夏に向かって体が調整しているせいか、新聞読みに精が出ない。かといって何をしているわけでもない。これではいけないとスポーツバイクを買う予定で調べているが、何が自分にとって適切かが分からない。そんなこんなで気持ちがあやふやで本気度が薄いのであれば自転車を買っても仕方がない。優柔不断で思い切りがない自分に呆れている。いや、見放しているここ数日である。
空地に、太陽に向かいどんどん伸びることから「あうひ」(仰日)が「あおい」になった立葵の花が「赤」「白」「ピンク」と咲いている。この花の花言葉は、垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていくので「大志」とか「野心」である。この花を見習わなければならない。
また、ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)。だから「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名もある。早く天辺まで咲いてくれないかなぁ~。〔…と自分のやる気のなさを梅雨の所為にしている。〕
因みに、この花の学名Althaea roseaの Althaea (アルテア)はギリシャ語のalthaino(治療)が語源。人類が薬として用いた最古の花といわれており、立葵の仲間は薬効があるものが多い。立葵は利尿作用があり、根は蜀葵根(ショクキコン)という漢方薬の原料となる。肌をリラックスさせ美容効果もある。また、花は乾燥させてお茶にしたり、天然の着色料として利用されている。
京都・葵祭のアオイは双葉葵でウマノスズクサ 科の多年生ツル草で木陰の地面を這い、短い茎に二枚のハート形の葉と薄い紅紫色の花をつける全く別品種である。この葵(昔は「あふひ」と言う)は一本の茎からスーッと二股に分かれて立ち上がり対称的に葉が付いており、二つの葉が会っているかのような形から来ています。