Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シャーシまわりの仮組み

2017-09-08 20:39:56 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は昨日とうってかわって大変良い天気になりました。
良い天気は良い天気なのですがイチジクは昨日までの雨で実が傷んでしまいまして使い物にならなくなってしまいました、まだ若い実が有りますのでこの天気で復活してくれると良いですね。
オクラは雨の水をもらって喜んだのか昨日取ったばかりですが本日もバケツ一杯の収穫が有りましてまずまずと言った所ですね。
キュウリはほぼ終わりましたね・・・茄子はどうかな・・・今日は見て見ぬ振りをしておきました(笑)
そんな中ですが先日シリコン型を作った台車の部品ですが片面取りだったのでレジンを流して硬化させて裏面を削っておきました。
電車2台分の台車が出来たので完成連絡をしなきゃね・・・

さてデカール加工も一段落して本日からは1/12のデイトナを中心にブガッティやバイクを取り混ぜて制作を進めてゆく事になります。
シャーシの仮組を進めています、先日はリアのアクスルを固定する所まで進んでいます。
本日はフロント側のアクスルを決める所からですね。
キットのままですとここはステアする為の構造材(1/24のプラモデルの様な物です)を接着のみで車体を支える構造なのですが、完成後にかなりの重量になりますし展示ベースとビスで固定すると有る一定のストレスがかかってしまいますから接着剤では固定が無理だろうと判断してリアと同じく部品を出来るだけビス留めにする事にしました。
まずは穴を開けています。中央のみで支えると強度が落ちるので出来るだけ両端に寄った部分で固定します。

アップライトを上側で支えるパーツもビス止めにします。
ここに一番力がかかってきますので当然と言えば当然の処置ですね。

穴を空けたら次はネジ切りですね
下側はM4のネジです。
これくらい太ければ強度も十分でしょう。

上側はこれだけしか幅が無いのでM2のネジで止めています。
これ以上太い物では肉厚が不足してネジ山が強度不足になりますから・・・

それにしてもこのパーツは形状がダルいですね・・・
肉厚が薄くなると強度が無くなりますから大きく削る事は出来ませんが少し外側だけでも綺麗にしてみましょう・・・
フライスで削ってみました・・・

前後ろと上側を削って整えています。
これで少しは綺麗になったかな・・・完成すれば当然見えないけどね。

シャーシに止めてみました、ちなみにフロント側はビス穴が比較的外側に有りますが・・・

リアはこんな感じになっています・・・
外側の大きなダボは強度に関しては取付け強度を何もまかなっていないので中央付近の3本のビスで支えています。
シャーシの中央付近だけを支えていますのでこの構造は余り良くないですね・・・。

アップライトを取付ける為の穴を空けています少し小さめの穴になっていますので5.0mmのドリルで上下を通して貫通させておきます。
アップライトで5.0mmの穴ってどんだけ大きいのでしょう・・・。
普段は1/43しか作っていないので・・・何から何まで巨大ですね。

アップライトを組み付けてみました・・・
アップライトのシャフトが正円では無く少し歪だったのでヤスリで少々微調整をしましたが軽く動くけどガタはない感じに出来ました。
ここにガタが出ますとタイヤがネガティブキャンバーになってしまいます・・・最近はそっちの方が流行ですがこの車はネガティブキャンバーが流行っている時代の車ではないので。

タイロッドは針金を曲げて通しておくだけですが、これだとひっくり返した時に針金が外れてしまいますからちょっと検討しなければなりません。
これは作り直さないとダメそうですね〜。

タイロッドは少し考える事にしておきまして早く四点着地をさせたい訳でしてタイヤ/ホイールを加工しましょう。
そのまま組んでみますとタイヤの面からホイールのリムが大きく飛び出ていますので歪になっているホイールの裏側を旋盤でカットします。
ついでに円周側も整える様に少し削ってみます。
子に時点でホイールが結構歪んでいるのがわかりますね・・・大きなレジンパーツで正円を出すのはなかなか大変なのはよくよくわかります(笑)

タイヤとホイールを仮組してみました・・・
これで四点着地をしたと思われるかもしれませんが・・・次の問題が見えてきます。
まあ問題は少し置いておきまして・・・

ボディを被せてみます。
昔のレーシングカーですからこれ位のホイールアーチとのクリアランスは大丈夫でしょう。
雰囲気は結構いい様に思います。

全体を見ますとこんな感じです・・・
大きくて机の上が一杯ですね・・・少し片付けなければ(笑)

問題はタイヤなのです・・・
タイヤの形状が全くダメでして旋盤にかけて削っています。
どう言う作り方をしたのかわかりませんがタイヤのインナー側はまずまずの精度が出ているのですが車体に付けた時に見える側がかなり変形していますしセンターもかなりずれています。
なのでそのまま組み付けますと綺麗な四点着地にはならないのです・・・まずは一番正確なタイヤの内側の穴を基準に外側のタイヤ形状を削って直しています。
当然外側のサイドウォールの部分も形状が歪んでいますから全て削り直しですね。

一見綺麗になった外側ですが・・・実はまだ良く無いのです。
ホイールを嵌め込んでいる穴がセンターから大きくずれていてそのまま取付けますとサイドウォールの厚みが場所によって違ってしまいます。
目で見てわかる物も有りましてこのままではダメですね。