Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アッパーカウルの修正

2020-02-15 20:39:43 | Ferrari 312T Monaco GP No.2
本日の山陰も大変暖かだったですよ。
この陽気に誘われて午後からもCafeは忙したったみたいです。
ランチタイムも結構忙しかったですが・・・ティータイムが始まるのがかなり早かった様に感じました。
本日もご来店有り難うございました。


さてアトリエの方にも何人か常連さんがお見えになりまして休日の午後を楽しんでいらっしゃいました。
最近はお客さん同士でお話が盛り上がりまして当方は相づちを打ちながら仕事を進めます(笑)
実車の好きな方ミニカーが好きな方と色々な方がいらっしゃいますが、お客様同士でお話を楽しんでいたてもまったく問題ないですからね〜

さて昨日ですが隣町のS木さんがいらっしゃいましてね・・・この方がいらっしゃると何故か私は忙しくなります(笑)
今回も忙しくなって来ましたよ〜!
これを塗って欲しいらしいのです・・・
まだ何かは書く訳に行きませんが・・・グレーのパスタではない事は確かです(笑)
まあエキゾーストパイプである事は見ればわかりますよね〜
少し面があれていましたのでペーパーをかけましてエキゾーストのフランジの穴が3ヶ所程空いていなかったので余計なお世話かもしれませんが開けておきました。
また何ヶ所かはこの穴の縁の部分に亀裂が有りましたので補修しておきました。後で補修という訳には行きませんからね〜(笑)

メッキ調の塗料を塗るのですが下地になるウレタンクリアーを塗っておきます。
これが乾かないと次の仕事に進めないのです
またこのパーツの素材が3Dプリンターのアクリル製なので加温乾燥が不得意なんですね〜。
と言うのも熱で溶かして盛り上げる3Dプリンターのアクリルは温度で変形し易いのです出来る限り加温しない方が良いですね。
ですから時間をかけるしか無いのですよね〜。

本日午前中はミニカーの修理を少しやっていましたが・・・午後からはいつもの様に制作に戻ります
今日はカウルの調整をしたいにですよね
シャーシの上にカウルを載せてみますと・・・大体良さそうな感じに見えます・・・
がこれが落とし穴なんですよね(笑)

アッパーカウルを調整する為にはまずはそれが接するエッチング製のアッパーパネルを取付けないといけません
またアッパーパネルを取付けるにはサイドパネルを接着しないとアッパーパネルの位置が決まらないのですという事で先にサイドパネルを取付けてアッパーパネルを接着します。

そしてもう片方も同じ作業を繰り返します
これが左右付かないとアッパーカウルの調整が不可能なんですよね〜
位置だけではなく高さも調整が必要ですからね〜。

まずは途中まで組み上がったシャーシ部分にカウルを載せてみましょう・・・
カウルの右側の後部の部分に一段下がった部分が有りますね、実はここが全くシャーシと合わなかったので少し下げて真鍮板に交換してあります
まあ平面を出すなら真鍮板の方が楽なのですよね。

そう言えば・・・アッパーカウルを取付けるにはロールバーも仮組しておかないと後で干渉したら目も当てられませんよね〜
そんな事になったらガッカリして寝込んでしまいそうです〜(笑)

サイドやアッパーのパネルを組み付けた物にロールバーを仮組してカウルを被せました
この状態では何所も干渉していないみたいですので隙間を調整する為に盛りと削りを繰り返しましょう・・・
この作業を本日午後からず〜っとやっていました・・・
まだ完璧では有りませんけどね。


まあとにかく多忙なんですよね〜
今までみたいに制作だけしていればいいと言う問題ではありませんからね〜
明日は日曜日ですのでまた忙しいかな??

京商1/18スカイラインGT-R(KPGC110)ワイパー修理

2020-02-15 11:01:28 | ミニカー修理
本日の山陰も降水確率は0%昨日と同じ様に天気が良いらしいです。
夕方からはすこし雨が降り始めるかも・・・と言う様な天気ですね。
気温は昨日の方が高かった様な気がしますが、午後になったらどうなのでしょうか??

今日は午前中に第一弾の修理の更新をします、夜にはいつもの通り312Tの制作を更新する予定です。
と言うのもちょっと急ぎの修理が入りましたのでただでさえ無い時間をさらに捻り出しまして修理をしておきました。

さて本日の患者さんは京商1/18スカイラインGT-R(KPGC110)ですね。
ミニカーのメンテナンスをしていたら引っ掛かって折れてしまったらしいです。
早速ミニカーを送って頂きまして・・・
確かに左側のワイパーが折れていますね
右側のワイパーも位置が窓ガラスから少し浮いています。

まずは折れたワイパーを取り外しました
と言っても付け根の部分はボディに付いたままですのでデザインナイフを使って取り付け用のピンの部分をカットして外します。
と言うのもミニカーのワイパーの取付け方は2種類有ります
一つは昔ながらの焼き止めと言いまして取付けピンをボディの穴に貫通させて裏側の突き出た部分をハンダゴテで焼き潰すという方法です
コレだと接着剤が不要になります(電気代はかかりますが・・・)取り敢えず経費的には安く上がりますから昔から多く用いられていましたね。
コレを取り外すなら裏の焼き潰した部分を少々リューターで削れば簡単に綺麗に外れます。
もう一つは最近多い瞬間接着剤を使う付け方です。
実は今回のケンメリもこれでした。
まあ分解してないので絶対とは言いませんが・・・焼き止めの場合部品にすこしはガタが有るのですがコレが全く無いのです。
無理に外しますとワイパーの取付け穴の周囲のボディカラーが剥がれてしまってその修復は困難を極めますから・・・それは避けたいのです。
まずはワイパーアーム側の折れた部分にピンを付けるために穴を開けます
キリは0.3mmですね。

このワイパーはかなり細くて・・・すこし苦労しました
断面を良くご覧になって下さい・・・穴の大きさは0.3mmです

そして次はブレード側ですね
断面は同じ位の面積しか有りません・・・まあ折れた部分をつなぐのですから当然ですよね。
しかもアームの一番細くて弱い部分が折れているのですからそりゃあ穴を開けるのにも苦労をします(笑)

ブレード側もこの通り穴があきました。
穴が空いても油断は出来ませんが・・・

つぎは0.3mmの真鍮線のピンを植えましょう
接着はこの場合瞬間接着剤が良いですね
サラサラで流れ込むタイプが良いです。

これでワイパーアームとブレードが一体に戻りました。
アームの部分が白く見えるのはこの部分にプラスチック特有のバリが有りましてそれをサンディングしておいたからです。
ついでに取り付け用のピンも真鍮線の0.5mmを使って取付けておきましょう
この取り付け部分は大きいので穴を開ける事はなんら難しい事では有りません、ただし取付け強度が欲しいので0.5mmを使っています。

塗装前に一応角度や形状を確認します。

ワイパーの部品には一度サフを塗りましてセミグロスブラックで塗装をしまして部品単体としては元に戻りました。
塗装の注意点としては触っていない右側のワイパーの質感と揃える事ですね。
艶とか色(ブラックでも良く見ると色の違いが有る事が有ります)とかなるべく揃える事が大切かな〜。
取り付けはエポキシ系の接着剤で取付けます
硬化するまでテープを貼って養生しておきましょう。
このワイパーの位置ですが・・・
昔の車はワイパーのアームにガタが大きくてワイパーを作動しますとそのガタの分大きく動いてウインドのモールに当たってガチャガチャと音を出していましたね〜。
それを防止する為にワイパーを高めの位置にセットしますと背の低かった今の家内はワイパーの位置が目の高さになってしまい運転し難いと言っていたのを思い出しました。
ワイパーの高さの調整って繊細で微妙だったな〜と・・・今の車はそんな事も無いですよね〜。

接着剤が硬化しましたのでマスキングテープを外しました。
これで壊れたワイパーは元通りになりました。
右側のワイパーもきちんとガラスに当たっていなかったので少し曲げ直して調整をしておきました・・・
プラスチックなのでまたもとに戻る可能性も有りますどうでしょう??

さて一緒に送られてきたハコスカ(KPGC10)です
これもまた左のワイパーが下がっています
さすがにこれは無いな〜と
こちらのワイパーは同じ京商のミニカーでも焼き止め方式だったみたいで・・・クルクル回っている状態でした

一旦外します
この状来ですと引っ張れば外れました。
取付けピンの先は溶けた様になっていますね。
ピン自体には接着剤は全く付いていませんでした。

こちらは接着するだけなので何の問題もなく完了しました

明日はお客様の所に帰ります
外箱が無い状態での輸送なのでエアキャップに包んで送りますがミラー等が干渉しない様に気を付けて梱包しました。
どうか無事にお客様の所に戻って欲しいと願うだけです。