瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

小田急山のホテルで冬を満喫その1

2019年07月01日 01時41分15秒 | 旅の覚書
過去を振り返っての旅レポシリーズ、お次は2018年1/14~1/15と、2019年2/8~2/9に、箱根を旅行した際の記録――またもや合体させて御免なさい。(汗)
でもまーどうせ毎回変わり映えしない内容になりますんで(汗)、敢えて違いを挙げるなら2018年は3人、2019年は2人で行った事くらいです。
そもそも箱根観光にあまり適さない真冬という季節を選んで訪れる理由は、小田急山のホテルの河豚懐石プランが目的な為で、ぶっちゃけ食べたり飲んだりしか殆どやってないのです…。

箱根神社…箱根町元箱根芦ノ湖畔に在る神社、その奥宮は駒ヶ岳山頂に在り、古来からの山岳信仰を伝えています。
ちなみに奥宮再建の費用を出したのは、西武グループ創業者である堤康次郎氏だとの事、流石は政治家も務めた御人です。
 
二度の箱根旅行の内、宿泊ホテル関連以外に寄った唯一の観光スポットが、箱根神社という。(汗)
訪れたのは2018年の1月14日、旧正月前との事で、初詣に出掛けたのです。
そしたら自分ら同様、初詣を目的に訪れた客が大勢居て、参拝するのに行列待ち致しました。
日本人の信仰心が薄れたと言うけれど、やはり正月は多くの人にとって特別な行事なのだなぁと。
 

 
↑参拝後、本殿から湖畔に下りてったら、外国からの観光客が大勢、鳥居をバックに写真を撮ってました。
ここでも長い行列待ちが…外国人って鳥居が好きだよね。
箱根神社の姉妹社である「九頭竜神社」も、湖上の鳥居が外国人トラベラーの間で人気沸騰してると聞くし、朱色のあの形状がエキゾチックで魅力的に映るのかもしれない。
そんな自分も稲荷大社の朱の大鳥居が連なる光景には惹かれるものが有ります。
尚、箱根神社本殿下、湖畔の鳥居の名は「平和の鳥居」。
敗戦後の日本が講和条約締結により独立が叶った事を記念して、昭和27年に建立されたそうです。(それと現上皇陛下が立太子礼を行った祝いも込みだとか)

皆さん鳥居をバックに意気揚々ポーズを取ってたけど、当日は強風により波が凄まじく荒れていて、鳥居ごと攫われやしないか、観ていてハラハラ致しました。(笑)
湖畔に打ち付ける高波がエキサイティングで楽しいのは解るけど、モデルの足下見たら浸水しちゃってるし…外国人トラベラーは恐れ知らずだなぁ。

●デザートレストラン「サロン・ド・テ・ロザージュ」…「小田急山のホテル」直営、湖畔に建つデザートレストラン&ショップ。
 
平和の鳥居から、湖畔に沿って敷かれた石畳の路を右に進めば、建物の1階部に辿り着きます。
2階の売店部は橋で車道に連結している為、車で訪れた人は先に売店から入り、階段下ってレストランに入る形になる。
 
ホテル直営、ハイレベルなサービスが売りのレストランは、値段が高いにも関わらず、何時訪れても満員御礼、その為何度か箱根に来ているのに、ショップにしか寄れずにいました。
初入店が2018年1月15日、山のホテルにチェックインして早々、フロントに予約をお願いし、漸く入れたという…それでも芦ノ湖を眺める窓際の席は既に埋まってた。

↑2階「プレミアムショップ・ロザージュ」では、レストランで使用する物と同ブランドの茶器に、紅茶にジャムに手作りケーキ等を販売しております。

ここから先はレストランで頂いたデザートの紹介。

↑私が注文した苺のデザート…2018年冬季限定デザートで、商品名は忘れました。(汗)
苺を使ったムースにゼリーにアイスクリームと、フレッシュな苺を、芸術的に皿上へ盛り付けた、目に美しいデザートです。
鏤められてる苺が、さながらルビーの如く輝いて見える。
薄緑の球体はピスタチオチョコレート製で、中にピスタチオソースが入れられています。
ソースを絡めて味わいの変化をお楽しみくださいって意味かと。

 
↑友人Aが注文した「ガレット・デ・ロワ」。
フランスで1月6日の公現祭の日に食べられるアーモンドクリームパイで、向うでは「フェーヴ」と呼ばれる陶製の小さな人形を中に仕込み、新年の当たり外れを占います。
異物混入を厭う日本に合わせてか、中に入っていたのは1粒のアーモンドでした。
当てた友人は店からオリジナルティーバッグ詰め合わせをプレゼントして貰い御満悦、もしかしたら全部アーモンド入りだったかもしれないけど正直かなり羨ましかった。
ちなみに「公現祭」は聖キリストが公に姿を現した日を祝う祭、元々は1月6日がクリスマスだったとの事で、日本で言えば旧正月に近い行事かもしれない。

 

 

 

 
↑友人Bが注文した「ロザージュ伝統のあつあつりんごパイ~バニラアイス添え~」。
レストランで最も人気の有るデザート、その醍醐味はテーブルに運んでから客の目前で、フルーツソースで花を描き完成させるパフォーマンス。
下描きも無くみるみる内に完成させるんだからプロフェッショナル!
バニラアイスを熱々の林檎パイに載せて完成です。
こういうパフォーマンスで楽しませるデザートが有ると、店の評判上がって人気を集めるのも理解出来る。

●「小田急山のホテル」…三菱4代目社長、岩﨑小彌太男爵の別邸跡地に建つ、箱根を代表するリゾートホテル。
建物の設計を手掛けたのは、明治以降の日本建築界の基礎を築いた、イギリスの建築家ジョサイア・コンドル氏。
山のホテルの他には、ニコライ堂の設計をした事でも有名です。
但し元の建物は関東大震災で崩壊したそうで、現在の物は木造で忠実に再現された2代目に当たるんだとか。(別邸としては3代目であり、近年は改築を幾度か行っている)
ちなみに山のホテルより坂を下り、道路を横切った先に建つ湖畔のレストラン、「サロン・ド・テ ロザージュ」の隣には、男爵所有のボート乗り場が在ったそうな。
戦前、三菱財閥が所有してた土地は、国内にどれだけ在ったのでしょう?…今だって東京丸の内側の土地の多くは三菱関連な訳で、戦後財閥解体してなかったら、日本は三井と三菱に殆ど占有されてたんじゃあ?なんて思ったり。
 
↑戦前の話はさて置き、現在ホテルを所有しているのは小田急グループ。
高台から芦ノ湖を見下ろすホテルは、まるで西洋の古城の様な雰囲気です。

 
↑部屋の窓からも庭園向うに芦ノ湖を眺める事が出来ます。

 

 
↑こんもり丸く刈り込まれてる物はツツジ、ホテルの庭園には約30種3,000株が植えられてるそうです。
更に敷地内の高い所には、約20種300株のシャクナゲが植えられてる。
ツツジもシャクナゲも岩崎男爵の別邸時代より受け継いだ財産で、満開を迎える季節には観光客がどっと押し寄せる。
一度満開の時季に遊覧船上から眺めた事有るけど、ツツジ以上に庭園を埋め尽くす人波を見て以来、テレビで映像を観るだけに留めてます。
 
↑芦ノ湖を行く観光船を庭園から撮った写真。
海賊船型のは小田急系列の会社が運営しており、手前の白い双胴船は西武系列の会社が運営しています。
箱根の地を巡り覇権を争って来た小田急と西武、近年は正直言って小田急の圧勝に見えるけど、西武側の遊覧船のファンも結構多いと聞く。

 
↑この写真はホテル最上階の展望室から撮影した物…窓ガラスが反射しちゃってますが(汗)、湖上を行き交う海賊船を撮る事が出来ました。

 

 

 

 
↑晴れていれば庭園から富士山も観える。
2018年1月に訪れた時は、空がすっきり晴れたお蔭で、朝から夕まで富士山の雄姿を眺める事が出来ました。
正月頃の関東は空っ風が吹いて、空がクリアーに晴れ易いから、富士山観たい方には狙い目です。
ちなみに庭園に設置された日時計は、2009年4月にホテル開業60年を記念し、別邸時代に在った日時計を再現した物だそう。

 
↑こちらは2019年2月8日に撮影した富士山…生憎の冬空で、雲の隙間から辛うじて姿を拝見したのみ。

 
↑その翌日の雪景色、写真には写ってませんが、水分を多く含んだボタ雪が降ってます。
湖を覆う雪雲が景色を山水画の如く煙らせて、これはこれで幻想的で美しいと感じた。

☆「ラウンジ・バー」…ホテル1階に在るラウンジ・バー、冬は暖炉に火が焚かれて趣きが増します。
 

 
↑大半の人が湖畔のカフェへお茶飲みに行くせいか、暖炉側の一番良い席でも空いてる事が多くて嬉しい。
窓の向こうに広がるのは庭園と湖、絶景を楽しめるラウンジ・バーです。
…ただ、窓を1枚挟んで外に接してる造りだから、室内なのに深々と身体が冷える。
景色は眺められなくても、窓から離れた奥のテーブルの方が、寒くはありません。


↑ラウンジで頂いた冬季限定アップルパイ風のティー。(商品名忘れた…)
鮮やかなルビーレッドのアップルティーの上には、生クリームと砕いたビスケット、確かにアップルパイの様な味わいの紅茶でした。
デザートは要らんね。(笑)


↑連れが注文したチョコレートケーキ。
食べた感想は訊き忘れました…。


↑もう1人の連れが注文した、季節限定の「苺プリン」。
季節の果物を使ったプリンは土日祝日限定メニューで、今の時季はマンゴープリンを提供しています。
食べた連れ曰く、アングレーズソース(緩めのカスタードクリーム)と、甘酸っぱい苺プリンの相性が絶妙で、大変美味しかったとの事。


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