Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日も修理をしています

2020-06-11 20:45:28 | ミニカー修理
本日の山陰は雨の天気です
早朝から雨が降り出したらしく布団の中で雨の音で目が覚めました。
確か夜中の1時頃に目が覚めた時にはまだ雨は降っていなかった気がします。

朝起床しますとやっぱり雨が降っていました・・・一昨日植えたオクラ/キュウリ/落花生の苗はこれで水を貰って生き生きしているのではないかと思っています。
出勤して裏の畑の様子を確認しますとまだ雨は少ないながらも・・・葉っぱがピンとはって元気が良さそうですね。
そのままに放置していた苗ポットを洗って乾燥させておきました、次に使う時に気持ちよく使える様にね。
アトリエから見える空はこんな感じです、ドヨーンとしていて如何にも梅雨ですね。

あ〜そうそう山陰も梅雨に入ったらしいです。
梅雨は雨が多くて嫌だという人が多いですが農業のまねごとをしておりますと梅雨はそれはそれで楽しめそうな気がしてきますから面白い物です。

さてさて今日は雨なので早めに本業に入ります。
少し前に見積もりをしていましたミニカーを修理続行の連絡が来ましたので始めます。
少し前にワックスを拭き取って外箱の修理をしていたFXXですが・・・
今日改めて確認しましたら・・・
何とリアウインドウが浮いています。
そんなにすぐボディが収縮する訳は無いので僕の見落としですね。

これはお客様にOKを貰っていないのですが浮いたままお返しする訳にもいかないので・・・
脱着して直しておきましょう。

少し待って接着剤が硬化したら修理完了ですね。
これでお客様の所に戻れます。

問題は次のGT40ですね〜
ライトの欠けを直して欲しいという事なので取り敢えずライトのカバーを外しました。

このライトのカバーは樹脂の成型品でして要するに樹脂を液体のままで型に流し込んで作った物なんですね。
この欠けている部分はその樹脂が何らかの理由で流れ込まなかった部分なのです。
この様なモデルの場合は一般的にバキュームパーツが使われる場合が多いのですが・・・それですとこの様な状況にはなりません。
どうやって直すのか・・・
事前の考えですとこのライトカバーはもっと厚みが有ると思っていましたので透明な樹脂を盛って削って磨けば大丈夫だろうと思っていましたが・・・
実際にはかなり薄いのです。
この様な場合盛って削って・・・をしますと素材が違うので色が同じにならず如何にも補修をしました・・・と言う感じになってしまいます。
なのでこのカバーにパテを盛ってバキュームで作り直そうと・・・

バキュームフォーマーにこんな風にセットして・・・

ぺット板を使ってバキュームしましたよ
今の所このぺット板が一番変色し難いのではないかと考えられています。
少なくとも塩ビ板よりは変色が少ないのではないかと思います。
この後切りとって整形してボディに納めました。
最初に作った物が今一歩だったので2つ目のバキュームを作ったのは内緒です(笑)

今回欠けを直したのは右側のライトカバーなんですが・・・
左側もライトカバーを取り外しております・・・何故か・・・??
右側を作り直しますと左右で微妙に色が違って来るのです。
なのでこんな場合は両方とも同じ素材で作り直します。
こうする事で同じ色になりますから修理をしたというのがわからなくなるのです。
透明部品なので完全に透明かと言いますと実はそうじゃないのです、素材の違いで色が違う事はあります。
今回の見積もりは片側だけの修理ですが色違いのライトカバーを付けてミニカーをお返しする事は出来ないのですよね。

修理させていただいたのはこちら側だけですが、左右とも作り直しになってしまったと言うことですね。
確かに当初の予定通りなら盛って削って磨いて完了なんですが
作り直しになりますと左右ともやり直しになってしまうのです、盛って削って終わりにした方が良いのか、左右とも作り直した方が良いのかどちらが良いのか喉判断はお客様の判断ですが私なら左右とも作り直しをした方が良いと言う判断をさして頂きました。

反対側を直したのがこちらの画像です
余分な接着剤がついていますがこの後掃除をしておきました。
ついでにフロントウインドウの脱着をしています

続いてリアも脱着ですね〜
ボディの収縮があるんでなかなかピッタリとはいかないですよね(笑)

接着剤が硬化したらマスキングテープを剥がして修理完了ですね

次はエナジードリンクのアベンタドールですね
フロントのタイヤ・ホイールが少しはみ出しているみたいなので分解して修正しなければなりません。
車体を取り外すために裏の布を外すためにドラヤーで温めて接着を緩めます

剥がしますとやっと取り付けビスが出てきますね
このタイプはこうしない限り無傷ではミニカーが外せません

引き続いてドライヤーで温めてグルーを柔らかくして車軸を調整致します
が・・・これ以上奥に押し込むことができませんでした
と言うのもタイヤがすでにホイールハウスの奥に当たっているのでこれが限界ですね。
こんな感じでいかがでしょう?少し奥に入りましたね。

ちなみに反対側はこんな感じですが・・・。


本日はここで時間になってしまいましたね
明日はこの続きを進めます。