突然思い立ち、那須へ旅して参りました。
それについてはハウステンボスレポ終了後にレポの形で振り返る事にして、旅行した為にまたもや(汗)1週遅れてしまった、あにめぞん感想を先に書かせて頂こうかと…毎度前回の続きを書いてる内に日が変ってしまった為、日付詐称の上お届け致します。(汗)
・第65回「八神絶叫!キケンな四谷の個人授業!!」脚本:小西川博 コンテ:小島多美子 演出:関田修 作画監督:河南正昭
…朝、賢太郎が玄関を出て学校行く場面から、夜、響子さんが一刻館の戸締りをする場面まで、まるで中期を思い起させる1日の流れ。
中期では時にエピソード以上に、こうした1日の時の流れに重きを置いてた、その演出法が久々に帰って来たようだなと。
窓螺子をキュキュキュッと響子さんが閉めるシーンなんか趣き有る、ストーリーには関り無くても、こういう緻密な生活描写は好きだなぁ。
構図については所々文句言いたい所も有り――例えば夕方の商店街で響子さんが五代を見付ける場面は響子さんのアップではなくロングの方が良かったんじゃとか、ラストシーンはモブの反応も入れて八神の気迫をもっと感じられるカットにして欲しかったとか。
しかし概ね前回よりは巧い演出に感じられた。
今回は八神よりも四谷さんが主役の様な活躍振り、四谷さんが全てを引っ掻き回し、話を面白くしてくれた。
流石は一刻館のトリックスター!
リカちゃん電話ネタなんかも中期で使ってましたな。(笑)
四谷さんの部屋についても中期で少し触れてたっけ。
その時は確か物置程度の広さの部屋だった筈が…今回響子さんと五代が侵入した限り、広さは普通だった。
あの時潜り込んだ部屋は一体何だったのか?謎の迷宮物件??
個性的なキャラ尽くしの「めぞん」の中でも、四谷さんはやっぱり一際個性的。
パワフル八神ですら今回四谷氏に喰われて、あんま目立たなかったもの。(笑)
五代に対し要求額(夕飯代)をどんどん釣上げ、交渉成立した瞬間の「してやったり」笑顔が、意外にも無邪気で可愛かった、鼻消えてて。(笑)
さて話の方ですが、原作と展開違う箇所が有ります。
原作では八神の行動に堪忍袋の緒を切らした響子さんが、彼女の通う学校まで出向いて担任にチクり、強制的に一刻館へ出入りできなくさせるのですが、アニメでは偶然商店街で会った担任に近況を訊かれ、相談する形に変えられてるのです。
相談した理由も八神への嫉妬からというより、彼女の勉強を心配しての事の様に描かれてる。
五代との仲を見せ付ける八神に対し、余裕の笑みを浮かべる響子さん。
原作の響子さんは八神と対等の立場まで降りて張り合う所が、アニメの響子さんは八神より上の立場で居るままなんだな。
あくまで大人の態度で優しく諭す響子さんを、八神は担任にチクられたと誤解し激怒、とアニメでは改変していた。
この回の響子さんはファンから陰湿と批判されたりしたから(笑)、改変したアニメスタッフの思惑も理解出来なくないんだけどね。
でも恋愛絡みの争いって、両者の立場対等な方が清々しく、面白く感じられるんじゃないかと。
それでこそのラブコメ、意地悪なライバルに一方的に虐げられるヒロインってのは、旧き少女漫画のラブストーリーってイメージだわ。(笑)
八神って性格はきついが決して意地悪な娘じゃない、今回みたいな描き方じゃ彼女が可哀想に思う。
第60回レビューで自分は「めぞんは小島女史に合ってる」って書いた。
女史はアニメうる星でコンテ担当してた頃から、昼メロ的演出が好きで得意だったから。(笑)
しかし今回は女史のその昼メロ嗜好が、悪い方向に傾いた気がして残念。
(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …今回の予告は八神、一の瀬さん、四谷さん、タイトルコールは響子さんでした。
【続】
それについてはハウステンボスレポ終了後にレポの形で振り返る事にして、旅行した為にまたもや(汗)1週遅れてしまった、あにめぞん感想を先に書かせて頂こうかと…毎度前回の続きを書いてる内に日が変ってしまった為、日付詐称の上お届け致します。(汗)
・第65回「八神絶叫!キケンな四谷の個人授業!!」脚本:小西川博 コンテ:小島多美子 演出:関田修 作画監督:河南正昭
…朝、賢太郎が玄関を出て学校行く場面から、夜、響子さんが一刻館の戸締りをする場面まで、まるで中期を思い起させる1日の流れ。
中期では時にエピソード以上に、こうした1日の時の流れに重きを置いてた、その演出法が久々に帰って来たようだなと。
窓螺子をキュキュキュッと響子さんが閉めるシーンなんか趣き有る、ストーリーには関り無くても、こういう緻密な生活描写は好きだなぁ。
構図については所々文句言いたい所も有り――例えば夕方の商店街で響子さんが五代を見付ける場面は響子さんのアップではなくロングの方が良かったんじゃとか、ラストシーンはモブの反応も入れて八神の気迫をもっと感じられるカットにして欲しかったとか。
しかし概ね前回よりは巧い演出に感じられた。
今回は八神よりも四谷さんが主役の様な活躍振り、四谷さんが全てを引っ掻き回し、話を面白くしてくれた。
流石は一刻館のトリックスター!
リカちゃん電話ネタなんかも中期で使ってましたな。(笑)
四谷さんの部屋についても中期で少し触れてたっけ。
その時は確か物置程度の広さの部屋だった筈が…今回響子さんと五代が侵入した限り、広さは普通だった。
あの時潜り込んだ部屋は一体何だったのか?謎の迷宮物件??
個性的なキャラ尽くしの「めぞん」の中でも、四谷さんはやっぱり一際個性的。
パワフル八神ですら今回四谷氏に喰われて、あんま目立たなかったもの。(笑)
五代に対し要求額(夕飯代)をどんどん釣上げ、交渉成立した瞬間の「してやったり」笑顔が、意外にも無邪気で可愛かった、鼻消えてて。(笑)
さて話の方ですが、原作と展開違う箇所が有ります。
原作では八神の行動に堪忍袋の緒を切らした響子さんが、彼女の通う学校まで出向いて担任にチクり、強制的に一刻館へ出入りできなくさせるのですが、アニメでは偶然商店街で会った担任に近況を訊かれ、相談する形に変えられてるのです。
相談した理由も八神への嫉妬からというより、彼女の勉強を心配しての事の様に描かれてる。
五代との仲を見せ付ける八神に対し、余裕の笑みを浮かべる響子さん。
原作の響子さんは八神と対等の立場まで降りて張り合う所が、アニメの響子さんは八神より上の立場で居るままなんだな。
あくまで大人の態度で優しく諭す響子さんを、八神は担任にチクられたと誤解し激怒、とアニメでは改変していた。
この回の響子さんはファンから陰湿と批判されたりしたから(笑)、改変したアニメスタッフの思惑も理解出来なくないんだけどね。
でも恋愛絡みの争いって、両者の立場対等な方が清々しく、面白く感じられるんじゃないかと。
それでこそのラブコメ、意地悪なライバルに一方的に虐げられるヒロインってのは、旧き少女漫画のラブストーリーってイメージだわ。(笑)
八神って性格はきついが決して意地悪な娘じゃない、今回みたいな描き方じゃ彼女が可哀想に思う。
第60回レビューで自分は「めぞんは小島女史に合ってる」って書いた。
女史はアニメうる星でコンテ担当してた頃から、昼メロ的演出が好きで得意だったから。(笑)
しかし今回は女史のその昼メロ嗜好が、悪い方向に傾いた気がして残念。
(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …今回の予告は八神、一の瀬さん、四谷さん、タイトルコールは響子さんでした。
【続】