紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

ボーイズリーグ中学硬式野球で御坊が劣勢はねのけ初優勝、甲子園へ 〈2017年11月8日〉

2017年11月08日 08時30分00秒 | 記事

優勝で出場権を勝ち取った御坊ボーイズメンバー


 中学硬式野球の日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)の第47回日本少年野球関西秋季大会は3日から5日まで滋賀県の浅井球場で行い、県支部代表として出場の和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースが初優勝。ほとんどの試合でリードされながら逆転する強さを見せ、決勝戦も終盤に地力を発揮し打撃戦を制した。念願だったリーグ枠を超えた甲子園球場で開催の関西ナンバーワン決定戦「タイガースカップ」への初出場も果たし、関係者は「自分たちらしい、あきらめない心で優勝を」と意気込んだ。
  
 同大会は度重なる台風の影響で試合が延長され、11月3日に9支部予選を勝ち抜いた24チームが出場して開幕。ベスト4以上は中学硬式野球リーグを越えた関西ナンバーワンを決める「タイガースカップ」(プロ野球・阪神タイガースなど主催)につながる大会で、5日までトーナメントで競った。
 御坊は4日の2回戦の初戦で大淀(大阪府)を中盤に逆転して4-3で下し、2回戦は播磨(兵庫県)に延長8回の末、7-6のサヨナラ勝ちを収めてタイガースカップ出場権を獲得。5日の準決勝で湖南(滋賀県)を4-3の接戦で制した。
 決勝は藤井寺(大阪府)と対戦。御坊は初回、4番田中の左越え適時2塁打、5番岡久の右前適時打で2点を先行したが、先発岡久が1回、2回ともに3点を献上した。
 御坊は3回、2四球と安打で1死満塁、5番岡久がツーランスクイズを決め、続く米田のときに暴投で1点をあげ、序盤からの嫌なムードを払拭。5回には1番中野が左中間2塁打、送りバントのあと、3番尾崎の中前適時打で6-6の同点に追いつき、6回は、2死から中野の左前適時打、尾崎の右前適時打、米田の左前2点適時打などで一挙5点。投げては3回から登板の硲が6回の1失点だけに抑え、11-7で退けた。
 第13回タイガースカップ(日本野球連盟や阪神タイガースなど主催)は、12月2日、3日、9日に阪神甲子園球場で開き、シニアリーグ4チーム、ボーイズリーグ4チーム、ヤングリーグ2チームの計10チームがトーナメントで競う。
 山崎幸二会長は「逆転する試合がほとんどだったが、精神的に鍛える練習を続けてきた結果。タイガースカップ出場は4回目の挑戦でようやく切符をつかんだ。自分たちの力を精一杯だし、優勝できるように頑張りたい」と話した。
 会長=山崎幸二▽代表=瀧野肇▽監督=西畑卓也▽コーチ=庄内清▽マネージャー=岡本貴好▽選手=米田友(主将)見崎冠栄、田中文都、児玉暖空、橋本悠哉、尾崎亘、塩崎倉都、中野偉心、湯川元、岡久魁里、出口翔夢、柏木翔馬、白綛美桜、山西庄登、脇本琉星、森由貴也、森川ほのか、硲仁一朗、井出晴、川端蓮。


その他の主なニュース

 地域合同訓練&防災スクールで1400人が日高高校へ避難

 御坊小学校で能ワークショップ、日本の伝統芸能体験

 御坊市民文化会館友の会が「クリスマス大合唱の夕べ」参加者募集

 19日  日高港で「宮子姫みなとフェスタ」開催