瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

平和だったあの頃の箱根、その2

2021年02月01日 18時22分03秒 | 旅の覚書
間が空きましたが前回記事の続きで、2019年12月1日~2日に箱根へ出掛けた際の旅レポを上げたいと思います。
今回は山のホテルにチェックイン編~。

チェックイン時間の15時になったので、本日宿泊する山のホテルに入館。
ロビー中央には独特な形の黄色い実を付けたツノナスが飾られていました。↑
最初カリンかと思った。
フロント上には大きなクリスマスリース。

↓1階のラウンジにもツリーが飾られて、すっかりクリスマスモード。
 


 
↑ロビーに届きそうなほど背の高いクリスマスツリーは、毎年12月にだけ観られるラウンジの風物詩。
壁に備え付けられた暖炉には、冬の箱根の寒さを印象付ける様に、昼間から火が入れられていました。

 
↑未だ昼御飯を食べてなかったので、近隣の食事処を探りついでに、箱根神社へ参拝。
 
↑境内の駐車場横に建つお休み処「権現からめ餅」は、立地の良さとリーズナブルな価格で人気が高く、何時行っても満員で食べられない。
しかし偶々外の席が空いたので、庭の紅葉観がてら食べる事に。
冬の箱根は寒いけど、この日は晴れてて陽射しが暖かかったのは幸いでした。
ここで私ら家族は餡子・黄な粉・胡麻・海苔・からみ餅の5種類がセットになった5色餅と、おでんに甘酒等を注文したのですが…済みません、空腹に耐え切れず、写真を撮る前に食べてしまいました。(汗)
店の名物である餅は、必要な分だけ精米し、毎朝3時から搗いてるのだそう。
無くなり次第終了という事で、今迄何度か訪ねたけど、食べられたのは今回が初めて。
滅多に食べられない搗き立ての餅は、温かくてモチモチで、とっても美味しかったです!
名物としては他にも、つけ麺とか茹で卵とか…何故か柏餅が一年中売られてる。
注文の際は先にレジで支払ってから、番号札を貰って品を受け取ります。
お茶はセルフ方式。
建物は最近リニューアルした事で、清潔な印象を抱きます。
トイレが綺麗になって地味に嬉しい、参拝客にとっても有難いでしょう。

↑↑店の野外席に座っていて目に付いたのが、庭に建つ朱色の社に鳥居、更には池。
家に帰ってからネットで検索したら、七福神でお馴染み、恵比寿神と弁財天を祀ってるらしい。
写真に写ってるのが恵比寿神の社で、写真の家族客が観てる方向に(写ってないけど;汗)池が在り、その奥に弁財天を祀る社がひっそりと建っています。
元は水(河)の女神である弁財天に池は付き物。

「恵比寿神は商売繁昌・大漁満足(航海)の神、愛敬富財の福徳が授かる神ですが、弁財天や第六天社もまた福徳円満・商売繁昌の神と崇敬されています。
 箱根神社は古来関東における山岳信仰の霊場で山紫水明、風光明眉な箱根山の根源主宰神として奈良時代の末、天平宝字元年(757年)萬巻上人により、現在地に奉遷鎮齋(ほうせんちんさい)されました。
 爾来当神社は佛教とりわけ修験道の集合地として影響が強く、箱根山に入峰修練する山伏等が崇敬、 跪拝しましたが、その境外末社に祀る九頭龍明神や蓑笠明神 、堂島弁財天や第六天社もまた特に信仰しました。
 これらの神社は明治維新以来の神祇制度の変革(神佛分離、修験道の廃止等)により、秘かにお祀りされてきました。
 近年漸く九頭龍神社が整備され、祭祀の興隆が著についたのを契機に、これら神社の復興が謁望される裡に今般、社頭整備の一環として御社殿を建立し、以って右二神を各々奉齋して御神徳の宣揚を期す事になりました。
 因みに弁財天社は嘗て堂ヶ島に、恵比寿神は箱根町の蓑笠明神社に、第六天社は元箱根にそれぞれ鎮祭されていましたが、時遷り世変り今日では僅かにその名残りを留めるのみで、これら祭祀の復興が待たれていたものです。
 この由縁により新しく勧請させました箱根七福神は、箱根山の霊場に相応しく、近くては元箱根の興福寺、箱根町の駒形神社、芦の湯の弁財天社その他と共に巡拝できます。」(「」内文章は箱根神社HPより抜粋したもの)

…明治になって修験道廃止され日陰者として生きてきたけど、へこたれず信仰を守り続けた成果により、今では正月に七福神詣でが出来るくらい大きな霊場へと復活叶ったよ!!――って事らしい。
明治時代の神仏分離の流れから、存在を否定された修験者・陰陽師。
その政策に影響を与えたのが著名な国学者の弁論だったとの事。
偉い学者の言葉に民衆や政府が扇動されるってのは、今も昔も変わり無く起きるもんだなとしみじみ思う。

 

 
↑皮肉はさて置き、箱根神社を下りて、芦ノ湖畔を散策。
未だこの頃は大勢の外国人旅行者が紅葉狩りを楽しんでおりました。
それが今じゃ閑古鳥鳴いてるとかで…新型コロナの流行が収束した後に旅館・ホテルは何軒残るか、考えたら不安になる。

宿泊するホテル方向へ芦ノ湖畔を歩いてくと、突き当たるのがデザートレストラン「サロン・ド・テ ロザージュ」。
山のホテルが経営する人気のカフェで、自分も過去に何度か訪れています。
その際のレポを書いてますので、宜しければお読みください。

↑「サロン・ド・テ ロザージュ」右横には、芦ノ湖上へ突き出た桟橋が在ります。
こちらも山のホテル所有で、元は岩崎小彌太男爵のプライベート桟橋だったそう。

「別邸時代、岩崎小彌太男爵が趣味のモーターボートを走らせたり、時には友人達の為に遊覧船をチャーターする等、桟橋は頻繁に利用されていました。
 ホテルになってからも定期観光船が立ち寄っていましたが、定期観光船が大型化されるにつれ、横着け出来なくなり、そのまま使われなくなってしまいました。
 その桟橋が新しくなったのは1993年(平成5年)の事。
 桟橋では別邸時代の様に、釣りやモーターボート遊びが楽しめるようになりました。」(←山のホテルHPより抜粋)

…当時の優雅な男爵ライフが伝わって来ますね~。
こういう暮らしを送る金持ちを近頃は「上級国民」と呼び攻撃する流れがネットにより形成されてるけどさ、金持ちには有るだけ遣って貰わないと国の経済回らない面も有ると思うのです。
銀座のクラブ通い良いじゃない、志村けん同様こんな時だからこそ助ける積りで店に集まったのかもしれん。
それで感染者出したら医療側への見舞金の形で、容赦無く大金取り立てるんなら、自分は謝罪の必要も感じない。
首相に謝罪させたって何にも残らないじゃないすか…と、最後は愚痴になってしまい、失礼しました。(汗)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする