 理科室や放送室の壁の素材など一部でアスベストが使われているが飛散するものではなく、取り除いたり、封じ込めて対応し、LED照明を一部で取り入れたり、1階トイレは多目的トイレに整備していることも説明。委員らは現場を視察し、多目的トイレやアスベスト対応など整備状況を見て回った。
 設計・監理は(株)岡本設計=和歌山市・坂本暁史代表=、施工は(株)中村建設=日高町比井・中村昭代表=。


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