kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

頭の上のできごと

2017年04月14日 | 生活
白黒の
小さな鳥
つがい

頭上でさえずり
イチョウの木に
移った


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セザンヌ先生!!

2017年04月13日 | 生活
世の中のことを
もっと知りたい

イチョウの芽

緑(小)

バスに乗り遅れた女性が
西に向きを変えて
歩き出した


っと思った
目前を見たことがある人
セザンヌ先生だった
「セザンヌ先生!」
何年ぶりだろう
「あ、まだ筑前煮は作っているかね?」
筑前煮がわたしの印象深いことなのだった
あんなにたくさんを話したというのに
そして互いの
近況報告

セザンヌ先生は
西へ向かった
出会いというのは
凄いことだ
あの時
セザンヌ先生と会わなかったら
どうなっていたのだろう

おそらくは
役目を終えたセザンヌ先生は
わたしの前から
ふうっと
消えていった

出会いは偶然ではない
出会うべき人に
出会うべき時に
出会うのだ
そして
役割を終えたら
どっちかが
去ってゆき
次の役割に向かって
歩いてゆく
セザンヌ先生は
西へ行った


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の街角

2017年04月12日 | 生活
風は
強く
吹いている

新緑はきれい
青い
空も

ベージュのコート
背にマジックで
十字架が描かれていた
その男は
西へ向かった




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アレルギー性鼻炎

2017年04月11日 | 生活
ずっと
雨が降っていた

アレルギー性鼻炎
鼻がつまり
口呼吸するので
喉が痛くて
夜に何度も起きてしまう

鼻孔をふくらます
バンドエイドのようなテープ
それをしている人がいて
「これいいですよ」
っていうものだから
商品名をわざわざメモして
手渡していただいた
早速
買って
夜に貼る

凄いのは即効性
おかげで
朝まで
ちゃんと眠れた



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝昼夜

2017年04月09日 | 生活


雨が降ると
八百屋は
外に出した野菜を
店内にしまう

配置換えして久しい八百屋は
いつもお客さんがにぎわい
大将は大声で売り言葉を言う
「これは学生(農学部)が作ったやつだから、形はわるいけど安いよ」
とか

ここに通って10年くらい
大量のショウガを安く買い
ニンジンを買う



荒子川公園へ
わたしたち
昔から3人で歩き
話し
時には歌い
食べて
時を過ごす
桜並木はアジア人でいっぱいで
日本の桜を一緒になって
見ては歩きスマホで撮る
多国籍になることは
素敵
言葉は通じにくくても
笑顔で会話ができるから
笑顔以上の言葉は他にない

きれいな桜並木を
おしゃべりしながら
どこまでも歩いてゆく
亀を見つけ
うれしいわたし
今日はお風呂にはゆかず
いつものラーメン屋で
ラーメンをすすり
コーヒー屋に入って
笑って笑って
じゃあまたね



歌いましょう
誘われたので
ギターを持って
お店に入る
何を歌おう
あれを歌おう
昨日から考えて
予定通りの
二曲を歌い
久しぶりに
拍手をもらった

加川良の『流行歌』を
歌い
涙が出そうだった
もう一曲は
自分の作った歌『夜になったら』

こんなきっかけで
人前で歌うなんて

うれしかったのは
歌い終わって
客席に戻るとき
もう一度
拍手をもらったこと
そんな豊かな夜は過ぎ
窓から
夜の桜の花びらが
白く見え
ウクレレの響きに
耳を傾けていた




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨に濡れる

2017年04月08日 | 生活
青い空が見える
赤く夕日が染まる
雲は風に流され
白い月が光る
星がたくさん見える

雨が降る
雨粒が降る
あなたの服が濡れる
石も濡れる
草も濡れる
わたしの靴は
雨の前で
立ち止まる

見おろす
大地のざわめき

太陽、太陽

雨は
露天風呂にも降り
濡れながら
わたしたち
ずっと


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教え

2017年04月07日 | 生活
高僧
無言の教え



三日目

車引きの歌を
その数日前
歌っていた

ずっと
教え
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木と呼ばれて

2017年04月06日 | 生活
くもり雨 斜陽


唐黷ス大きな木
無言の教え

最後まで
木であった
木と呼ばれた

そのように
わたしも
生きよう
そう改めて
思った

懐かしい人に
大きな木が唐黷スことを
伝えるために
電話した



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きな木

2017年04月05日 | 生活
南風(なんぷう)

欠けた人々
公園
わたしも
見えないかもしれないけれど
欠けているので
ホッとする


大きな木が
唐黷スということを
知った

その木陰で休み
果実を食べて
栄養にした
春には緑の葉っぱを出して
夏は蝉が鳴いた
鳥は行き交う
秋は実をつけ
落ちて
拾って
冬は裸木であっても
来たる春を思わせた

あの冷たい冬
木枯らしが吹き
雪も積もった

それでも
大きな木は
わたしを
守った
与えた
考えさえ
歩き出させてくれた

ごわごわした幹にさわり
木でありながら
海を思わせた

誰もが空を仰ぐ
言葉を探すため


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春風

2017年04月03日 | 生活


バナナ
デニーズ

春風
梢の新芽
南風にのって
こころが転がってきた

千円札を握った男が
北へ向かった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

激しい一日

2017年04月02日 | 生活
眠れぬ夜からの
朝の道
地下鉄乗って
ドアを開けて

ホッとして
ホッとし過ぎて
歩けない
缶コーヒーを
石の上に座って
飲む
疲れた

歩いてみよう
あの角を
あの家を

37年前の
家の跡地は
外車売りに
変わって久しい
「さようなら 過去」
と口で言って
電話が鳴って
「青い空」の言葉のことを
坂道をのぼって
話してみる

夕に
蛇池の桜
池のぐるりを
歩いてみると
やっぱりいた



さあ
気張ろう


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする