瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

春なのに その3

2009年03月17日 20時05分33秒 | ハウステンボス雑感
ハウステンボスが誇るゴージャスホテル、「ホテル・ヨーロッパ」。
内海を庭に持ち、専用クルーザーでチェックインする事が出来る。
非日常的演出が可能な為、「ミンボーの女」・「ホテル」等々、映画やドラマの舞台に利用される事が多い。

館内はまるで美術館の様な趣き、19世紀ヨーロッパを思わせる調度品が、さり気無く鏤められている。
特に視線が惹き付けられるのがソファ、座るのが躊躇われるほど素敵なデザインなのです。
さながら貴族の為の椅子の如く。
広々としたロビー、高い天井、豪奢なシャンデリア、季節に合せた生花の飾り、目を疲れさせない穏やかな照明、立ち込めるポプリの香り…国内でこれだけ優雅な演出で溢れるロビーは珍しいかと。




↑そのロビーからフロア続きに内海に面して在るのが、「アンカーズラウンジ」。
朝は朝食会場、昼は喫茶、夜はミニコンサート会場と、時間によって様々な顔を見せてくれる、ホテルのメインラウンジでした。
が…実は去年、長らく人気を呼んでた「ウォーターコートコンサート」が終了してしまいまして。
この件についてはファンから文句続出、未だに収まらなかったり。
ナイトコンサートこそ、このラウンジの呼び物であったのに、それを止めちゃってどうするの?次何やるの??と、自分も不満いっぱい。
ちなみに止めた現在は、ゲームを貸し出してお客さんに好きに遊んで貰うって感じにしてるけど、自分が見た限りゲーム借りて遊んでる人は見ないなぁ。

コンサートを開催する経費ケチるより、夜間ラウンジにお客が来ない方が痛い気がするんだけど…。
てゆーかこれもスタッフ削減から来る決定なのかもしれない。
けどホテル・ヨーロッパの格調を高める演出の1つは、ウォーターコートコンサートが担ってた気がする。
夜毎ロビーから優雅な調べが聞えて来る→流石高級ホテルは違う、こんな経験日常じゃ有得ないよ。
そう考えるお客さんは多かった筈、言わばコンサートはロビーの花同様の存在で、無い=格を下げる事になってしまうと思うのだ。
他場内ホテルより値段を高く取って居ながら、他所と変り映えしないラウンジじゃあ、正直納得行かんでしょう。
せめて曜日限定で開催したら、その曜日に訪れる客が増えるかもしれん。
勿論完全復活してくれたら万歳だけどね。

実は終了後、1度復活したんですよ。
去年末の話なんすが、かなり盛況だったらしい。
1度復活したって事は、これからも可能性は有るなと、希望を捨ててなかったり。
まったりさんの記事によると、今年3/20~3/31にも目出度く復活するとか。
そんな訳で訪れた際は、フロントにコンサート復活の願いを申し出よう。
「文句」じゃなくって「願い」ね、「文句」だと逆効果になるだろうから。
復活した理由は、熱烈なファンコール有っての事でしょう。
このラウンジの未来、ひいてはこのホテルの未来の為にも、コンサートは続けた方が良いと考えてる。
高級感を売り物にしてるなら、非日常的演出は大事ですよ。




↑内海の中央に浮ぶ船着場(ポンツーン)、ラウンジで座ってる間、クルーザーが出入りする様をボーっと眺めてるのが好きだ。



↑春はこの船着場もチューリップで華やかに飾られる。(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/tulip/map/index.html)


コンサート終了後も、自分はアンカーズ・ラウンジへ足繁く通ってる。
特に出国前は此処かティークリッパーに寄るのが定番、それはこれからも変らない気がする。
高速船乗場「マリンターミナル」に近いのも有るけど、此処ほどゆったり寛げる場所は無いから。
同じく優雅さで売るティークリッパーが休業してしまうなら、余計このラウンジには何時までも優雅で在って欲しいなぁと願ってしまうのでした。
そんなアンカーズラウンジの注目デザートは「季節の果物を使ったフランベ」、春はきっと苺だろう。



【続】
コメント (2)
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