瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

『ハウステンボス』を知っていますか?

2005年11月19日 18時04分17秒 | ハウステンボス雑感
そうそう!『ハウス』、『テン』、『ボス』と3つに区切って『10人のボスの家』って…


――違う!!!


正解は、オランダ語で『森の家』という意味です。


オランダのベアトリクス女王が現在お住まいの宮殿は、周囲の緑濃い環境から、『森の家』と国民から呼ばれ、親しまれている…その宮殿を忠実に再現し、パークの象徴として置く際に、パーク全体の呼称もそう決めたそうです。


長崎県佐世保市に展開された広大なテーマパーク。
しかして唯の『テーマパーク』で非ず。
実際には『エコノミーとエコロジーが共存する街』

いや、『共存の可能性を探る為の未来実験都市』と呼べるかも。


此処に来て先ず驚く事、それは電柱が1本も無い事です。
全てのライフラインを地下に潜らせているのですね。
凄いな~と感心しましたよ。


話ちょい逸れますが、阪神大震災有ったじゃないですか?
酷い震災でした…揺れで建物が次々と倒壊したのもショックでしたが、その後の火災の酷さ…想像を絶してました。

地震が収まっても尚拡大し続ける火の恐怖。
TVでね、朝番でやってたの丁度観てたんですよ。
女の子がね、現場にリポーターとしてやって来てた福留アナにね、泣いて訴えてる。

「この下に…瓦礫の下に…家族が埋まってるんです…!!
 お願いです…助けて下さい…!!誰か助けて下さい…!!」

火がじりじりと近付いて来てて…でも助けは何時まで待っても来なくて…

福留アナも、

「…そうなんだ…」

としか、その女の子に言ってあげられなくてね…。

助けたくても皆助けられないんですよ!!
助ける為の重機も何も無かったから!!
周りに居る人達も被害に遭ってて、自分や自分の家族を助けるだけでも精一杯だったから!!

済みません、TV観てた時…私、呑気に朝ご飯か何か食べてました。
今思い出しても胸が痛む光景です。

じりじりと近付く火。
そこかしこで救援を求める声。

多分、あの女の子の家族は亡くなったでしょう。


火災の原因の多くは、電柱が倒れてショート、木とかに火が燃え移った事からだったそうです。
地震が襲った後、ライフラインが切断されたでしょう?
水道は公共(苦笑)だったから、復旧までかなりの時間を要したけど、電気は違ったんで直ぐさま復旧されたんですよ。
「災害に遭って、何時までも暗い中に居ては、不安を増幅してしまうだろうから~」って…でもその気遣いが仇となった。


更に話逸れますが、「ガスより電気のが安心。これからは安全クリーンな電気の時代♪」って風潮、自分は疑問です。
私の友人にですねー、正に電気中心の生活してる奴が居りまして。
キッチンで調理するのも電気使ってなんですよ。
自分も使わせて貰ったんですがね。
怖いんですよ、使っててむしろ!
実際には『熱』が発生してるのに、形として見えないから!
火が点いてれば気を付けられるじゃないですか?「触れたら熱いぞ~」って。
でも見えないから!水零してジュッッ!!とか音した時に、初めて「そこに熱が発生してる」って判るっつう。
…なので、ガスのが私には安心出来ます。(笑)
供給する会社も予め気を配ってて、何か異常有った時は直ぐストップする様な仕組にしてくれてますしね~。


え…大分話ズレちゃって、話何処までしてたか忘れちゃいましたが(汗)、


兎に角此処は徹底した街造りしているよと。
他にも、道殆ど煉瓦敷きにして雨水が地面に滲み込む様にしたり、植樹する時は大木じゃなく苗木にして街の成長と併せたり。

ノー電柱イズムと同じ位感心したのが場内の『照明』。

初め訪れた時から不思議だったんですよね~。
ほら、街灯なんかによく蛾とかが寄って来るじゃないですか?
そゆ事が無いんですよ、昼間は結構虫居るっつか多い、夏なんか蝉じゃんじゃん鳴いてます、蜻蛉飛び回ってます、蚊は少ないけどな(←これにも秘密有)。

何でかな~?と長い事不思議に思ってたんですが、ハウステンボス十周年記念特設サイト観て謎が解けました。
場内ではオレンジ(関係無いけど、良いよね…オレンジカラー…心が休まるよ←笑)の照明が幅利かせてるんですけどね、これナトリウム灯だったか?後で自メモ見直してみますが(汗)、虫が忌避するんですって、自然と。

良~く~考えてるな~~と頗る感心しちゃいました。
完璧です、完璧な街システムです!
建築に詳しい方ならもっと多くの点に気が付かれるんじゃないかな?


この国家レベルの大規模街造りをやってのけたのは、或る理想に燃えた数人の男達です。(あ、此処ね、是非『プロジェクトX』のテーマ曲流して読んで下さい。)
ふくちゃんさんのブログにとても解り易く紹介されてますので、頭にh付けて飛んでみましょう。

→ ttp://huis.exblog.jp/m2005-02-01/ 

…済みません、勝手に紹介してしまいまして…で、こんなジャンル不明瞭なブログにリンクまんま貼ると申し訳無いんで、まんまでは貼らず。(汗)


実は私はハウステンボスを知るまで、「自然と人間の文化は共存出来ない」と思い込んでました。

自然を守るというのなら、人間は皆殺しでもしなきゃならない。
人間の文化守るというのなら、自然は最早諦めて失くす方向に向うしかないだろう、と。


ハウステンボスという存在を知って…

実はやれば出来るんじゃないの?
っつか出来るんじゃん!!
もしかして未来に希望が持てる!?

…と、嬉しくなった。

明るい未来に向って頑張ってる方が、世の中にはちゃんと居るんだな~という事に、嬉しくなったんですね~。

こゆ頑張ってる方が創り上げた街…これからも、そこに在って欲しいんですよ。



何か堅い話になっちまって申し訳無い。(照笑)

まぁそんな難しいテーマ持って訪れようとしなくて良いんですよ。(笑)
楽しい所ですから、ネズミーランドと同じ様にして廻りさえしなければ!



長崎空港から高速船使って約50分、バスも有るけどやはりワクワク感持って入国するなら高速船で。
そう、此処に訪れた時は『来場』とは呼ばずに『入国』、んで帰る時は『出国』…ハウステンボス仲間の間では、来場の時が『帰国』?心の故郷だから、かな。

四方を陸に囲まれ『琴の海』とも称される波穏やかな大村湾、暫くして、次第に姿現す森に包まれし煉瓦の王国。

――それが、ハウステンボスです。

時は止まり(←そんな様に思える)、カロヨンの音が響き、美しい花々が咲き誇る、浪漫の都。
そろそろ紅葉も見頃を迎える事でしょう。

夜の帳が降り、街に暖かなオレンジのイルミネーション灯る頃、かつての大航海時代に日本を目指し、オランダより海を越え渡って来た帆船、デ・リーフデ号(や、勿論レプリカですが)が泊まるオレンジ広場にて、華麗な花火の宴が開かれます。

海上で開く、大輪の華。

イルミネーションが煌びやかに灯っていても、此処の街からは星が良く見えるのです。
星の輝きに混じって、次々と地上に降り注ぐ光の飛礫。


本当に素敵な所なんですよ。


私が下手に説明するよりも、実際に写真で観た方が手っ取り早いだろうから、公式サイトのリンク、ブックマークに入れときますね。
行く予定は無い方でも、写真集観る感覚で、是非覗いて観て下さいませv


あ、上の写真の説明~、去年の今頃に行った時の、早朝のパレスハウステンボス前庭の写真です。
此処は場内にホテルが4軒在りまして、泊まれば朝から夜までずっと居られて、好きな時間にうろつけるのが楽しいのですよ、また♪

…済みません、画像UPがどうにも下手してしまった様なので、再度書き直しUPです。

皆様、お見苦しい所お見せしてしまい、失礼致しました!!!(汗)
コメント (6)
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