kotoba日記                     小久保圭介

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   『御嶽山』

2024年07月16日 | 生活詩















 
 
     『御嶽山』



若い時は泣いた
泣くのはもう なくなった

怒られると
泣いた

悔しくて
泣かずに
頑張った

よくここまで生きてきたもんだ
目に見えない苦しみは
誰にも判らない

だから
その人を思っている
思うだけで
その人が救われると
経験で思う

自分の
証拠を見せたことはない
それは野暮

泣くことを 超えていくと
無表情になる
感情を得られるなんて
たかが知れていて
思って考えるのが
大きな無表情だ

朝の御嶽山の青を
見ている
遠い山って
本当に青く見える

私はこれから何回泣くんだろう
未来はどこにもなく
過去もたいしたことじゃない

ねえ
御嶽山って
遠くから見ると
青く

海みたいに
遠くから見ると
青いのに
透明

目に見えないものは
透明で
立っている
山は尊さだ

ニコニコ笑っていれば
道は開ける
どっこいしょ
どっこい



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