Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジン・シャーシの組み立てから塗装まで

2020-02-07 20:57:49 | Ferrari 312T Monaco GP No.2
本日の山陰は曇時々晴れの天気でした
昨日降った雪は夜中にかなり冷え込みましたのでカチカチと言うかガチガチの凍っていましたね。
お店の駐車場の水溜りに氷が張っていましてね、危うくコケるところでした。
それでも今日は気温が上がったらしく中庭の雪も溶けてきまして夕方にはうっすらと残るだけになりましたね

今日は金曜日なのですが・・・当店は金曜日は比較的暇なのです
でも今日はまだ多かったですね。
本当に暇な時があるんですよね〜。

さて今日は早々に仕事を始めましょう
昨日組み立てましたホイールにタイヤを嵌めました
やっぱりゴムのタイヤがいいですね
どんなに良い質感の塗装を施しても完壁になはらないんですよね〜
例えばABS樹脂を削っても3Dプリンターを駆使しても作り手はそれが硬いことを知っていますからね〜
お客様は完成したところしか見られないからそれが硬いのか柔らかいのか触ってみない限り分からないのでしょうけど・・・
作り手は完成まで何百回も触るのですから・・・自分の感覚に嘘がつけないですからね(笑)
まあこれはあくまでも個人の感覚なので他の方の作品をどうこう言うものではありませんのでご了承ください

タイヤのマーキングをしました
この時代はグッドイヤーですねこの後一時期ミシュランもありました・・・懐かしいですね。
このマーキングですがキットではデカールを貼るようになっていますがやはり僕はテンプレートを使ってエアブラシで塗りますね
この文字の際が少しボケているのが良いですね
実車もこのようにテンプレートを使って塗ってありますから実車の感覚で行けば絶対にこちらですね

このキットにはシャーシと展示ベースの間に入れるためのスペーサーがホワイトメタルのパーツが付いております
ですがやはりホワイトメタルですのでバリがありますのでこんな感じでペーパーで削っております。
このパーツですが一見親切なのですが・・・問題もありますね

このキットもシャーシの止めビスの位置は独特なので仮組み台に新しい穴を開けまして固定してみました
・・・しかし
先ほどのスペーサーを使いますとちょっと車高が高いみたいなんですよね〜
まあ当時はかなり車高が高かったので間違いでは無いですが・・・
今の・・・少し前のF-1と比べますとかなり高く見えてしまうのも事実ですよね

一応スペーサーの厚みを調べますと2.7mm程度なのですが
もう0.5mmほど下げた方が感じが良いような気がします
このキットのスペーサーを削っても良いのですが平行に削るのはかなかな難しいのです
まあ瞬間接着剤で仮固定しておいて0.5mmほどフライスで削ればOKなんですが・・・
取り敢えずナットとワッシャーを使って2.2mmのスペーサーを作って仮組みを進めましょう
最終的にキットのスペーサーを削る事にしましょう

車高を2.2mmでタイヤを仮組みしますとこんな感じです
この状態ではまだエンジンとシャーシを接着しておりませんが大体いい感じでおさまっていますね〜
この後エンジンとシャーシを接着しました
もちろんタイヤを4本とも仮組みしたじょうたいで接着しました

次はボディのクリアー塗装を始めております
と言ってもアッパーパネルの部分だけですけどね〜
と言うのもこの部分はデカールも何も無いのでこの時点でクリアーを塗ってからシャーシの組み付けておきますと組み立てが進むのですよね〜。
アッパーパネルの表面をよくみますとザラザラな感じになっているのが分かりますでしょうか?
実はウレタンクリアーも一度にドバッと塗りますと縁によって盛り上がってしまいます
それを防止するためにパラ吹きをして少しずつ粘度を上げてゆきますと縁に塗料がよってしまう事を防止できます
少しずつ塗り上げてゆきます。

少しずつですがデカールを貼ってゆきます
が・・・サイドパネルの下側は塗りの方が良いかもしれませんね
この硬いデカールを張り込んで清潔な仕上げを得るのはなかなか難しいでしょうね
今から塗りに変更します(笑)

次はリアウイングのステーにつくオイルクーラーのホースのジョイントを作っています
素材はアルミパイプと洋白線そしていつもの金属リングですね
単純な部品の集合体ですがタメオのキットではこのジョイントは省略されていますからね。

先ほどのオイルクーラーのジョイントですがミッション側にもジョイントをつけておきますこれが無いとどこに接続していいのかよく分からないでしょうからね〜


明日はボディのホワイトの部分を塗装してデカールを貼ります
これが進まないとアッパーカウルの塗装ができませんからね(笑)