本日の写真…コージーコーナーの桜ロールケーキ。↑
中心のサクランボが酸っぱくて、結構美味しかった。
◆プリンセスバトン◆
・このバトンを受け取ったあなたは、今すぐプリンセスよ!
書く日記の言葉を、あなたがイメージする、りぼんやなかよしに出てくるような、乙女ドリーム満載の、きゃぴきゃぴルンルン★ハイテンションなプリンセス口調に全て変えてちゃうこと♪
・日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので、全然構わなくってよ!むしろ、口調はお姫様なのに、荒んだ大人のダークな事情の話なんかだと、かえって面白いかもしれないわね!ウフフっ!
・その日記記事の最後の締め括りは、「プリンセスパワー!メイクアーップ!」と、必ず叫んでね!きゃっいやぁん、恥ずかしい!o(≧◇≦*)oなんて言ってちゃダメ!ちゃんと捨てて叫びなさい…何かを。
・日記の最後に3人、次のプリンセスにふさわしい、あなたのお友達を選んでネ★まわす人の名前を記入するのを忘れちゃ、イヤンイヤンなのよ!
――私、寿姫子!中2!!
趣味は甘くて美味し~~いケーキを食べる事v
勉強もスポーツも大の苦手だけど、毎日楽しくスクールライフを満喫しているので~す♪
…そんな或る春の日の学校帰り…道の途中で変てこなピンク狐に遇っちゃったの!
「…ハジメマシテ、ワタシハキタノクニカラヤッテキタピンクノキタキツネ、『P』デス。」
「げげぇっっ!!狐さんが喋った!!!」
「…キツネデハアリマセン。ピンクノキタキツネデス。
モジスウガオオクナルトイケナイノデ、サッソクヨウケンヲイイマショウ。
アナタハゼンセ、ロイヤルセンシダッタヒトリ…『プリンセスビョリリン』ナノデス。
メザメノトキハキマシタ…サァ、カクセイスルノデス!」
――キャピル~~~~ン!!!
「え!?あっ!!何なの!?このピンクな光線!?――キャア~~~~!!!」
…気が付いた時、私はピンクの宇宙空間に浮かんでいて…私の格好はピンクのお姫様ドレスに…髪型は金髪縦ロールに変わってたの!!
「な…何よこの今時ダサダサなお姫様ファッションは~~!?
こんなの『王様のブランチ~姫様のお買い物~』コーナーでくらいでしか見かけやしないわよ~!!」
「…ソノスタイルコソ、アナタノゼンセデノスガタ…サァ、ソノカッコウデ、ハルニウカレルアクトウドモヲコラシメルノデス!」
「嫌~~~!!!何で私がこんな恥かしい格好で正義の味方ごっこしなくちゃならない訳ぇ!!?
ずぇ~~~ったい嫌ぁ~~~~~!!!!」
「…ワガママヲイウンジャアリマセン、プリンセスビョリリン。
サァ、コノ『プリンセスバトン』ヲウケトッテ――アア!?ドコヘイクノデス!?プリンセスビョリリン!!」
「良かった!!格好が元の制服に戻ってる!!あの格好はイメージだったのね!!
――ふ~んだ!!『ロイヤル戦士』なんてお断り!!悪いけど、他を当って頂戴よね~~!!」
「オマチナサイ!!プリンセスビョリリン…!!アナタニハセンシトシテノジカクガアルノデスカーー!?」
××××××××××××××××××××××××
ハァ…ハァ…ピンクのキタキツネ『P』から逃れて、東京花見の名スポット『飛鳥山公園』迄来てしまったわ…!
けど…此処まで来れば、もう安心ね…!
「…フフフッ…カンタンニワタシカラノガレラレルトオモッタラ、オオマチガイデスヨ、プリンセスビョリリン…!」
「キャー!!未だしつこく追い駆けて来たー!!」
「ワタシニモ、センダイノロイヤルセンシトシテノ、シメイガアルノデス。
イイカゲンニアキラメテ、コノ『プリンセスバトン』ヲ……」
「誰か助けてくれー!!!」
「はっ!?花見会場から、突然の悲鳴がっ!?」
「アレヲミテクダサイ、プリンセスビョリリン…!
ヒトビトガナゴヤカニハナミシテルナカ…コカンモアラワニ、オトコガオドリクルッテイマス…!」
「何ですって!??」
「『全裸マン』だ!!!酒に酔って『全裸マン』が現れたぞ!!」
「へっへっへ…!おらおら皆!!俺を見ろ!!見るんだ!!もっと見てくれ~~~!!!」
「嫌ぁ~~!!変態!!こっち来ないで~~!!!」
「泥酔し切ってるぞ…!危険だ!!早く逃げろ!!」
「うわぁ!!こっちに近付いて来たぞー!!」
「警察は未だ到着しないのかぁぁ!!?」
「体毛の処理もせずにストリップだなんて……何てマナー違反なの!!」
「プリンセスビョリリン、イマコソコノ『プリンセスバトン』ヲツカッテタタカウトキデス!――ハヤク!!」
「だーかーらー!!私が戦わなくても、おまわりさんに任せっちゃえば済む事でしょー!?」
「ランチキサワギノハヤルコノジキ…カクチデオコルモメゴトショリニオワレテ、ケイサツモテイッパイナノデス。
トウチャクヲマッテイテハ、ヒガイガカクダイスルバカリデスヨ!」
「わ…解ったわよ!!私が戦えば良いんでしょー!?
けど…これっきりですかんね!!」
不本意ながら『プリンセスバトン』を受取った私は、キタキツネ『P』の指示する通りに呪文を唱えたの。
「プリンセスパワー!!メイクアーップ!!!」
――パ~パ~パ~パ~パ~~~♪
チャッチャッチャチャ~♪チャッチャッチャチャッチャ~♪
チャッチャチャチャ~~~チャッチャ♪
チャラララ~ラ♪チャラララ~ラ♪チャラララ~ララララ~ラ♪
ウ~~~~♪ウ~ウ~~~…♪プリンセェ~~~ス♪ウ~~~~~♪
チャッチャッチャ~~~~♪――キャピーーーン…!!!
「おいてめェ!!…何で俺を真直ぐ見ねぇ…!?
只で良いもの見せてやってんだ…ちゃんと穴の開くまで凝視して堪能しやがれぇぇ…!!」
「うっ…だ…誰がそんな…ヒバゴンみたいに醜悪な体…!」
「何だとぉぉ!!?」
「ぐはぁぁ…!!」
「――待ちなさい!!!」
「誰だっ!?」
「桜の枝の上に誰か登ってるぞ!!」
「なんてマナーの悪いヤツだ!!」
「金髪縦ロールにピンクのロココ調ドレス…変態か!!」
――チャラッチャチャチャ~チャチャチャッチャッチャチャチャ~♪
――チャラッチャチャチャ~チャチャチャッチャッチャチャチャ~♪
「灰色の受験シーズンが終り、人々が憩う春の行楽シーズン日本晴れ!!
そんな平和な午後を乱し、花も恥らわす乱暴狼藉猥褻暴れん棒将軍!!
このロイヤル美少女戦士『プリンセスびょりりん』が――
――姫に変ってぇ~~お仕置きよぉぉ!!!」(←ビシィ!!とポーズ取りつつ)
「ふん!…言えた義理無く、変な格好した姉ちゃんが…生意気に説教かましてくれてんじゃねぇよぉぉぉ!!!」
「――え!?あ!やぁ~~~!!こっち向って来る~~!!嫌ぁ!!来ないで~~!!」
「トビオリテニゲテドウシマスカ!?プリンセスビョリリン!!
チャントタタカイナサイ!!」
「だってだってだってぇ~!!全裸で胸毛脛毛剥き出しにした男と戦うなんて、気持ち悪くて出来ないよぉ~~!!」
「おらおらおらおら!!さっきの威勢はどうしたぁぁぁ!?」
「オチツキナサイ!!プリンセスビョリリン!!
タテロールヲムシッテ、テキニナゲツケルノデス!!」
「はぁぁ!?縦ロールを毟る~!??そぉんな事したらハゲちゃうよ~!!」
「ダイジョウブ、アナタノタテロールハ、『タテロールボム』トイウナノ、バクダンニナッテルノデス!
ムシッテモスグニハエテキマス!」
「…そういう事なら!!――喰らいなさい!!『縦ロールボム』!!!」
――チュド~~~ン!!!
「うわぁぁ!!最早テロだぁぁぁぁぁ!!!」
「警察は何処で何してんだよぉぉぉぉ!!!」
「は、花も散って…!!死んじまうぅぅぅぅ…!!!」
――チュド~~~ン!!!
――チュド~~~ン!!!
――チュドドド~~~ン!!!
「…くっ……丸腰の相手に、飛び道具とは、何て卑怯なヤツだ…!!
よぉし、ならばこっちも!!」
「ああっ!?その他郎さんがっっ!!」
「その他子ちゃあんっっ!!」
「…大人しくしろぉぉ!!人質がどうなってもいいのかぁぁ!!?」
「――しまった!!その他大勢キャラだと思って、全く警戒してなかったわ…!!」
「へへへ…大人しく負けを認めねぇと……こいつの服引き千切ってすっぽんぽんにして、俺同様に大勢の前でストリップさせてやるからなぁぁ!!」
「嫌だぁぁ!!!その他子ちゃんにだって見せた事無いのにぃぃ…!!!」
「止めてぇぇ!!!私とその他郎さんは、もう直ぐ結婚する予定なのよぉぉ!!!」
「…婿入り前の若い男を人質に取るなんて…なんて卑怯な…!!
――ねぇキタキツネの『P』!一体どうすれば良いの~~!?」
「ウムム…ドウニモコマリマシタネ…!」
放送初回から大ピーンチ!
続きはCMの後、チャンネルはそのままでね!
――パパパパ~~~♪…ウ~~ウ~ウ~~~♪ プリンセェ~~ス♪(←アイキャッチ)
――CM――
大村湾に浮かぶ人工の王国……そこはレディの誰もが、プリンセスに変れる世界…。
少女の頃、夢見ていた贅沢…夢見ていた風景が、確かにそこに在る…。
ヨーロピアンリゾート――ハウステンボス。
プリンセスの御到着を、お待ちしています。
――パパパパ~~~♪…ウ~~ウ~ウ~~~♪ プリンセェ~~ス♪(←後半開始)
「…さぁさぁどうする!?早く負けを認めねぇと、こいつがお婿にいけなくなるぜぇ!!」
「いい嫌だぁぁ!!!助けてくれぇぇぇ…!!!」
「その他郎さぁぁん…!!!」
『……どうしよう…どうすれば良いの…!?』
「…よぅし…返事が無ぇなら…思い切ってぇぇ…!!」
――ビリリッッ…!!
「あああ~~~!!!」
「駄目ぇぇ!!その他郎さんを辱めないでぇぇぇ…!!!」
…ジャララン♪ ――パシィィン…!!
「――痛ぇ!!!…誰だ!?俺の顔面に首都圏お花見マップをぶつけやがったのは!!?」
「しめた!!人質から手が離れたわ!!――2人とも!!この隙に早く逃げて!!!」
「その他子ちゃん…!!」
「良かった…その他郎さん…!!」
「くっ!!しまった!!!…ちくしょお!!誰だ!?邪魔しやがったのは!??」
「見ろぉ!!!桜の枝の上に、また変な奴が登ってるぞ!!」
「ゴザシートをマントにして笑ってやがる!!…変態だ!!」
「この首都圏お花見マップ、目ぼしいお花見スポット全てに日付が記してあるぞ!!」
「何ぃ!?まさか全て場所取りしてあるって言うのかぁぁ!?」
――チャララチャ~ララ~ララ~♪
――チャ~ララ~ララ~♪
「ストリップは若く美しい女性が演じてこそ花。
己の醜悪ストリップショーだけでなく、他の男にまで強いる悪しき企み…
この『ゴザシート仮面』が、断じて許さん…!!
――今だ!!プリンセスびょりりん!!正義の鉄槌をお見舞いしてやれ!!!」
…チャ~~~♪――チャチャ♪
「…って結局私が倒さなくちゃいけないのぉ~~!??」
「アノオトコノイウトオリデス、プリンセスビョリリン!!
アナタノハイテルガラスノクツデ、アイテノウィークポイントニ、トドメノケリヲイレテヤリナサイ!!」
「………解ったわよ。やればいいんでしょ~~もぉ~~~~!!!」
――ジャキーン!!
チャララッチャ~チャチャチャ~ラ~ラ~♪
チャララッチャ~チャチャチャ~ラ~ラ~♪
チャ~ララ~ララ~~~~♪
「プリンセス・クリスタルシュ~~~ズ…キィ~~~~~ック!!!!」
――コカーーーン…!!!!
「……し……真珠を詰めとけば良かったぁ~~~~~…!!!」
――ちゅどどどどぉぉ~~~~ん…!!!!!
「やった…倒したわ…!!」
「アア!?プリンセスビョリリン!!
イツノマニカ、アノ『ゴザシートカメン』ノスガタガ、キエテイマス!!」
「ええ!?……本当だ…!!
何処に行っちゃったんだろう…?
…何者なんだろう…?あの人……。」
××××××××××××××××××××××××
こうして…被害は公園一帯迄に抑えられ…皆の憩いの場所に、平和が戻ったの…。
けど何なんだろう?この胸騒ぎ…。
これで終らない様な…そんな予感がする…!
【次回予告】
――チャチャチャチャ~ラ~~ララ~ラ~ララ~ラ~ラララ~ラ~~♪
キタキツネの『P』が持ってた『プリンセスバトン』は、私の以外にも、3本有ったの!
バトンに刻まれていた文字を解読すると――そこには次のプリンセスの名前が!!
次回、『次のプリンセスはかるらさん、のおさん、真牙さんの3人なの!?』で――
――プリンセスパワー!メイクアーップ!
『プリンセスバトン』は、愛のメッセージ。
……え~~…色々ルール違反して御免、Pさん。
書いてたら何時の間にか小話なっちゃいました。(恥笑)
もうお嫁にいけない…。(←今更)
指名致した方々、こういうバトン(←失礼、Pさん)なんで、宜しければで結構ですから。(笑)
中心のサクランボが酸っぱくて、結構美味しかった。
◆プリンセスバトン◆
・このバトンを受け取ったあなたは、今すぐプリンセスよ!
書く日記の言葉を、あなたがイメージする、りぼんやなかよしに出てくるような、乙女ドリーム満載の、きゃぴきゃぴルンルン★ハイテンションなプリンセス口調に全て変えてちゃうこと♪
・日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので、全然構わなくってよ!むしろ、口調はお姫様なのに、荒んだ大人のダークな事情の話なんかだと、かえって面白いかもしれないわね!ウフフっ!
・その日記記事の最後の締め括りは、「プリンセスパワー!メイクアーップ!」と、必ず叫んでね!きゃっいやぁん、恥ずかしい!o(≧◇≦*)oなんて言ってちゃダメ!ちゃんと捨てて叫びなさい…何かを。
・日記の最後に3人、次のプリンセスにふさわしい、あなたのお友達を選んでネ★まわす人の名前を記入するのを忘れちゃ、イヤンイヤンなのよ!
――私、寿姫子!中2!!
趣味は甘くて美味し~~いケーキを食べる事v
勉強もスポーツも大の苦手だけど、毎日楽しくスクールライフを満喫しているので~す♪
…そんな或る春の日の学校帰り…道の途中で変てこなピンク狐に遇っちゃったの!
「…ハジメマシテ、ワタシハキタノクニカラヤッテキタピンクノキタキツネ、『P』デス。」
「げげぇっっ!!狐さんが喋った!!!」
「…キツネデハアリマセン。ピンクノキタキツネデス。
モジスウガオオクナルトイケナイノデ、サッソクヨウケンヲイイマショウ。
アナタハゼンセ、ロイヤルセンシダッタヒトリ…『プリンセスビョリリン』ナノデス。
メザメノトキハキマシタ…サァ、カクセイスルノデス!」
――キャピル~~~~ン!!!
「え!?あっ!!何なの!?このピンクな光線!?――キャア~~~~!!!」
…気が付いた時、私はピンクの宇宙空間に浮かんでいて…私の格好はピンクのお姫様ドレスに…髪型は金髪縦ロールに変わってたの!!
「な…何よこの今時ダサダサなお姫様ファッションは~~!?
こんなの『王様のブランチ~姫様のお買い物~』コーナーでくらいでしか見かけやしないわよ~!!」
「…ソノスタイルコソ、アナタノゼンセデノスガタ…サァ、ソノカッコウデ、ハルニウカレルアクトウドモヲコラシメルノデス!」
「嫌~~~!!!何で私がこんな恥かしい格好で正義の味方ごっこしなくちゃならない訳ぇ!!?
ずぇ~~~ったい嫌ぁ~~~~~!!!!」
「…ワガママヲイウンジャアリマセン、プリンセスビョリリン。
サァ、コノ『プリンセスバトン』ヲウケトッテ――アア!?ドコヘイクノデス!?プリンセスビョリリン!!」
「良かった!!格好が元の制服に戻ってる!!あの格好はイメージだったのね!!
――ふ~んだ!!『ロイヤル戦士』なんてお断り!!悪いけど、他を当って頂戴よね~~!!」
「オマチナサイ!!プリンセスビョリリン…!!アナタニハセンシトシテノジカクガアルノデスカーー!?」
××××××××××××××××××××××××
ハァ…ハァ…ピンクのキタキツネ『P』から逃れて、東京花見の名スポット『飛鳥山公園』迄来てしまったわ…!
けど…此処まで来れば、もう安心ね…!
「…フフフッ…カンタンニワタシカラノガレラレルトオモッタラ、オオマチガイデスヨ、プリンセスビョリリン…!」
「キャー!!未だしつこく追い駆けて来たー!!」
「ワタシニモ、センダイノロイヤルセンシトシテノ、シメイガアルノデス。
イイカゲンニアキラメテ、コノ『プリンセスバトン』ヲ……」
「誰か助けてくれー!!!」
「はっ!?花見会場から、突然の悲鳴がっ!?」
「アレヲミテクダサイ、プリンセスビョリリン…!
ヒトビトガナゴヤカニハナミシテルナカ…コカンモアラワニ、オトコガオドリクルッテイマス…!」
「何ですって!??」
「『全裸マン』だ!!!酒に酔って『全裸マン』が現れたぞ!!」
「へっへっへ…!おらおら皆!!俺を見ろ!!見るんだ!!もっと見てくれ~~~!!!」
「嫌ぁ~~!!変態!!こっち来ないで~~!!!」
「泥酔し切ってるぞ…!危険だ!!早く逃げろ!!」
「うわぁ!!こっちに近付いて来たぞー!!」
「警察は未だ到着しないのかぁぁ!!?」
「体毛の処理もせずにストリップだなんて……何てマナー違反なの!!」
「プリンセスビョリリン、イマコソコノ『プリンセスバトン』ヲツカッテタタカウトキデス!――ハヤク!!」
「だーかーらー!!私が戦わなくても、おまわりさんに任せっちゃえば済む事でしょー!?」
「ランチキサワギノハヤルコノジキ…カクチデオコルモメゴトショリニオワレテ、ケイサツモテイッパイナノデス。
トウチャクヲマッテイテハ、ヒガイガカクダイスルバカリデスヨ!」
「わ…解ったわよ!!私が戦えば良いんでしょー!?
けど…これっきりですかんね!!」
不本意ながら『プリンセスバトン』を受取った私は、キタキツネ『P』の指示する通りに呪文を唱えたの。
「プリンセスパワー!!メイクアーップ!!!」
――パ~パ~パ~パ~パ~~~♪
チャッチャッチャチャ~♪チャッチャッチャチャッチャ~♪
チャッチャチャチャ~~~チャッチャ♪
チャラララ~ラ♪チャラララ~ラ♪チャラララ~ララララ~ラ♪
ウ~~~~♪ウ~ウ~~~…♪プリンセェ~~~ス♪ウ~~~~~♪
チャッチャッチャ~~~~♪――キャピーーーン…!!!
「おいてめェ!!…何で俺を真直ぐ見ねぇ…!?
只で良いもの見せてやってんだ…ちゃんと穴の開くまで凝視して堪能しやがれぇぇ…!!」
「うっ…だ…誰がそんな…ヒバゴンみたいに醜悪な体…!」
「何だとぉぉ!!?」
「ぐはぁぁ…!!」
「――待ちなさい!!!」
「誰だっ!?」
「桜の枝の上に誰か登ってるぞ!!」
「なんてマナーの悪いヤツだ!!」
「金髪縦ロールにピンクのロココ調ドレス…変態か!!」
――チャラッチャチャチャ~チャチャチャッチャッチャチャチャ~♪
――チャラッチャチャチャ~チャチャチャッチャッチャチャチャ~♪
「灰色の受験シーズンが終り、人々が憩う春の行楽シーズン日本晴れ!!
そんな平和な午後を乱し、花も恥らわす乱暴狼藉猥褻暴れん棒将軍!!
このロイヤル美少女戦士『プリンセスびょりりん』が――
――姫に変ってぇ~~お仕置きよぉぉ!!!」(←ビシィ!!とポーズ取りつつ)
「ふん!…言えた義理無く、変な格好した姉ちゃんが…生意気に説教かましてくれてんじゃねぇよぉぉぉ!!!」
「――え!?あ!やぁ~~~!!こっち向って来る~~!!嫌ぁ!!来ないで~~!!」
「トビオリテニゲテドウシマスカ!?プリンセスビョリリン!!
チャントタタカイナサイ!!」
「だってだってだってぇ~!!全裸で胸毛脛毛剥き出しにした男と戦うなんて、気持ち悪くて出来ないよぉ~~!!」
「おらおらおらおら!!さっきの威勢はどうしたぁぁぁ!?」
「オチツキナサイ!!プリンセスビョリリン!!
タテロールヲムシッテ、テキニナゲツケルノデス!!」
「はぁぁ!?縦ロールを毟る~!??そぉんな事したらハゲちゃうよ~!!」
「ダイジョウブ、アナタノタテロールハ、『タテロールボム』トイウナノ、バクダンニナッテルノデス!
ムシッテモスグニハエテキマス!」
「…そういう事なら!!――喰らいなさい!!『縦ロールボム』!!!」
――チュド~~~ン!!!
「うわぁぁ!!最早テロだぁぁぁぁぁ!!!」
「警察は何処で何してんだよぉぉぉぉ!!!」
「は、花も散って…!!死んじまうぅぅぅぅ…!!!」
――チュド~~~ン!!!
――チュド~~~ン!!!
――チュドドド~~~ン!!!
「…くっ……丸腰の相手に、飛び道具とは、何て卑怯なヤツだ…!!
よぉし、ならばこっちも!!」
「ああっ!?その他郎さんがっっ!!」
「その他子ちゃあんっっ!!」
「…大人しくしろぉぉ!!人質がどうなってもいいのかぁぁ!!?」
「――しまった!!その他大勢キャラだと思って、全く警戒してなかったわ…!!」
「へへへ…大人しく負けを認めねぇと……こいつの服引き千切ってすっぽんぽんにして、俺同様に大勢の前でストリップさせてやるからなぁぁ!!」
「嫌だぁぁ!!!その他子ちゃんにだって見せた事無いのにぃぃ…!!!」
「止めてぇぇ!!!私とその他郎さんは、もう直ぐ結婚する予定なのよぉぉ!!!」
「…婿入り前の若い男を人質に取るなんて…なんて卑怯な…!!
――ねぇキタキツネの『P』!一体どうすれば良いの~~!?」
「ウムム…ドウニモコマリマシタネ…!」
放送初回から大ピーンチ!
続きはCMの後、チャンネルはそのままでね!
――パパパパ~~~♪…ウ~~ウ~ウ~~~♪ プリンセェ~~ス♪(←アイキャッチ)
――CM――
大村湾に浮かぶ人工の王国……そこはレディの誰もが、プリンセスに変れる世界…。
少女の頃、夢見ていた贅沢…夢見ていた風景が、確かにそこに在る…。
ヨーロピアンリゾート――ハウステンボス。
プリンセスの御到着を、お待ちしています。
――パパパパ~~~♪…ウ~~ウ~ウ~~~♪ プリンセェ~~ス♪(←後半開始)
「…さぁさぁどうする!?早く負けを認めねぇと、こいつがお婿にいけなくなるぜぇ!!」
「いい嫌だぁぁ!!!助けてくれぇぇぇ…!!!」
「その他郎さぁぁん…!!!」
『……どうしよう…どうすれば良いの…!?』
「…よぅし…返事が無ぇなら…思い切ってぇぇ…!!」
――ビリリッッ…!!
「あああ~~~!!!」
「駄目ぇぇ!!その他郎さんを辱めないでぇぇぇ…!!!」
…ジャララン♪ ――パシィィン…!!
「――痛ぇ!!!…誰だ!?俺の顔面に首都圏お花見マップをぶつけやがったのは!!?」
「しめた!!人質から手が離れたわ!!――2人とも!!この隙に早く逃げて!!!」
「その他子ちゃん…!!」
「良かった…その他郎さん…!!」
「くっ!!しまった!!!…ちくしょお!!誰だ!?邪魔しやがったのは!??」
「見ろぉ!!!桜の枝の上に、また変な奴が登ってるぞ!!」
「ゴザシートをマントにして笑ってやがる!!…変態だ!!」
「この首都圏お花見マップ、目ぼしいお花見スポット全てに日付が記してあるぞ!!」
「何ぃ!?まさか全て場所取りしてあるって言うのかぁぁ!?」
――チャララチャ~ララ~ララ~♪
――チャ~ララ~ララ~♪
「ストリップは若く美しい女性が演じてこそ花。
己の醜悪ストリップショーだけでなく、他の男にまで強いる悪しき企み…
この『ゴザシート仮面』が、断じて許さん…!!
――今だ!!プリンセスびょりりん!!正義の鉄槌をお見舞いしてやれ!!!」
…チャ~~~♪――チャチャ♪
「…って結局私が倒さなくちゃいけないのぉ~~!??」
「アノオトコノイウトオリデス、プリンセスビョリリン!!
アナタノハイテルガラスノクツデ、アイテノウィークポイントニ、トドメノケリヲイレテヤリナサイ!!」
「………解ったわよ。やればいいんでしょ~~もぉ~~~~!!!」
――ジャキーン!!
チャララッチャ~チャチャチャ~ラ~ラ~♪
チャララッチャ~チャチャチャ~ラ~ラ~♪
チャ~ララ~ララ~~~~♪
「プリンセス・クリスタルシュ~~~ズ…キィ~~~~~ック!!!!」
――コカーーーン…!!!!
「……し……真珠を詰めとけば良かったぁ~~~~~…!!!」
――ちゅどどどどぉぉ~~~~ん…!!!!!
「やった…倒したわ…!!」
「アア!?プリンセスビョリリン!!
イツノマニカ、アノ『ゴザシートカメン』ノスガタガ、キエテイマス!!」
「ええ!?……本当だ…!!
何処に行っちゃったんだろう…?
…何者なんだろう…?あの人……。」
××××××××××××××××××××××××
こうして…被害は公園一帯迄に抑えられ…皆の憩いの場所に、平和が戻ったの…。
けど何なんだろう?この胸騒ぎ…。
これで終らない様な…そんな予感がする…!
【次回予告】
――チャチャチャチャ~ラ~~ララ~ラ~ララ~ラ~ラララ~ラ~~♪
キタキツネの『P』が持ってた『プリンセスバトン』は、私の以外にも、3本有ったの!
バトンに刻まれていた文字を解読すると――そこには次のプリンセスの名前が!!
次回、『次のプリンセスはかるらさん、のおさん、真牙さんの3人なの!?』で――
――プリンセスパワー!メイクアーップ!
『プリンセスバトン』は、愛のメッセージ。
……え~~…色々ルール違反して御免、Pさん。
書いてたら何時の間にか小話なっちゃいました。(恥笑)
もうお嫁にいけない…。(←今更)
指名致した方々、こういうバトン(←失礼、Pさん)なんで、宜しければで結構ですから。(笑)