Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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タイヤの制作

2017-09-09 18:34:04 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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今日の山陰は大変天気が良くて過ごしやすい一日でしたね〜。
お昼頃は少し暑かった様な気がしますがまあそれでも今までの様に汗が流れる事は無いですね。
いつもの様に畑を見回りましてオクラの収穫も済ませておきました。
イチジクは先日の雨で良くないですね〜
ほとんどの実が傷んでしまいました・・・もうあまり穫れないですね。

と言う事で気を取り直してさっさと制作に入りましょう。
これが本業なのですから・・・(笑)
さて本日は昨日からの続きでデイトナのタイヤの問題ですね。
タイヤの様な大きな物を旋盤のチャックに固定する為にはチャックの爪を取り替えます。
安い旋盤には付いていない場合も有りますが私のには幸いにして大きな物もつかめる様に取り替え用の爪が付いていました。
旋盤の爪を広げる方に回してゆきますと爪が外側に外れます、次は交換用の爪を差し込んでまわしますと爪の交換が簡単に出来ます。
下の写真は爪を交換した後の物で外側に長い爪が出ていますね、標準の物は中心側に長い爪が出ています。

そして今日加工するのはこの昨日いじっていたタイヤです。
このタイヤはリア用で完成時には外側になる良く見える部分なのですが下側がタイヤが厚くて上側が薄いのが目で見ただけでわかりますね。
このタイヤをこのまま使ったらどうも格好が悪いのです。

幸いな事に内側になる部分は狂いが少ないのでこの際タイヤを裏表ひっくり返して使ってみようかと思いました。
そしてこれが裏のシャフトが通る部分を旋盤で抜いてからホイールを取付けてみた所です。
タイヤの外周を正円が出るまで削りますと外径が小さくなってしまいタイヤとして使う事が出来なくなりますから誤差が少なくなる程度でバランスを取っています。

しかし裏側は脱泡機を使わなかったのか気泡だらけでして削るとこの様に大きな気泡が現れます。
しかしセンターがぶれた物を使うのは嫌だったのでこちらを採用しました。

そしてブレの少なかったフロントも裏を使う事にしましてこの様に加工しました。
良かった事はホイールのスポークが抜けてより実車に近くなった事でしょうか・・・!?

余計に手間がかかる事も有りますよ
ホイールの裏側のリムも作らないといけないかな〜そしてブレーキディスクも何とかしなければなりません。
それに何度も削りましたから倍以上時間がかかっています・・・まあ大きいですから余計に時間がかかったのですが・・・。

フロントはタイロッドの付くアームが出ていますのでリムの裏側は当たってしまうかもしれませんね・・・
やっぱりキットの通りにしか組むしか無いのかな〜!?
この部分は完成後には見えないですけどね〜それでも何とかなればしておきたいのがモデラーの良心か・・・少し考えましょう。

そしてボディの下側に沢山バリが付いていますのでこれを削りました。
これもまたボディが大きいので時間がかかりますしボディのレジンが大変固いので研磨に時間がかかります。
実車用のサンダーを使えば早いのだけど・・・削り過ぎてしまうのが困りますから、ここは回り道です。

ボンネットの熱気抜きの穴もバリが多かったので削ってシャープにしておきます。
まだボディは一皮剥いた感じですから傷やスジ彫りの補正はしていません。
それよりもコクピット内部やサスペンションの周りが合うのかどうか確認はそちらが先ですね。


タイヤ問題が片付きましたので(ブレーキやホイールのインナーの問題は有りますが・・・)次はコクピット内部の大体の仮組を行なってみましょう。
やっぱり1/12は大きいからそれだけで手間がかかってしまいますね・・・楽しいけど・・・(笑)