郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

2020年10月23日 | 日記

 孫は果物の中で柿が嫌いだと食べようとしない。私たちは贅沢なと思う。農家にはどこの家でも柿の木が1本はあった。家人の実家(祖父の家)では広い畑に渋柿から甘柿、百目柿から小さな柿、長い柿から平たい柿といろいろな種類の柿の木が散在し10本以上はあったと思うと言う。竹竿の先端を少し割って棒切れを挿し、それを柿の実の枝に挟んで捻〔ひね〕って枝ごと実を取るのである。大きな木は登って取ったり、背丈の低い木はたわわに実がなり枝が垂れ下がるので苦労をせずに手でもぎ取ることが出来る。柿を齧〔かじ〕ると昔の柿だから種があったし、果肉にタンニンの黒いゴマが多いと甘いので姉と見せ合って勝った負けたと騒いでいたものです。子どもの頃は常に柿が食べれる状況なので貴重性がなく、それほど美味しいと思ったことはないが今では高く売られており、美味しいと思う。時は流れ、実家は取り壊され、畑は整地されて何もないと家人は寂しく言う。 

 今日の夕食は、


 ◆鶏もも肉のバターレモンソース ◆生ハム ◆アサリチャウダー ◆ご飯
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