Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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内装の組立てVer.1

2017-09-10 20:01:49 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は天気はまずまずでしたが薄曇りで日は射さず気温は少し高めと言った感じでしたね。
なかなか秋らしいスカットした晴れ間は有りませんね。
今日もいつもの様にオクラから収穫開始ですね、そしてイチジク・・・ドーフィン種はもう終わりらしく実が先日の雨で壊滅的にダメになってしまいました。
後は蓬莱種と晩生のヌアールドカロンが本格的に実ってくるのを待ちたいですね。
先日までは売る程有ったのに・・・この頃はお店で使う物がやっとです。
次は10月初め頃に早生西条柿ですかね〜
それまでに畑を綺麗に起こさなければいけないですね・・・なかなか忙しいです。
そんな中ですが先日車仲間の友人が尋ねてきまして私の車の写真を貸してくれと・・・
何でも松江市で今年車のイベントをするのだけどポスターに使う車の写真が無いらしくて私の車に白羽の矢が立ったらしい。
何でも10月15日らしいので日曜日は納品とかご来店とかが有って参加出来ないと言ったので一旦は諦めてくれた様なんですが・・・やっぱり他に車が無いから・・・と言う事で再びポスターに登場する事になりました。
当日は行ける確率はほぼ無いのですが・・・一応皆さん山陰に来られる事が有りましたらお立ち寄り下さい。

さて昨日の制作の一番最後の部分でホイールの内側に有るディスクブレーキを先送りしてしまいましたが・・・これには理由がありましてね。
ブレーキのディスクがエッチング1枚だったというのも有りますが・・・
何とキャリパーまでもエッチング1枚での表現だったのです。
1/43でも何枚か重ねて再現しますのに・・・1/12でエッチング1枚はさすがに無いな〜と言う事でここを考えたかったのです。

皆さんは内装を仮組する場合にどこから手をつけられますか?
私はボディから手を付けます。
ボディが決まらないと内装の位置関係は決まらない様に思います。
まずはボディがシャーシにきちんと収まる事を確認してから内装を合わせます、理由は内装をそのまま仮組してもがボディと干渉して持ち上がっていてもわかり難いのです。

センタートンネルとフロントのバルクヘッドが一体になった部分にダッシュボードを仮組するのですが位置を決める為にピン穴を開けます。
このピンも1/12ともなりますと1.5mmの太さですね。
このセンタートンネルのパーツも大きなバリは既に取り除いて全体をペーパーでならしておきました、今の状態ではまだわかりませんが後で変更が出てもこれ位の作業では無駄になる事は無いでしょう。

次はダッシュボードの下側にピンを植える為の穴を空けます。
位置が狂わない様に慎重な作業が必要になります。
また部品の厚みの丁度中心に来る事も大切ですね。
横にずれてしまいますとピンの取付け強度が不足し何度も仮組をしますと部品が割れてしまう事も有ります、特にこの硬質のレジンではその危険性が高いですから気をつけましょう。

ピンを植えました
このピンの上側には何やら内装の様な表現が有りますが・・・ノーマルのデイトナならこうなっていても不思議ではないですが・・・レーシングカーですからね〜内装は付いていないと思いますが・・・実車の写真を探してみますがこの部分は取り敢えず保留しておきましょう。
たとえこの内装が付いていたとしてもこれはもう少し柔らかい形状に直すべき部分ですね。

センタートンネルの下側の平面が出ていなかったのでフライスを使って削っています。
大きな荒いペーパーの上でゴシゴシ削ってもいいですがせっかくフライスを持っていますのでこれで削って少し楽をしちゃいます(笑)
何せ大きいですからね〜。

ダッシュボードとセンタートンネルだけを仮組してみますと少しダッシュボードが高いですね。
と言ってもほんの僅かなので角の部分を削って丸めておきましょう。
こうする事で最終組立ての時にウインドウとダッシュボード先端が干渉する事が無くなります。
写真では鋭角に削っていますが全体を自然な形状になる様に削っておきました。

後側のバルクヘッドとリアのホイールアーチのインナーになる部分も位置決めの為にピンを打っておきました。
この様な2辺がぶつかる場所ですと強度も有って良いですね。

ドアの内装も整形します
全体にペーパーをかけたのは他の部分と同じです
このドアの取手はちょっと良くないかな〜
これは完全に別部品で作り直した方が良さそうなのでこの際削りおとしてしまいましょう。

ドアの内装の下側にもピンを打っています。
ここも薄いので慎重な作業が必要ですね。
ドアのスジ彫りはちょっと太いですが・・・バランスを見たいのでここではスルーしておきましょう。

何ヶ所か削る事を繰り返してやっと内装が落ち着いた感じがします・・・
ですが何も問題が無かった訳では有りません。
この状態にすると左右のバランスがおかしい部分が有りましてね右ドアの前側とダッシュボードの間に隙間が空きます。
それも1/43では考えられない位・・・です(笑)
全部の歪みがここに集中して来た感じですね・・・。

どうやってもバランスが良くならないので右の内装を少し延ばしてやります
ドアの内装部分はダッシュボードとのクラランスが左右同じ位になる様にしますと5mm程も違っています。
プラ板で裏側から当てておいて2.0mmと1.0mmのプラ板を積層してドアの内装に合わせます。
そして継ぎ目はパテで修正します。
その前側のパテが盛ってある部分はフロントのバルクヘッドと箱組みになる部分です
この部分は完成後には見えないので問題にならないかもしれませんが、将来的に修理とかで自分の元に返って来た時に5mmも隙間が空いていたらなんていい加減な仕事だろうか・・・と幻滅するかもしれないのでここもきちんと直しておきましょう。

パテが余ったので他の修正が必要な部分をパテ埋めしておきます。
こちらはダッシュボードのステアリングコラムが付く部分ですね丁度メーターパネルの下側になりますが型ズレが酷く削るだけでは修正不能でしたのでパテを併用して直しておきました。
他にもタイヤのサイドウォールに大きな気泡が有りましたね・・・あそこも埋めておきました。


明日はシートをなんとかしたいですね〜!