ジジババのたわごと

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なんと姑息な! 野党へ提出前に相談せよとは

2008年10月08日 | Weblog
野党から資料を求められたとき、「各省庁の判断で資料を提出しないで、自民党の国対に相談するように」と、自民党が各省庁に指示していた。
消された年金改ざん、汚染米の不正流通、道路特定財源のムダ使い、居酒屋タクシーなどなど次々に明らかになる役所のボロを、これ以上さらされてはたまらないという思惑か? なんとまあ、姑息なやり口だろうか。
一方受けた農水省では、「自民党国対の承認が得られなければ内容を修正すること」としていたというから、あいた口がふさがらない。

「どれだけの事故米が販売されたのか」で、農水省と会計検査院の説明が異なっているが、確認中を理由に農水省がデータを出し渋っているのは、自民党への影響を気にしているためだといわれている。
厚労省でも、後期高齢者医療に関する資料を、要求された民主党より前に自民党に提出していたという。

「事前検閲にあたる」と野党側が反発するのも当然だ。提出する前にチェックするというそのこと自体が検閲といえる。
「三権分立の観点から問題だ」というのもそのとおり。
行政府が持つ情報の管理は各閣僚が責任を持って行うべきもので、自民党が直接指示すべきことではない。
自民党がこれまで官庁を牛耳ってきた裏口を見せられた感じだ。

今までベールに包まれていたことが少しずつ国民の前にあぶりだされてきた。うまい汁を吸ってきた者にとっては、あからさまになっては都合の悪いことばかりだろう。
ねじれ国会になったことでの功罪が取りざたされるが、政治と行政の実態に風穴が開いたことが何と言っても大きい。


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