kotoba日記                     小久保圭介

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木の芽時は忙しい

2020年04月20日 | 生活
  

  

雨のちくもり

朝から雨
カッパと長靴を履いて
出かける
けれど
今の時期の雨は
寒くはない
まあしっかり
防寒はしているから
そう思うのかもしれない

結局
昼にやむはずの雨は
午後になっても
ずっと降っていた

友人は
週に一日
欠勤となって
週休3日の優雅生活
月給だから
給料は変わらずだろうけれど
ボーナスがたいへんかも
会社だってどうなるか
判らない

そんなことは関係なし

ばかり
電話でこう言った
「木の芽時は忙しいんだよな」
訊くと
庭の手入れがたいへん
そんなに大きくない
庭だけれど
芝があって
そのまわりに
鳥が糞をして
勝手に発芽した
南天の木であるとか
いろんなものが
自然発生的に芽吹いてきていて
その生態系に
ちょっと農家の人みたいに
手を加え
いろんな草木が生えるように
工夫している
もうすぐトマトの苗だそうだ
大きなトマトがなって
近所に配ったという

けれど
彼の家は
田舎ではない
むしろ
都会の
マンションの
一階の
小さな
庭だ
どうだろう
畳3畳ほどかな
その周りに
花や木
作物がある
ほぼ芝


写真(下、2012年5月5日撮影)は
彼が作った巣箱
鳥も来るけれど
結局
この巣箱は
鳥は好まず
だったそうです。。。

彼は半田市の生まれで
お父さんは急須に般若心経を描く絵師
見せてもらったけれど
その字の小さいこと
職人気質の家で育った彼は
角材を拾ってきて
仏像を何体も彫る
ニスを塗って
仕上げる

お母さんは農家の方
小さい時から
たくさんの作物の作り方
収穫の時期
肥料や土
を見聞し
手伝いもしただろう
いろんな知識がある

絵も描く
詩を小説も書く
歌も最近
人前で歌いはじめた
いろんなものを
手作りする
なんでもやっちゃう
飲み屋で美味しいアテがあると
レシピを教えてもらい
美味しいものを
簡単に作っちゃう
どれだけ食べさせてもらったことか

ご子息は元証券マン
今は何をしているかわからないという
栄あたりで事務所を友人と開き
ビジネスをしているという
とにかく優秀なご子息は
俊太郎君
詩人 谷川俊太郎から
名前を頂戴するほどの
文学好き


博才があり
昼間からビールを飲んで
競馬場の芝に寝転んで
一万円ほど遊ぶ
だいたい元は戻るという
欲があるようなないような
お金に関しては
勤労者だけれど
ふわふわしている

だから
宝くじもよく当たる


彼の本棚には
文学がぎっしり
川崎長太郎から中原昌也まである
彼は最近
山頭火の句集を
作っている
そういう人間は言う
「木の芽時は忙しいんだよなあ」
なんてね
いい感じ

いつも春一番コンサートや
熊野へ一緒に行く
いつもお互い好き勝手なので
どこかでだいたいの時間で
落ち合わせて
自由にぶらぶらする


今年もゴーヤ
作ろう

らっきょうも漬けよう

ああ楽し





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