kotoba日記                     小久保圭介

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サルスベリの木

2012年11月13日 | 生活
薄紫の花を咲かせていた、
サルスベリの木に、
のこぎりが入りました。
あああ、
と僕は見ていました。
いとも簡単。
その木に愛着を持っている、
宮崎さんも、
見ていたらしく、
「サルスベリの木が切られました」
と言うと、
「知ってる」
と宮崎さんは言いました。
僕らは、
根こそぎ、
なくなったサルスベリがあった場所に、
目を向けて、
つるつるした幹を、
思いました。
この木の種は、
宮崎さんの庭に蒔かれています。
三つ。
一つでも、
年月をかけて、
芽吹くと良いのに、
と思いました。
宮崎さんも、
きっと、
自身で蒔いた種から、
薄紫の花が咲くのを、
胸で瞬間、
思っていたのかもしれません。

元気がないときは、
花の近くに寄ると、
良いのだそうです。
花は凄い力で、
咲いているので、
その力を得ることが、
できるのだそうです。
夏、
僕はよく、
切られたサルスベリの木の下に、
いました。
花の盛りだったし、
木陰も作ってくれたので。
蜂やアリもいました。
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