旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

スースのリバトと塔

2019-03-12 15:00:00 | チュニジア
7世紀イスラムの首都カイロアン(ケロアン)を内陸20㎞ほどに控える港スースは、654年にイスラム王朝の支配下に入ってから特に重要になった。

そこを守るために造られた要塞は修道士の住居を兼ねていたのでこのribatの名前で呼ばれる。街で最も古い塔↓

8世紀にはすでにあったという↓

スースの港はビザンチン帝国(=東ローマ帝国)との最前線にあたり、常に臨戦態勢が敷かれていた。

キリスト教からイスラム教の統治下となり、土地の私有や売買は禁止。酒もゲームも音曲さえ禁止されたそうだ。「リバト」はスラム教神秘主義修行僧の修道場をあらわす言葉でもある。

かつての監視塔に、今も頂上まで登ることができる。




↓「ムラード(修道士)」戦士が住んだ中庭が見下ろせる↓

となりのグランド・モスクの中庭を俯瞰↓港も遠くない↓

360度カメラで撮ってみた(^_^;)

↓中庭をを囲む二階の南側はモスクとしてつかわれていたのだ↓


↓狭い入口左右二本の柱は古代遺跡の再利用だろう。もとは落とし格子があったそうだ。

↓少し離れてみると



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スースのカスバ(考古学博物館) | トップ | スースのメディナを歩く »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。