旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

スースのカスバ(考古学博物館)

2019-03-12 14:00:00 | チュニジア
「カスバ」とは要塞という意味。これはスースの港に立つ8世紀の塔リバトから見たところ。

一千年以上前も、港を見張る番兵はこんなふうにカスバを見ていたのだろう。
チュニジア独立までは監獄として使われていたが今は考古学博物館になっている。
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スースの街の入口あたりでランチをしようということになった。
ガイドのシュクリさんはこの街に住んでいるので、日頃自分の行く新鮮な食材が食べられる店をよく知っている↓

↓どのぐらい新鮮かというと…

入ってすぐに鮮魚コーナーと肉コーナーが並んでいたわけだ

サカナは詳しい我々日本人↓

↓肉は日本ではこんな風に売られていないからちと戸惑う。ラムのあばらを選んだら、巨大な包丁でまさに「チョップ」してくれた

↓直火ですぐに調理開始

↓簡単なテーブルにて

↓焼き魚、やっぱりおいしいです

↓肉は、やっぱりちょっと焼きすぎ感がある

付け合せはこんな↓焼き立てパンがおいしい

↓最後にミント・ティーをサービスしてくれた

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スースは城壁で囲まれた古都。
きのう訪れたカイロアン(ケロアン)が内陸の首都だったので海に面したスースは特に重要だった。
「カスバ」は城壁内のさらに城壁に囲まれた軍の駐屯地だった場所↓

入口も昔の雰囲気↓二十世紀には刑務所として使われていたとのことで、
あ、たしかに刑務所の入口の雰囲気かも。

だが、内部は全面改葬されて機能的な考古学博物館になっている
↓もともと水槽だったモザイクはもとの形状がわかるようにして展示↓

↓描かれているのは海の幸をつかさどる神オケアヌスですね↓彼は英語の「オーシャン」の語源

↓海馬ヒッポカンポスを操るのはポセイドン

↓漁をする図に描かれた魚はとてもリアル

ローマの人々は基本的に魚を食べていたというのがよく理解できる

↓こちらもオケアヌスです

↓表情を上手にとらえている




↓こちらはオフの役者さんたち

↓こちらは演じている光景か


↓モザイクは正面から見たいが床に展示してあってはなかなか難しい
↓なのでこんな工夫をしてくれている

↓メドゥーサがはっきり見えます


↓キリスト教時代になってからの洗礼漕も見事


↓★おもしろかったのは同じデザインの作品があつめられていたこれ

※ぴんっときたお話こちらに書きました

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展示セクションから要塞の見張り塔部分へあがってゆく






丘の上のこのカスバから古代からの港が遠望できる

この塔は灯台だったし、今でも灯台だときいた。

どんなふうになるのかしらん







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