kotoba日記                     小久保圭介

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雨を待っている

2019年08月19日 | 生活
雨が降りそうだ
だから
クーラーをけして
窓をあけた

風鈴が鳴る

雨が降りそうだ
けれど
空は雲っている
雨粒はまだ落ちてこない

風が吹いている

雨が降りそうだ
きっと
そのうち降ってくるだろうことを
期待して
待っている

扇風機の音

雨が降りそうだ
大好きな歌を聞きながら
雨を待っている
この歌を聞いていると
自分が自分に帰っていける
そこには
素朴な自分が立っている

雨が降りそうだ
窓の外をずっと見ているけれど
まだ降ってこない
鈴虫と蝉の鳴き声が

歩いている時に
聞こえた
秋と夏の真ん中を歩いていた

雨よ
待っているのだ
熱い地面を濡らしてほしい
熱くなった地球を冷やしてほしい
わたしの動揺も
鎮めてほしい

雨が降りそうだ
風がいよいよ強くなってきたから
もうすぐ来る
大量の水が
白いしぶきとなって
空から
降ってくるのだ
それを見たい
風鈴が鳴っている
扇風機も


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