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日高川町で初のフォレスト祭、多彩なイベントでにぎわう 〈2017年11月14日〉

2017年11月14日 08時30分00秒 | 記事

賞金総額10万円をかけた丸太切り競争で盛り上がる


「森林」をテーマにした第1回日高川フォレスト祭は12日、椿山ダム湖畔のみやまドーム周辺で初めて開き、日本を代表する城所ケイジさんによるチェーンソーアート・カービングショーや賞金総額10万円の丸太切り競争など町の主産業の林業や森林にふれ合う多彩なイベントで盛り上がった。

 昨年までの「ふれあい祭り」から名称を変え、森林をテーマに初開催。開会式典で久留米啓史町長や実行委員会の中家哲委員長・紀中森林組合長は「林業の振興や地域の活性化を図ることを目的に新たに開催した。森林、林業とのふれあう催しと併せて開催の美山文化展、ここ美山の里で楽しく過ごして欲しい」とあいさつした。
 目玉イベントの賞金総額10万円をかけた丸太切り競争には、地元はじめ大阪府内や和歌山市、田辺市などから22組(1チーム4人)が参加。久留米町長も友好都市の狭山市長らとともに出場し、直径約10センチのスギの丸太をノコギリで切るスピードを競った。午前中に予選、午後から決勝が行われ、御坊市から参加した4人が優勝賞金7万円を手にして盛り上がった。
 体育館前では午前と午後の2回、日本を代表する城所ケイジさんによるチェーンソーアート・カービングショーを開催。軽快なBGMに合わせて、激しく木くずを飛ばしながら城所さんがチェーンソーで町産のスギを犬の形などに仕上げ、その技に大きな拍手が送られた。
 女性、親子の木工教室やクリスマスリースの制作など、積み木や球状の木が入ったプールなど、木材とふれ合うイベントがあり、フリーマーケットやバザーや町生研グループなど各種団体、森林組合や日高川漁協が地元産品、シイタケなどの特産品を販売。備長炭のつかみ取り、イノシシ汁や鹿モモ肉、うどんや寿司、アユの一夜干しなどを味わう人の姿もみられた。
 日本一長い藤棚ロードで知られる森林公園入口付近では、同公園で群生に取り組むササユリとキイジョウロウホトトギスの植栽体験もあった。


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